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Event Report

■ イベントの様子 その3
ここからは、質問コーナーに戻っていきます。
司会 「『黒い愛情』で、緑川さん演じる加藤の美しいキスの音が大好きなのですが、
どうしたらそんなに美しいキスの音を奏でられるのでしょうか?
その際に、注意している点などがありましたら教えてください。
もし、実演していただけたら死ぬほど嬉しいです。ということでございます」
緑川さん 「そうですねー。やっぱりそのシーンに合ったちゅうを」
司会 「キスの音というのは、効果音ではなく、実際に演じていらっしゃるんでしょうか?」
緑川さん 「そうですね。いろいろあるんですけど、あの、ちゅぱって音がするのが全てではないので、
鼻息だけとか(ここで緑川さん、息で表現するキスの音を実践されます)聞こえないかなー?
実際聞こえないくらいの音なんですよね。すごく音量を上げてくださってるんだと思うんですけど」
司会 「若干、空調の音が憎らしい感じでございますね」
会場 「笑」
緑川さん 「まぁ意外とこれは多用するかもしれませんね。鼻息だけっていうのは。
で、後は、軽い感じだと手を使えば楽なんですけど、手を使わなくても…
(ここで、口だけを使い、キスの音を表現される緑川さん)あんまり(音を)拾ってないかなぁ?
(言いながら、もう一度実践される緑川さん。『チュッ』っという音がマイクから会場に聞こえます)」
司会 「聞こえましたでしょうか?皆様」
ここで、頷く会場の皆さん。
緑川さん 「まぁ、キス音がこだましても困りますけどね」
会場 「笑」
司会 「手を使うというのは?」
緑川さん 「手を使うっていうのは、(ここで手を使い、キスの音を実践される緑川さん)
こういう風にすれば簡単なんですが、台本を持つ都合上、結構大変なんですよ。
こっちも出動するとなると」
司会 「なるほど。キスの引き出しはたくさんあるということですね」
緑川さん 「そうですね」
司会 「大変貴重な実演でございました。皆様、拍手をお願いいたします」
会場からの大きな拍手に、ぺこっと笑顔でお辞儀をされる緑川さんでした。
司会 「それでは次の質問でございます。
今まで色々な役を演じてこられた緑川さんですが、アニメやゲームなどさまざまあると思うんですが、 もし一日お好きなキャラクターになれるとしたらどのキャラクターになりたいでしょうか?
また、そのキャラクターになって何をしたいですか?という質問でございます」
緑川さん 「そうですねー。いっぱいなりたいものはありますけど、僕、意外と魔法の世界が好きなんで、
スレイヤーズという作品の『ゼルガディス』っていう役を演じたことがあるんですけど、
魔法とかをいっぱい使うんですよ。
(ここで、ふっと苦い表情になる緑川さん)あぁー、でもなぁ…あの外見はどうなのかなー…」
会場 「笑」
緑川さん 「あ、やっぱ今のナシ(笑顔) えっとぉ…流川君かな」
会場 「あぁー」
司会 「大変爽やかなキャラクターでございますね(笑顔)
何か…作った意見といいますか…(笑)」
会場 「笑」
緑川さん 「(笑)いや、そんな事無いですよ」
司会 「スレイヤーズのキャラについて続きをお話いただければと思います(笑)」
緑川さん 「いやぁ、あのね、外見が岩みたいな感じなんですよ。
好きでなったわけではなくて、それにコンプレックスをもっているので」
司会 「呪いとか、そういうことでございますか?」
緑川さん 「そうですね。だから、魔法は使えるけど、きっとその気持ちも引き継ぐんだろうなと思うと、
ちょっとブルーになっちゃったんで(笑)」
司会 「(笑)魔法も引き継ぐけど、コンプレックスも…」
緑川さん 「だからちょっと、嫌かなぁっと思って」
司会 「では、魔法を使えるとしたらどんな魔法を使ってみたいですか?」
緑川さん 「そうですね、そりゃぁもちろん世界が平和になるような」
会場 「笑」
緑川さん 「これ黒いですかね?(笑)」
司会 「当家のお坊ちゃまとしては、たてまえのお答えでございますね」
緑川さん
・会場
「笑」
司会 「当家のお坊ちゃまとして、本音のところはいかがでございますか?」
緑川さん 「本音の部分はねー、いつでも喉がベストコンディションになれば良いと思うんですけど、
それは贅沢なことですね。仕事は楽しいですし、好きだから、自分の思う計算通りに
芝居が出来ないと、ものすごくストレスになるんですよ。
だから、風邪とかでそうなっちゃう場合もあるし、喉を使いすぎてなってしまうこともあるし、
それが、いつでもベストの状態にしてくれるんだったら、それに越したことはないですね」
司会 「光お坊ちゃまの喉が常に潤って、ベストコンディションになるように、
私もお祈り申し上げております」
ここで、デザートを進められる緑川さん。
緑川さん 「じゃあさっき『ハイジ』をいただいたので、『クララ』にしようかな」
言いながら、フォークとナイフを手にする緑川さん。
司会 「では、次の質問でございます。
毎日必ずこれをやらないと気がすまないということはありますか?」
司会の質問を聞きながら、ケーキを切り分けていた緑川さん、
緑川さん 「『クララ』がぐちゃぐちゃに…」
と、呟きます。お皿の上に乗ったケーキがぐちゃぐちゃになってしまっていました。
会場 「笑」
司会 「光お坊ちゃまはそれどころではございませんね(笑)
『クララ』は大変生々しいチーズでございますので、すぐに崩れてしまいます(笑)
すくうのも難儀でございます(笑)」
司会の言葉に笑いながらうんうんと頷く緑川さん。会場からは大きな笑いが起こります。
何とかケーキを口に運ぶ緑川さんでした。
司会 「それでは、質問に戻らせていただきます。
必ずこれをやらないと気がすまないものはございますか?
ということですけれども、いかがでしょうか?」
緑川さん 「携帯をいじりまくる」
司会 「携帯でございますか?お坊ちゃま、何気に現代っ子でございますね」
緑川さん 「そうですね、色々と用途はあるんですけど、自分のブログを見たり、
コラムを書いたり、電話したり、なんかそれがあれば何でも出来ちゃう感じですね」
司会 「携帯でゲームはなさいますか?」
緑川さん 「携帯でゲームはあまりしないですね。今使ってる携帯が、すごく自分好みの色で、
デザインもすごくよくて、常に見ていたい触っていたい、そんな感じです」
司会 「ちなみにどのようなお色ですか?」
司会の問いに、ごそごそとポケットに手を入れる緑川さん。
司会 「今お持ちですか?」
緑川さん 「薄いブルーです」
言いながら、ポケットの中から携帯を取り出し、皆さんの前に披露してくださいました。
司会 「おしゃれな携帯でございますね」
緑川さん 「メディアスキンのweb限定ので、抽選で当たって買いました」
司会 「さすがでございますね。くじ運も強くていらっしゃいますね」
司会の言葉にガッツポーズをとる緑川さん。
会場 「笑」

司会 「メディアスキンということは、触り心地が他のものとは違うんでしょうか?」
緑川さん 「違いますね」
司会 「もし差支えがございませんでしたら、指一本で触らせていただいてもよろしいですか?」
司会のお願いに、「いいですよ」と快く携帯を差し出す緑川さん。
その携帯に人差し指でつんと触れる司会の春日君。
司会 「大変吸い付くような感じでございますね。
これは手放せないというお気持ちが分かるような気がします(笑顔)」
緑川さん 「笑」
司会 「お坊ちゃまは、携帯電話がお好きなんでしょうか?」
緑川さん 「好きって言うか、家にいる時間が圧倒的に少ないんですが、
その割りに文章を書く仕事が多いんですよね。
だから、最初は家で普通にコラムとか書いてたんですけど、時間がなかなか取れないので、
携帯で打つようにしました。その一つは、隔週で2,200文字とか書かなくちゃいけないんですよ」
司会 「2,200文字というと、原稿用紙にして5枚半、大変な量でございますね」
緑川さん 「あと、毎週400~500文字のコラムも書いてて隔月でも1,500文字とか」
司会 「私、お馬鹿なので計算が出来ないのですが(笑)何文字になるでしょうか」
緑川さん 「他にもまだあるんで、結構大変です。移動時間とかにやったりとかしてますね」
司会 「この話を聞いてしまいますと、今後光お坊ちゃまのお書きになられたブログやエッセイなどは、
姿勢を正して一礼してから読まなくてはいけませんね」
会場 「笑」
司会 「それでは次の質問にまいります。
BLCDでは緑川さんと平川さんのカップリングが大変多いですが、私はお2人のカップリングが
大好きです。…あ、ここまでは感想でございました(笑)
緑川さんは、平川さんとのカップリングの場合、受けるのと攻めるのとではどちらが
演じやすいですか?
また、アフレコ時の面白エピソードなどがありましたら教えてください、とのことです」
緑川さん 「冒頭でも言いましたけれども、あんまり攻められてる印象は無いんですね。
受けでも僕のキャラが強気だったりするので、僕的には攻めてる印象があって、
普通に話してても、平川君はああいう感じなので、からかうと面白いです(笑)」
会場 「笑」
緑川さん 「真に受けるので、酷いことはしないですけど、そんな事無いですよーっていうくらいの
感じのほうが、なんか会話的に楽しいですね。あっ、ちょっとSかもしれない(笑)」
会場 「笑」
司会 「収録中のエピソードなどはいかがですか?」
緑川さん 「収録中はねぇ、やっぱりどうしても受け側のほうが台詞が多くなるっていう
ケースが多いんですよ。
で、この作品も平川君の台詞が多くて、お話も心理学がテーマっていう事もあって
難しかったんで、大変だなーって思って、自分だったら出来ないって思ったんですよ」
司会 「(笑)今回のCDは二枚組みということだったんですけれども、
一番最後のトラックに、平川さんとのフリートークが収録されていたんですけれども、
その際、平川さんが、『ロールシャッハテストを受けたことがある』と、おっしゃっていたことが
あるんですけれども、光お坊ちゃま自身は何か心理学のカウンセリングでやテストを受けた
ことはございますか?」
緑川さん 「無いです」
司会 「全く?」
緑川さん 「はい。さっき受けたんですよね、確か」
司会・会場 「笑」
司会 「アレが全てでございますね。承知いたしました(笑)
それではいつの日か、ロールシャッハテストなどを受けられた際には、
結果をご報告ください(笑顔)」
緑川さん 「えーっ!?春日さんは受けたことあるんですか?」
司会 「(即答)いえ、全くございません。
どこへ行けば受けられるのかも全く存じません(笑顔)」
緑川さん 「会場で受けたことある人いる?」
ここで数人の方が手を挙げられます。
司会 「100分の4人ということは、25人中1人が受けたことがあるということでございますね」
緑川さん 「結構多いですね」
司会 「あのテストは、どちらに伺えば受けられるものなんでしょうか?」
司会の問いに、会場から「心療内科です」とのお返事がありました。
司会 「一時期『心療内科麗子』というドラマがありましたね」
緑川さん
・会場
「笑」
司会 「室井滋さんが大変熱血な女医を演じられておりました」
緑川さん 「何も聞かないと、ちょっとえろそうな香りがしますね」
会場 「笑」
司会 「タイトルがそうですよね(笑)えー、大変失礼いたしました」
緑川さん 「いえいえ(笑)」

司会 「では、次の質問でございます。年末年始にかけて、韓国へ旅行をされたということですが、
旅のお土産話などございましたら聞かせてくださいということですが、いかがでしょうか?」
緑川さん 「そうですねー、ホントに寒くて泣きそうになりました。韓国って、北海道と同じくらいの高さ
なんですよね。なんとなく言われてみればそうだなって思ったんですけど、そこまで寒いって
いう印象がなかったんですよ。
あんまり雪が積もってる印象を僕は持っていなかったので、行ったらいきなり雪国で、
-6度とか-7度とか、そんな世界で体が痛かったです。そこまでの経験がなかったので…」
司会 「寒いを通り越して痛くなるんですね」
緑川さん 「すごく綺麗なイルミネーションとかを見たかったんですけれども、
『もう無理』っとか思って(笑)『もう体痛い』って(笑)」
司会 「韓国はどちらへ行かれたんでしょうか?」
緑川さん 「いや、そんなにあちこち行ってないですよ。ソウルでショッピングみたいな感じで。
で、向こうは旧正月じゃないですか。
だから特に、カウントダウンとかそういうのもあるわけじゃなく、盛り上がりもなく…」
司会 「年が明けた感じはあまりないんでしょうか?」
緑川さん 「そうですねー」
司会 「それは私存じ上げませんでした」
緑川さん 「焼肉は美味しかったです。僕は脂身が苦手なんです。油のつき方によって食感って結構
違うんですよ。食べられるカルビと食べられないカルビが自分の中ですごくはっきりしてて、
食べられなかったら失礼だなって思って、くっちゃくっちゃ噛んでて、『噛み切れない、無理っ』
とか言ったら、『ウチの焼肉食えねぇのかぁ?』とか心の中で思われてたらどうしようとか
考えてたんですけど、全然そんな事なかったです。すごく美味しくて、二回くらいおかわり
しちゃいました」
司会 「光お坊ちゃまは確か嫌いな食べ物リストの中に、
肉の脂身の他に、数の子・かんぴょう・エスカルゴ・イナゴとですね、
ピンポイントで挙げられておりますけれども(笑)」
緑川さん
・会場
「笑」
司会 「これは、それぞれ嫌いになったエピソードなどはございますか?」
緑川さん 「えー、何だろな。生々しいのが苦手ですかね」
司会 「生々しいの…(ちょっと考える様子)…『クララ』は大丈夫ですかね?」
会場 「笑」
司会 「生々しい数の子はアウト…イナゴは若干誰しも駄目だという気持ちがあるかと思います(笑)
かんぴょうが嫌いというのは日本人としては珍しいかもしれませんね」
緑川さん 「ね、栃木の名産品なのにね。あまり好きじゃないですね」
司会 「ご出身はそういえば栃木県大田原市でございましたね」
緑川さん 「そうです」
司会 「こちらの名産品は?」
緑川さん 「かんぴょう……で、僕が知らない間に餃子になって、『そんな話聞いてないよー』みたいな」
司会 「栃木県といえば納豆…あ、納豆は茨城でした(笑)イチゴは」
緑川さん 「イチゴはとちおとめですよね」
司会 「そこ(デザートプレートに盛り付けられたイチゴを見つめる)にのっておりますのは…」
緑川さん 「とちおとめなんですか?」
司会 「かもしれませんね(笑)」
緑川さん
・会場
「笑」

司会 「それではお次の質問でございます。
光お坊ちゃまがこれまで生きていてよかったと一番感じたエピソードを聞きたいです。
とのことですが、いかがでしょうか?」
緑川さん 「そうですね、やっぱり、こういう状況がいいですよね(笑顔)
ファンの皆さんにお会いすることが出来るっていうのは」
司会 「ものすごい近い距離で」
緑川さん 「うん。やっぱり、僕意外と一人が好きだったりはするんですけれども、淋しがりやな面も
あるので、こうやって、自分って必要とされてるんだなぁっていうのが分かると、嬉しいですね。
存在価値があるって(笑)」
会場 「笑」
緑川さん 「でも嬉しいですよ」
司会 「私は、各地でご活躍されるお坊ちゃまのことを自分のことのように大変誇らしく思っております」
緑川さん 「ありがとうございます(笑)」
司会 「また、これからチャレンジしてみたいことなどはございますか?
とのことですが、いかがでしょうか?」
緑川さん 「もう、なんでもやりますよ。来るもの拒まずですね」
司会 「声優業以外にでもでしょうか?」
緑川さん 「そうですね。必要とされていて、『え?』っと思うことがあっても、話を聞いてみたら、
『ああ、なるほど』って思うところがあればやります。別に、ジャンルは全然問いません」
司会 「ちなみに最近、声優業以外でなにかお仕事をされたことはございますか?」
緑川さん 「声優業以外?(悩む緑川さん)…声じゃないって事ですか?」
司会 「さようでございますね。(ちょっと考えながら)…そう考えるとあまり無いですね」
緑川さん 「(笑)はい」
司会 「まさかアクションスターをやるということはございませんでしょうし…」
緑川さん
・会場
「笑」
緑川さん 「でも、声の仕事が幅広いですからね、昔に比べるとね。さっきも言いましたけど、コラム
なんかもやらせていただいたり、本当にとても幅広くやらせていただいているので満足は
していますが、 自分である程度の選択肢はもらえるようになってるんですよ。一応事務所の
方が聞いてくださるんですね。でも、いつ仕事がなくなるか分からない世界だし。
そういう意味では初心は忘れたくないですね。仕事の重みっていうのを自分で判断したく
ないんですよ。もちろんお金があるところから来る仕事もあるし、無いけれどもこのくらいで
やってくれないかっていうところもあるし、それでも『想い』っていう部分は一緒だと思うんで、
だからそれは全然気にしないし、少しでも依頼してきてくださった方が喜んでくれるような
仕事をするだけなので、期待に応えられるように技術を磨いていたいと思いますね」
司会 「光お坊ちゃまのお仕事に対する大変真摯なお話を聞かせていただきまして、
私は大変背筋の伸びる気がいたしました。
私もお坊ちゃまの『従僕』という名に恥じぬようにお使えしていきたいと思います」
緑川さん 「はい(笑顔)」
司会 「それでは、お次の質問ですが、お坊ちゃまの優しさの秘訣は何ですか?
という質問でございますが、いかがでしょうか?」
緑川さん 「たぶんねぇ、踏み込みたくない領域っていうのは自分の中でものすごく持っているんだと
思います。だから、BLとかでえろい仕事はいっぱいしててそういうトークもするけど、話を
したくない領域って言うのもあるんですよ。 ホントに男性がいかにも好きそうな話題は
あんまり好きじゃないので、なんだろう、ちょっと感覚が乙女的なのかな(笑)
だからね、あんまり汚らしいような、そういうのは嫌なんですよ。結構潔癖症だったりするんで。
だから、そういうのを基本的に嫌だから避けちゃうところが見えるのかもしれないですね」
司会 「…『黒い愛情』はギリギリOKということでしょうか?」
緑川さん 「あ、違うんです。作品的には何でもやりますけど、フリートークとかっていう部分では、ふざけて
言ってもいい部分と、ここから先は嫌だなとか。あんまり人のことを馬鹿にしたりするのも嫌だし」
司会 「私も少々質問を自重しなくては…」
緑川さん 「いえいえ、全然大丈夫ですよ(笑)」
司会 「それでは最後の質問でございます。
これは私一押の質問なのでございますが、杉田君のことはどう思われますか?というものです」
会場 「笑」
司会 「大変申し訳ございませんが、私は杉田さんを存じ上げないのですが、
こちらの方は、どういった方でしょうか?」
緑川さん 「今、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍している、かなりイケメンな(笑)声優さんなんですけれども」
司会 「公私共にお付き合いがあるのでしょうか?」
緑川さん 「いや、別にそんなにプライベートでは僕は他の声優さんと遊ぶタイプではないし、時間が
あったら自分のためだけに使いたい人なので。(笑)
杉田君は、『スーパーロボット対戦』というゲームがあるんですけども、あの作品で主役を
やっていてたんです。僕が『スーパーロボット対戦』が好きで、いつも時間があればやって
たんですけれども、初めて出合ったのは『スパロボ』で彼がやっていた役でしたね。
『良い声だなぁー』って思ったのが最初でした。『これ誰なんだろう』って思ってて、その後、
『スパロボ』関連のイベントにちょこちょこ遊びに来てたので、顔を覚えて『良かったよ。
良い声だね』っていうような話をしたんですよ。
で、そのうち仕事場で会うようになったんですけれども、昔から変わらず恥ずかしがりやで、
でも、変にませてたりもするんですけど、僕は好きですね。
で、ご飯とか食べに行ったときに、
『天狗になるなよ』(笑)って『期待してるからって』言ったことはありましたね」
司会 「愛が故にということですね」
緑川さん 「うん。そうですね。やっぱりそういう時期って、売れていく声優さんってある種必要だと
思うんですけれども、早くそういう状態から脱したほうが、次のステップにいけるので、
天狗とかになっちゃうと、成長が止まっちゃう。
っていうのは、今の自分でいいと思ってしまっているから天狗になるわけじゃないですか。
そうすると、いいものを持っていても消えちゃう可能性があるので、やっぱりそうなるのは
惜しいし、普通に声を聞いて『いい声だな』って思った人なんで、長くやっていただきたいな
って思い、言いました」
司会 「大変杉田さんを想っていらっしゃる光お坊ちゃまでございますね」
司会の言葉に、にっこりと笑いながらこっくりと頷く緑川さんでした。
司会 「私、お話を聞いている途中、『出る杭は打つ』的なお話なのかと思いましたら、
『杉田さんを育てたい』というお話でございましたね(笑)」
会場 「笑」
緑川さん 「そうですね。男性って、大変なんですよ。家族を支えていかなくちゃいけないじゃないですか。
女性は皆が皆そうではないですけれども、結婚とかしてやめる選択肢もあるんですけれども、
男性は、自分のためということもありますけど、結婚をしたら奥さんのためとか、
子供が出来たら子供を育てなくてはいけませんし、結構重いですよね。
だから、気持ちを引き締めて頑張っていかなくっちゃな、と思います」
司会 「ありがとうございます。今回のイベントは『黒い愛情』でございましたが、
最後は杉田君、と(笑顔)予想外の方向になってしまいました(笑)」
緑川さん
・会場
「笑」
司会 「それでは皆さま、大変名残惜しゅうございますが、これにてパーティーの終了の刻限となってしまいました。
光お坊ちゃま、最後になりますが、皆さまへのメッセージなどがございましたら、お願いいたします」
緑川さん 「そうですね、今年もう40歳なので、ぼちぼち大人っぽく(会場を見渡す)…笑わないでください(笑)
まぁ、そんなのもいいかなって。でも、それよりも、一番気にしてるのは、健康ですかね。健康じゃないといい芝居もできませんし、
やっぱり今日来てくれた皆さんは、少しでもいい芝居を聞きたいって思ってるに違いないと思いますし、その辺きっちり体調の管理をして。
でも、遊び心はなくさないで。遊び心がなくなってしまうと、僕はきっと死んでしまうので、(笑)
その辺は多少は大目に見てください。これからも頑張っていきますので、応援してくれると嬉しいです。一番じゃなくてもいいので(笑)
今回、お手紙をいただいたりとかしたんですけれども、もちろん全て目を通しますし、よく色んなところで感想を求められて、どんなことでも
いいんで聞かせてくださいっていうのは、ホントにホントに心からそう思っているんですね。
どういった形でも構いませんので、感想を聞かせていただけると嬉しいです。これからも頑張って、良い声の職人さんになっていきますので、
応援…よろしくなっ!(可愛らしい声で)」
心温まる緑川さんのからのメッセージに、涙が溢れてしまうファンの方も。ゆっくりとお辞儀をされる緑川さんに、会場からは大きな大きな拍手が送られました。
鳴り止まない拍手の中、席を立つ緑川さん。
司会 「それではこれにて、緑川光さんのサイン会&トークショーを終了させていただきます。緑川さん、本日は本当にありがとうございました」
ステージ上でお辞儀をされた緑川さんは、大きな拍手の中、何度も客席を振り返りながら、ゆっくりと退場される緑川さんでした。

控え室に戻られた緑川さんに、イベントの感想をお願いすると、にっこり微笑み了承してくださいました。
ふわふわのファーがとても可愛らしかったので、「ファーを被ったお写真をいただいても良いですか?」と尋ねると、「大丈夫ですよ」とにっこり微笑まれる緑川さん。
「女性はどんなポーズが好きなのかなぁ?」とファーを被り、しばらくの間悩まれる緑川さんでした。可愛らしいお写真を、ぜひご覧ください。
最後になりますが、楽しいお話をたくさん聞かせていただいた緑川さん、本当に有難うございました。
また、寒い中朝早くから来場された皆さん、本当にありがとうございました!

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