阿部さん |
「こういう現場では珍しく女の子がいっぱいいたので、いつもと違った雰囲気でしたね。
女性のガヤも結構あって、BL作品で女性の声が入ることって普段あんまりないと思うんですが、その辺も珍しくて楽しかったです。
この作品はテンポ感重視の作品だと思うんですが、相手が羽多野くんで、気心の知れている相手だったので楽しかったですね(笑)」
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羽多野さん |
「(笑)」
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阿部さん |
「俺がどうしてもポンポン言っちゃう役なんですけれども、それを羽多野くんが絶妙に諭したり外したり、時には乗っかってくれたりとか。
そういうやりとりやちょっとした技が非常に冴えわたっている作品だと思います」
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羽多野さん |
「面白いというか、不思議な偶然なんですが、(阿部さんと)ご一緒する時って、『この作品、他のとちょっと違うね』みたいな
味わいのある作品で共演することが多くて」
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阿部さん |
「そうだね」
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羽多野さん |
「すごくありがたいことなんですけど、お互いが技を持ち寄っている感じがして、すごく楽しいですね」
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阿部さん |
「(笑)」
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羽多野さん |
「今回はあべし(阿部さん)との共演もとても楽しかったですし、面白かったんですが、それぞれの事務所の後輩が来てくれて。
女子生徒、男子生徒、色んな役をみんながやってくれたんですが、とても嬉しかったのが、
すごくお世話になっているディレクターの阿部さん…もう僕も10年くらいお世話になっているんですが、
僕も最初は彼らみたいに『男子生徒』の役等で出演させて頂いたんですけれども」
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阿部さん |
「うんうん」
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羽多野さん |
「そういう役ほど物語を作る上で重要だったりするんですよ」
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阿部さん |
「ねー」
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羽多野さん |
「我々の役がイケメンだということは…いや、二川くんは自分で自分のことをイケメンと言いますけれども、
隅は自分でイケメンだということを表す台詞ってないんですよね。
周りの人が『隅君かっこいい♥』『イケメン』と言ってくれて、初めて隅ってイケメンなんだという想像ができるんです。
それをディレクターの阿部さんが、丁寧に丁寧に彼らに教えながらディレクションして下さって、収録が進んでいって。
みんなからしたら、何度も何度もテイクを重ねて一言の台詞を録ることになるんですけれども、非常に真摯に収録していて。
そんな彼らと一緒に共演させてもらって、すごく刺激を受けましたね」
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阿部さん |
「本当にそうだね」
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羽多野さん |
「初心を忘れてはいけないと思いましたし、こういう雰囲気の現場っていいなとすごく感じました」
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阿部さん |
「うん」
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