新垣さん |
「お話を頂いて原作を読ませて頂いた時に、表情にのせた台詞じゃなくて、
一つのコマの中に台詞がいくつもポンポンポンポンとテンポよく動いていったり、
やりとりが続いていくという印象を受けて、これを音声化する時に
どういう風にこのテンポ感を出していけばいいかなと考えましたね。
あまりやりすぎるとギャグっぽくなっちゃうし、そのやりとりの中でもシリアスなやりとりはあるし。
内田君とやるのも初めてだったので、どういう風になるかな~と色々考えながら収録に臨みまして、
初めて内田君とやらせて頂いたんですけれども、そのテンポが自然と生まれてやりとりが進んで、
心配していたテンポ感についても気にせず、自分の役柄に集中して演技できたのですごく良かったなと思います。
(内田さんに)内田君、ありがとうございます」
|
内田さん |
「いえいえ滅相もございません(恐縮)」
|
新垣さん |
「なのでとても楽しくやれました。
自分の役柄に関しては、自分の中の共通点をもとに演技を作っていくというよりも、
こんな人本当にいるのかな?と思うくらい、とてもスペシャルな人だと岸本のことを思ったので、
引き出しから引っ張り出してくるというよりも、
お話の中にいる存在を自分の想像で肉付けしていくみたいな感じでお芝居できて、
それはそれでまた自分の経験をもとにというのとは違った楽しさがあるなと感じながら演じさせて頂きました」
|
内田さん |
「最初に読ませて頂いた時に非常に気持ちが分かるなというか、
僕は江藤としてお話を頂いたので江藤の目線で物語を読んでしまったんですけど、
本当の自分を出すのが怖い、そこを仮面を被ることで、自分自身を安心させて生活や仕事ができたり
何かと関わったりすることができるという…その気持ちが僕自身もすごくよく分かりましたね。
聴いて下さる方も共感できる部分がたくさんあると思いますし、
リアルな気持ちの動きがとてもある作品だなと思いながら収録させて頂きました。
実際の収録も悩むことがあまりなく、本当に自然と台本で頂いた台詞をかけあっていくと
心が進んでいくという収録だったので、自分としては非常に楽しく収録させて頂きました」
|