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Interview
 
針生 篤:川原慶久さん / 戸堂眞御:間島淳司さん / 土門統英:森川智之さん / 志山 円:鳥海浩輔さん

Question01 収録を終えてのご感想をお願いします。
間島さん 「こういうお堅いお仕事というか、官僚的な役を演じることってなかなかないので、そういう意味では楽しいなと思いましたね。
ちょっと特殊なインテリジェンス組織という設定が入ってきたり、ファンタジーとまではいきませんが、少し現実とは離れた世界観もありつつ、
そんな設定も面白くて、非常に楽しい作品だなと思いながら演じさせて頂きました」
川原さん 「マジー(間島さん)が言ったとおりなんですけれども、僕らが想像した世界とはまたちょっと違った世界じゃないですか。
そういう意味では現実とは離れた、ありそうでなさそうなファンタジーとして最初楽しんで、さらにエリートと言われている
彼らのエリートっぽさを出しながらも、好意にもっていくというこのお話の流れの面白さですね(笑)。色恋沙汰の訓練をしますと言いながら、相手が軒並み男という…」
間島さん 「(笑)」
川原さん 「こらこら外務省! っていう(笑)、設定の妙と言うべき面白さがあるなと。
外務省のエリート達も大変だなと思いながら楽しく演じさせて頂きました」
鳥海さん 「巻末のフリートークでも言ったんですが、堅い職業と役柄だったので、最初は堅い感じのお話なのかな~と思いつつ
読み進めていったら…いやいやそんなことはなく(笑)。面白いギャグとシリアスの絶妙なラインをいっている作品だなと思いましたね。
もう少し無機質な感じの役なのかなと想像していたんですが、意外とそんなことはなくて、非常にやっていて楽しかったです」
森川さん 「自分が想像もできないような中央省庁の人達のドラマということで“こういうことしてるんだ”と思って若干ショックを受けましたね(笑)」
鳥海さん 「(笑)」
森川さん 「今のはもちろんギャグですけど(笑)。でも本当に面白く演じることができたかなと思いますね。
振り幅がすごくあって、振り切って演じることができました」

Question02 作品中、印象に残ったシーンや聞いて欲しいシーン、聞き所などありましたらお聞かせください。
間島さん 「お話としては2作品入っているので、僕らがメインのお話がそんなに長いわけではないんですが、結構絡みも多かったりするんです。
演じながら、絡みと絡みじゃない部分が割とはっきりと分かれているような気がしましたし、その部分の差が面白いかなと思いますので、
そういったところを聞いて頂ければと思います」
川原さん 「ナレーションも含めつつずっと通して物語を見ていた中で、一番面白かったのが、相手の戸堂眞御ちゃんですね。
針生に接する時は基本緊張しているし、意固地な部分もあって、ずっとクールビューティーを保っているんですが、
それが心を開いて、思いのたけをぶつけてくれたシーンとか。こうだと思っていたキャラクターが感情を爆発させるシーンと、
その爆発の後に変わっていったりして、キャラクターの魅力がどんどん増していく…そういう気持ちの流れを聞いてもらえたら
嬉しいですね。そこが本当に魅力的だったので」
間島さん 「芝居とはいえ、久しぶりに泣いたもんね」
川原さん 「(笑)。やっぱりグッとくるよね、ああいう感情の爆発って」
間島さん 「そうね」
川原さん 「俺は心が弱いと言いますか…そういう風に感情を爆発されると、すぐ情にほだされてしまうので。
五割増に甘くなってしまいそうなところを抑えながらちょっとSっぷりのある針生を演じるのが大変でしたね。
いやーほだされたほだされた」
間島さん 「川原さん優しいからね(笑)」
川原さん 「うっさいわ(笑)」
間島さん 「(プロデューサーに)言われてたもんね」
川原さん 「言われてたね。そこじゃねえんだぞって(笑)。もっと意地悪にって(笑)」
鳥海さん 「基本的には小難しいことを一杯言っていたんですけれども。僕が演じた志山のお父さんが出てくるんですが、
これがなかなか強烈なキャラクターでして。テストの時は若干こらえられないくらいとにかく面白い役ですごく印象に残ってますね。
あとはぜひ皆さんに聞いて頂いて確認して頂きたいんですが…いわゆるラブシーンですね。これは一聴の価値あり!」
森川さん 「そうそう」
鳥海さん 「多くは語りません。ぜひ聞いて下さい(笑)」
森川さん 「個人的には志山のお父さんと絡むシーンがとても大好きで楽しかったです。
あと、志山と土門の関係というのがちょっと強引な部分もあって、いやーさすが官僚の人達だな、パワーが溢れてるなって感じがして
面白かったですね。そこはぜひ楽しんでもらえると嬉しいです。あとはいっぱいありすぎちゃって。色んな難しい漢字があったなとか、
独特な雰囲気の台詞とか、これを音声にするとどんな感じになるんだろうって、すごく面白くて。
原作ファンの方はその辺も楽しみにされていると思いますし、自分の中でもほくそ笑みながら演じることができましたので、
聞いて下さる皆さんに楽しんでもらえればと思います」

Question03 共演のご感想をお願いします。
スタッフ 「お二人が出演されると告知したらすごく反響がありまして。待ってました! と」
間島さん 「(笑)」
川原さん 「何を待ってたんだって話なんですけど(笑)」
間島さん 「川原さんはよく僕のブログにも出てきたりして、僕のファンの方も川原さんと仲がいいというのを知っている方が多いので、
多分それでそんな反響があって、楽しみに待っていて下さった方がいらっしゃるんだと思うんですけど。実際やってみてねぇ…」
川原さん 「ねぇ」
間島さん 「普段飲んでいるとやっぱり友達感覚なんで」
川原さん 「そうだね」
間島さん 「こんな風に現場でお芝居で絡むと、変な言い方ですけどちゃんとプロの役者さんなんだなって(笑)」
川原さん 「お前俺のこと何だと思ってんだよ(笑)!」
間島さん 「だって思うじゃん(笑)!」
川原さん 「確かにね(笑)」
間島さん 「それで居心地悪いとか言ってたでしょ?」
川原さん 「そうそうそうそう」
間島さん 「けど今回ちゃんと改めて分かったので。やっぱり川原さんってすごい人なんだなあって思うと同時に、こうインタビューとかしていると
突然『いや、マジーの言ったとおり…』とか言い出して。マジーって呼んでるから、すごくインタビュー的に違和感!」
川原さん 「あーそっかそっか。間島さんって言えばいい?」
間島さん 「いやいや全然いいですよ(笑)。そこにちょっとくすぐったさを 感じたりしてね。他の人とはなかなかない感覚ですごく面白かったです」
スタッフ 「やりづらかったりはしなかったですか?」
間島さん 「いやいや全然」
スタッフ 「お二人の組み合わせがNGなのかもと思っていたので今回すごく嬉しいとファンの方からご意見を頂きまして」
川原さん 「NGは入れてないですよ(笑)」
間島さん 「まさか事務所が川原さんとは共演NGとか(笑)」
川原さん 「そうだとしたらマネージャーさん達が俺をどんな奴だと思ってるのか聞きたい(笑)」
間島さん 「そんなことはないですけどね(笑)」
川原さん 「今回『待ってました!』と言われましたというお話を聞いて、何を待っとんねんって(笑)」
間島さん 「(笑)」
川原さん 「もちろん仕事ですから、当然真面目にしっかり台本を読んで現場に来るんですけれども、それはそれとして、直前まで誰と絡むのかって
知らないんですよ。台本をもらった時にキャストを見て、あ、この人とやるんだなって分かるんですけど、今回『間島淳司』って
書いてあるのを見た瞬間にまず最初に出た言葉がマジかー…って。マジーかーって」
間島さん 「それギャグ?」
川原さん 「ギャグじゃない!」
間島さん 「マジ(本気)なのか、マジー(間島さん)なのか(笑)」
川原さん 「ホントに事務所でこれ言っちゃったんだよ! そしたらデスクさんからも冗談ですか? って言われたけど。
いやいやマジでマジーかよって(笑)。仕事ですからって言われたけど…正直やりづらいって思ったのは確か」
間島さん 「へー思ったんだね」
川原さん 「思った思った。もちろん仕事は仕事なんだけど、なまじ飲みで馬鹿なことばっかりやって、写真撮る時はふざけてしか撮りませんみたいな
感じのつきあいをしている中で、真面目に愛だ恋だラブだチュッチュだってなった瞬間に、お…おぅ…ってなった。
他の人とやるよりは若干気構えはあったかなぁ。気恥ずかしさに近いのかも」
間島さん 「俺なんて面白くなって人に言ったもんね(笑)。川原さんと絡むぞーって。そしたらマジっすか! とか言われた(笑)」
川原さん 「大爆笑だよね」
間島さん 「不思議な感覚ですよね」
川原さん 「でもそんな風に『待っていた』と言って下さって、これが楽しいと思ってもらえたのなら、また別の機会にも絡めればいいなと思いますね」
間島さん 「そうだね、面白そうだね」
川原さん 「ね」
鳥海さん 「収録はもう粛々と進んでいきましたよ(笑)。 森川さんには昔からずっとお世話になってますし、安心して身を委ねることができました」
森川さん 「気持ちよかったです」
お二人 「(爆笑)」

Question04 ファンの方への一言をお願いします。
間島さん 「待ちに待った(笑)川原×間島コンビでお届けしましたが、作品内では僕らの役割は普段の仲のいい時のやりとりとは少し立場が
違っていたりとか、そういう面白さもあったりするので、普段の僕らを知って頂いていたらまた一つ面白い部分があるのかなと思います。
もちろん、作品はきちんと、しっかりキャラクターを演じておりますので、色々複合的にみて楽しんで頂ければ嬉しいです」
川原さん 「僕らの普段の関係については今マジーが言ってくれたんですが、何と言っても丹下道先生が描かれている、
スラッとした感じのインテリジェンスなエリート達がやっている恋物語が面白いと感じたんですよね。
真面目なんですけど、一瞬冷静に考えたらこれって面白いなという部分を、本当にすごく真面目に描かれていて。
そうした時の独特のギャグではない面白さ、ストーリーとしての面白さ、キャラクターの一歩踏み込んだ面白さが出てきたり。
そういう丹下先生の描かれている作品の世界観がすごく楽しかったので、その楽しさと、僕らが芝居を通じてやった面白さや
世界観が合致して、また同じ世界観でお会いできたら嬉しいなと思っています。応援宜しくお願いします!」
鳥海さん 「今回二組のお話が一枚に入っていますが、それぞれ全然色の違うカップルの物語になっています。
それぞれを楽しんで頂ければな~と思っていますので、ぜひぜひ楽しんで下さい」
森川さん 「『恋するインテリジェンス』…恋をしたインテリジェンスなのか、インテリジェンスな恋なのか(笑)。
難しい言葉がたくさん飛び交うラブストーリーですが、二組のカップルのそれぞれのお話を楽しんで頂ければと思います」

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