Atis collection - Recording Report
Atis collection

[Atis collection] >> [Recording Report] >> [このおれがおまえなんか好きなわけない]

Recording Report

このおれがおまえなんか好きなわけない 収録レポート



※本レポートには作品のネタバレが含まれますので、ご注意ください。

某日。都内スタジオにて『このおれがおまえなんか好きなわけない』の収録が行われました。
収録当日、松岡さん、佐藤さんをはじめ、続々とキャストの皆さんがスタジオ入り。
和やかに談笑されつつ、収録開始を待たれます。
全員がそろったところで、キャスト全員の紹介と原作者の緒川千世先生よりご挨拶が行われ、その後テスト収録です。
数シーンを演じていきながらキャラクターの設定を行います。

藤間大成役の松岡禎丞さん。
美少年だけどわがまま放題な大成を明るく元気に演じてくださいました。
天真爛漫な様子がまさに大成そのもの! 生き生きと演じてくださった松岡さんの演技に
先生からも一発OKを頂き、そのまま進んでいただくことになりました。

御徒町啓太役の佐藤拓也さん。
クールでわが道を行く独特な雰囲気を持つ御徒町。低めのトーンで感情を抑えて演じてくださいました。
何を考えているのかわからないミステリアスな様がかっこ良いです!
基本のラインはそのまま、年齢は高校生男子ということで落ち着いた雰囲気を出しつつも、
大人っぽくなりすぎないようにとリクエストが伝えられました。

その他の各役の的確なイメージや要望などもキャストの皆さんに伝えられ、
キャラクター設定が終了しました。どのキャラも個性的で、本番が楽しみです!

いよいよ本番。
物語は大成の通う高校に中学時代の同級生・御徒町が転校してくるシーンから始まります。
突然のことに驚く大成。実は中学時代に御徒町と大成の間にはある出来事が…。

物語序盤、中学生時代の場面。
松岡さんと佐藤さんには、事前に現在の高校生の二人とあまり年齢差を出さずに演じて頂けるように伝えられていました。
そのため、声の高さを変えるというよりは、中学生らしい無邪気さや幼さ等、
内面を意識しながら“中学生の大成と御徒町”を演じてくださいました。
お二人が中学生、高校生と絶妙なさじ加減で演じ分けてくださっています。
ぜひその違いにもご注目を!

中学時代の御徒町のある一言に傷ついた大成。彼に復讐をしようと企むのですが――。

松岡さん演じられる大成。
美少年で甘やかされてきたためわがまま放題ですが、素直で純粋。
ちょっと抜けているところもあるせいか、可愛くて愛しい!
松岡さんの躍動感あふれる演技とあいまって、クラスメイトや先生等、
たくさんの人達に愛されるのも納得のキャラクターに仕上がっています。
また、大成は喜怒哀楽が激しく、御徒町への復讐に燃えて怒ったり、
不覚にも御徒町の優しさにときめいたり、御徒町に嫌われたら…と不安から大泣きしてしまう等、
短時間でどれだけの顔を見せるんだ!? とびっくりするほどに表情豊か。
特に可愛いのが、御徒町にまっすぐに想いを告白され、思わず真っ赤になってしまう姿です。
赤面しつつも嬉しそうな表情を浮かべる大成がとても可愛いです!
松岡さんの恥じらいをにじませた演技に、思わず胸がきゅんっとすること間違いなし。
松岡さんがテンションを上げたり、声のトーンに強弱をつけたりと、
大成のくるくる変わる表情を色鮮やかに演じ分けてくださいました。

佐藤さん演じられる御徒町。
常にクール(というかぼーっとしている…)で、落ちついた様子がかっこいいです。
何を考えているのかわからないミステリアスなところもまた良し!
大成とは正反対に、テンションを抑えて演じられる佐藤さんですが、ぽつぽつと喋りつつもたじろいだり、
優しかったりと、御徒町の感情の機微をしっかりとセリフに乗せてくださっています。
まっすぐな大成に惹かれる御徒町。決して、感情が表に出るキャラクターではないのですが、
“今、御徒町は大成を可愛いと思ってるんだろうな”と、セリフや空気感から御徒町の心情を表現される佐藤さん、さすがです!
大成に告白した後の御徒町は、ところかまわずベタベタしたり、自分の気持ちを熱烈に伝えたり。
表情は相変わらず、ローテンション気味ではありますが、セリフに緩急をつけながら、
御徒町なりの愛情表現を佐藤さんが丁寧に演じてくださっています。

――紆余曲折あり、恋人同士になった二人。
クラスメイトの前で惜しげもなく、イチャイチャの甘々♥
ですが、幸せいっぱいの二人の前に御徒町の従兄弟・真澄が登場したことによって、不穏な空気が…。
復讐がばれ、御徒町を傷つけてしまった、嫌われてしまったと悲しむ大成。
松岡さんが声を震わせて、悲しみに押しつぶされそうな、引きちぎれてしまいそうな大成の心情をリアルに演じてくださっています。
泣きながら、御徒町が好きだからあきらめたくないと吐露するシーンは、心の底からこぼれ出た悲痛な本音に、
思わず胸が締め付けられるほど痛くなりました。
このシーンの松岡さんの演技は、必聴です!

一方の御徒町は、過去に大成を傷つけた自分を腹立たしく思い、距離を置きます。
普段から無口な男ですが、怒っているときの空気感はものすごく重く…。
ここでも怒りをむき出しにしているわけではないのですが、
佐藤さんが内なる自分への憤りやショックをセリフや間だけで表現されています。
心情を表に出さずに聞いている人に伝えるという難しい演技には脱帽です。
すれ違う切ない二人に、思わずモヤモヤ、ドキドキ…と、聞いているこちらも様々な感情が沸き立ちます。
「早く仲直りして、ラブラブな二人に戻ってよー!」とまるでクラスメイトの一人になったかのように聞き入ってしまいました。

果たして二人の行く末はどうなってしまうのか…!?
大成と御徒町の恋の行方はぜひCDをお聞き頂き、お確かめ頂ければ幸いです。

また、物語のキーとなる重要な脇役達にもご注目ください!
大成と御徒町の恋をかき乱す、御徒町の従兄弟・真澄を演じてくださった丸高大知さん。
御徒町を取られたことが悔しく、二人の恋路を邪魔してしまう存在なのですが、
丸高さんの絶妙な演技でどこか憎めないキャラクターに。
真澄もいつか幸せになってほしいー!と思うような素敵な人物に仕上がっています。

それから、大成の幼馴染で、二人の恋の行方を一番心配している双子の兄妹・安吉と徳子。
大成を案じてあれやこれやと世話を焼きます。
元気いっぱい、姉御肌の徳子と落ち着いた兄貴肌の安吉を、武田華さんと松田修平さんが息ぴったりに演じてくださっています。
もちろんそのほかのキャラクターもキャストの皆さんが個性豊かに演じてくださっていますので、隅々までお聞き逃しなく!

そして、大成と御徒町の肌を重ねるシーンも必聴です。
ずーっと大成としたくてしたくて悶々としていた御徒町念願の初エッチはラブラブがいっぱいです♥
何よりこのシーン、ドラマCD版では原作よりも大増量でお届け致します!
イチャイチャしながらも最後まではしていなかった二人の待ちに待った初エッチシーンは、
かわいさと甘酸っぱさと胸キュンが止まりません! 
普段のクールな御徒町が恋人・大成の色っぽい姿に興奮してがっつく姿はやはり高校生男子(笑)。
そんな御徒町にトロトロに溶かされ、喘ぐ大成のかわいさといったら…!!
甘々な糖度200%のラブシーンをぜひお聞きください!

以上、キャストの皆さん方の熱演により収録は順調に進み、無事本編の収録が終了致しました。
笑いあり、切なさあり、青春あり、胸キュンありのかわいらしい物語に仕上がっています!
全体的にはコミカルなストーリーですが、シリアスな部分もしっかりと描かれている本作。
最初から最後まで飽きることなく一気にお聞き頂けること間違いなしです。

最後に、購入特典の「松岡さんと佐藤さんのフリートーク」について。
こちらは印象に残ったシーン、キャラクターと似ているところ、学生時代の思い出など、盛りだくさんの内容となっています。
内容は手に入れてくださった皆様のお楽しみなのですが、ちょっぴりお話ししますと――
“夜中、学校に忍び込んで…!”、“大成のお弁当”、“(大成の)はじめてが御徒町でよかった”等々、
笑いが絶えないお二人のトークは必聴です! ぜひぜひ手に入れてくださいね。

緒川先生の描かれた魅力的なキャラクターを音で表現できるように、
長時間の収録でお疲れにも関わらず「お疲れさまでした!」とにこやかにスタジオを後にされたキャストの皆さん方。本当にお疲れさまでした。
拘りに拘った収録はチームワークもよく楽しい雰囲気のまま無事終了となりました。
7月28日発売「このおれがおまえなんか好きなわけない」。皆さまぜひお楽しみください!!

ご購入はこちらからどうぞ!

▲ 上に戻る

Copyright