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Event Report

■ 質問コーナー その1
 
司会 「それでは、旦那様にはここで、リフレッシュをしていただきたいと思います。」
司会の言葉の後に、お世話係が温かいおしぼりを手渡します。
両手をしっかりと拭いた後、几帳面にくるくるとおしぼりを丸めてテーブルの端にそっと置く中村さん。
次に用意されたのは、銀色に光るナイフとフォーク。「肉ですか?」との言葉に、会場からは笑いが起こります。
司会 「残念ながらお肉は出ないのですが、当家自慢のスイーツをご賞味いただきたいと思います。
もうしばらくお時間をいただきますので、
その間に質問コーナーに入らせていただきたいと思います。
題して、『答えて旦那様』のコーナーでございます(笑顔)」
会場からは大きな拍手が起こります。
司会 「ここでは事前にご来場のお嬢様(お客様)にご記入いただいた質問に、
バシバシ旦那様にお答いただきたいと思います。旦那様、心のご準備はよろしいでしょうか?」
中村さん 「はい、大丈夫ですよ」
司会 「それでは早速第一問に参りたいと思います。
その素敵ボイスがプライベートで役立ったことはありますか?」
会場 「(笑)」
中村さん 「(会場を見渡しながら)これ書いたの誰?プライベートってどういうことですか?」
司会 「お仕事以外で、ご友人との関係の間でしたりとか…」
中村さん 「役に立たないっスよ(笑)…さすがに…。
あー、僕の声ってロートーンで出てくるので、ご年配の方に挨拶をした時に、『まぁ、お若いのにしっかりしてらっしゃるわね』って。 『騙されてやがる(黒い笑い)』とか、そんなのはありましたけど」
司会 「落ち着いている感じに見られるということですかね」
中村さん 「そうですね」
司会 「他にはございますか?」
中村さん 「無いですねー…なんかこれ使い道あるんですか?(会場を見つめる)…無いですよね」
司会 「例えば、声フェチの人に惚れられてしまったとか」
中村さん 「声フェチの人をどうやって探し当てればいいんですかね?聞いて回るんですかね?」
会場 「(笑)」
中村さん 「『あなた声フェチの方ですか?』『ああ、そうですか』みたいな(笑)」
司会 「見た目で分かればいいんですけれども……残念です」
中村さん 「残念です」
会場 「(笑)」
 
司会 「それでは次の質問でございます。
中村さんは、『受』と『攻』でどちらの方が演じやすいですか?やはり、お相手にもよりますか?」
中村さん 「……うーん………演じてみてですね、
両方やってみてどっちかっていうと、『受』の方がやりやすかったです」
ここで、会場からは息をひそめたような小さなざわめきが起こります。
中村さん 「何で笑う?」
会場 「(笑)」
中村さん 「(司会者を見上げ)私今、何か面白いこと言いました?質問に答えただけなんですけど(笑)
『受』のほうが演じやすかったですね。」
司会 「それは、どういった理由からでしょうか?」
ここで中村さん、椅子に背をつけ、「うーん…」としばらくの間考えているご様子。
司会 「もともとの気質が…?」
中村さん 「気質…(笑)…あー、『受』気質ですかね?」
会場 「(笑)」
中村さん 「何ですかね…(首を傾げつつ)…何ですかね…あのー、僕が春に演じたアニメの全部の役が、
起用理由に『へたれ』ってあったんですよ。 へたれ向きらしいんですよ、声が。
で、僕がへたれな芝居をしてるんだと思うんですけど、たぶんそれが『受』に合っていると思うんですよ。
『攻』をやると、所々やっぱり弱いって言いますか、へたれっぽいっていうダメ出しがありましたから…」
会場 「(笑)」
司会 「『ラブネコ』でも、イラスト的にはどちらかというと攻っぽい感じで描かれているんですが、
実際に私もコミックを読んだりCDを聴かせていただきまして、
まぁ色々と…ああいった感じがいいのではないでしょうか?」
中村さん 「いいんですかね?(笑)」
会場 「(笑)」
中村さん 「はい、頑張ります」
 
司会 「それでは次の質問でございます。中村さんは、よく『落ち着いている』と言われるそうですが、
そんな中村さんが緊張するのはどんな時でしょうか?」
中村さん 「僕、緊張しないんです。(キッパリ)いいですか?これで(笑)」
会場 「(笑)」
司会 「緊張しやすい私に対して、アドバイスをお願いします、ということですが、いかがですか?」
中村さん 「僕緊張しないんで、アドバイスできないんですよ。
どなたですか?緊張されるというのは…言えないですよね」
司会 「また、同じお嬢様から、
声や喉に普段から気を付けていることがありましたら教えてください、との事です」
中村さん 「声や喉…うがい手洗いくらいしか…後、僕は寝る時マスクして寝ます」
司会 「マスクは結構いいと聞きますね」
中村さん 「しないと朝、乾燥してガラガラになったり、なんか変な物飲み込んでる時があるんで、たまに」
会場 「(笑)」
中村さん 「あるんですよ、たまに。違和感を感じる時が。『なんか俺食べたの!?』みたいなのがあるんですよ」
会場 「(笑)」
司会 「やはり全然違いますか?」
中村さん 「違いますね。調子がいいと思います」
ここで、デザートを手にしたフットマンがステージ上に登場します。
司会 「丁度、何やら届いたようでございます」
フットマンの手にしたデザートプレートを覗き込む中村さん。
司会 「こちらは当家自家製の『スワロール』でございます」
中村さん 「スワロウテイルだけに『スワロール』なんですか?誰ですか?名前付けたの」
会場 「(笑)」
司会 「正式には、『スワロウ・ロール』と申します(笑顔)」
ここで、じっくりとケーキをご覧になる中村さん。
司会 「ぜひお召し上がりください」
司会の言葉に、「いただきます」と言いながら、フォークを手にする中村さん。
たくさんのお客様の前ということで、はにかみながらもプレートに飾られていたイチゴを「ぷすっ」とフォークで一刺し。
 
 
司会 「ケーキには目もくれず、まずイチゴから(笑)」
「ぱくっ」とイチゴを頬張る中村さん。
「お味はいかがですか?」という司会の言葉に、「いやー。美味しいですね……イチゴ…ですよ」という答えに、会場から笑いが起こります。
「いや…ロール部分が食べにくい…」と言いつ、スポンジ部分をひとすくいすると、「ぱくっ」と一口。


中村さん 「はい。何ともまぁ美味しい(笑)どうですか?皆さんも」
司会 「こちらは本日旦那様のために特別にシェフが用意をしたものですので…」
中村さん 「分りました。じゃあこの辺に置いておくんで(言いながら、客席の方へプレート移動します)見なさい」
会場 「(笑)」
司会 「デザートに合わせまして用意させていただきましたのは、ニルギリという、インドの紅茶でございます」
ここで、中村さんは紅茶を一口。


司会 「カップは皇室の方々もご愛用されております、
大倉陶園で作られました、お屋敷オリジナルカップでございます。
ソーサーには薔薇と蝶が描かれています。いかがでございますか?」
中村さん 「…はい(笑)」
会場 「(笑)」
司会 「(笑)ま、特にコメントもなく…(笑)」
中村さん 「なんか…美味しいんじゃないですかね…美味しいんですけど、
何か僕、違いが分らない男なので(言いつつカップを見つめる)なんか…いいですよー(笑)」
会場 「(笑)」
司会 「美味しいものは美味しいということで」
中村さん 「美味しいとしか言いようがないんですよね」
司会 「味の宝石箱…とかですね、色々と表現なさる方はいらっしゃいますが、
あえて何か付け足すとしたらいかがでしょう?(期待!)」
この司会の言葉に噴き出す中村さん。
中村さん 「(困)…うーん………こう…口の…中に広がる…?」
たどたどしく、だんだんと声のボリュームが小さくなっていく中村さん。
その様子が何ともいえずに可愛らしかったです。
司会 「はい、ありがとうございます」
会場 「(笑)」

そして、ここから質問コーナーへと戻ります。
司会 「はい、それでは次の質問でございます。
今朝、起きた時の気持ちはいかがでしたか?」
中村さん 「起きた時…先程(サイン中に)何人かの方にはお話ししたんですけれども、
今日、二度寝をしてしまいまして、結構危うかったんです。
9:30にマネージャーと待ち合わせをしていたんですけど、家を9時過ぎに出たんですよね。
『あっ、これヤバイね』と思いながら、まぁのんびり来たんですけれども(笑)
なので、ホント余裕無かったです。寝ておりました。最初に起きた時は、『ヤバイ』です(笑)気持ちは」
会場 「(笑)」
司会 「でも、ゆっくり…」
中村さん 「はい(笑)」
司会 「マイペースな旦那様でございますね」
会場 「(笑)」
 
司会 「それでは次の質問です。ご主人様と執事さん。
なれるとしたらどちらになりたいですか?また、その理由も教えてくださいという質問です」
中村さん 「うーん…執事やってみたいですね」
司会 「それはどうしてですか?」
中村さん 「いや、分かんないですけど(笑)なんか、こういうプレートとかを出すんですよね?」
司会 「はい。スイーツをお出ししたり、さまざまなお世話をさせていただいております」
中村さん 「あー…じゃあ、やります…」
司会 「執事が家にいるとしたらいかがですか?」
中村さん 「それがですか?」
このお答えに、会場から「それ?」と小さく突っ込みが入ります。
中村さん 「僕、ちょいちょい言葉おかしいですか?(笑顔)」
会場 「(笑)」
中村さん 「あー、家には居てほしくないです」
司会 「では、メイドさんだったらいかがですか?」
中村さん 「メイドって女性ですよね…いや、でも居てほしくないです」
司会 「基本お1人が…」
中村さん 「(即答)1人がいいです」
司会 「自分1人のお城ということでしょうか」
中村さん 「そうなんです(笑)」
 
司会 「次の質問でございます。もし声優になっていなかったら、何の職業に就いていましたか?
サラリーマンの中村さんは想像できません、という内容です」
中村さん 「僕は、養成所を出た後に劇団にいたんですけど、その時の1番偉い人に全く同じことを言われまして、
『お前はサラリーマンになんなくてよかったね』と『絶対無理だ』みたいな事を言われたんですけど、
何で無理だと思うんですか?(会場の皆さんに問いかける中村さん)」
会場 「(笑)」
中村さん 「意外とできると思いますよ。サラリーマン」
ここで会場を見ながら苦笑いする中村さん。
中村さん 「何人か首横に振りましたね。僕、顔覚えますからね(笑)」
会場 「(笑)」
司会 「どんな所がサラリーマンに向いていないという印象を皆さんに与えていると思われますか?」
中村さん 「あっ、向いていない印象?(笑)」
司会 「先程お話しにあった劇団員の方は、どういったところが向いていないとお話しされていたのでしょうか?」
中村さん 「いや、笑って答えてくれないんですよ。『何でですかー?』って聞いたら、『あはははははっ』って。
そんな感じでしたよ」
司会 「声優になって良かったな、という事ですね」
中村さん 「そうですねー(何度も頷く)」
 
司会 「そんな、サラリーマンには向かないという旦那様ですが、猫はお好きですか?
という質問でございます」
中村さん 「猫は好きです」
司会 「また、飼ってみたい動物がいたら教えてください、とのことですが、いかででしょうか?」
中村さん 「猫飼いたいですよ」
司会 「ちなみに今飼っている動物などは?」
中村さん 「何にも飼ってないです」
司会 「過去や未来ではいかがですか?」
中村さん 「予定では猫を飼いますけど」
司会 「犬よりは猫派ですか?」
中村さん 「実家にいた時は、犬も猫も鳥も飼ってました。後、カメも飼ってました」
司会 「カメも?」
中村さん 「本当にいっぱい飼ってて。鳥はつがいで飼ってましたね。猫は3匹くらいトータルで飼ってました。」
司会 「結構ぽんぽこぽんぽこ子供を産んで…?」
会場 「(笑)」
中村さん 「いや、重複した時期ではなくてですね、飼って、まぁなんだかいなくなって、
飼っていなくなってっていうのの繰り返しなんですけど、同時期に2匹とかは無いんです」
司会 「今はお忙しいですから、動物のお世話をする時間もなかなか作れないかと思いますが…」
中村さん 「猫…猫って飼うの難しいんですかね?」
司会 「犬よりは、猫は気まぐれですので構わなくてもいいと聞きますが」
中村さん 「猫は散歩させなくていいらしいので、狭い空間にいる方が安心できる動物ということで。
犬は散歩させないとストレスになるらしいですけど、猫は散歩させることがストレスらしいので、猫の方がそういった意味ではいいかなぁと思って」
司会 「散歩する手間もかからないということで」
中村さん 「とか、家に帰れない時に家に1匹で置いておいても、ストレスをそんなに感じないらしいので」
司会 「そうですね。以前、私の友人でハリネズミを飼っていた者がおりまして」
中村さん 「ハリネズミ!?」
司会 「ハリネズミは飼えるらしいです」
中村さん 「……どうやって愛でるんですか?」
会場 「(笑)」
司会 「そこなんです、問題は。愛でようにも針が痛くて愛でる事ができないので、手の上に乗っけるだけ…」
中村さん 「(笑いながら手のひらを返し)えー、こういう…この状態が愛でている状態なんですかね?」
中村さん、手のひらにハリネズミを置いたようにしながら、
「お前ー、可愛いなぁー」と言いながら、手のひらを色々な角度から眺めます。
会場 「(笑)」
司会 「人になつかないらしく、すぐ脱走するらしいです」
中村さん 「なつかないの!?なつきもしない…へぇー……じゃあ飼います」
会場 「(笑)」
司会 「丁度いい距離感が保てるかもしれませんね(笑顔)」
中村さん 「はい」
会場 「(笑)」
 
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