Atis collection - Interview

天野凛太郎役 : 野島裕史さん / 中津川希役 : 羽多野渉さん

Question01

収録を終えてのご感想をお願いします。

野島さん	「純粋な二人のストーリーで、凜太郎の方はちょっとぶっきらぼうというか、あまり感情を出さないキャラクターなんですよ。でも（相手の）面倒を見たりお世話をしたりと、まるで弟をかわいがるかのように、でも振り回されて… というストーリー自体が面白くて、素直に楽しめましたね。でも実際演じてみると意外と難しい展開が多くて、お互いに普段BL作品の中ではあまりキャスティングされない、いつも（羽多野さんと）逆な感じの役どころが多いので、難しかったけど新鮮でもありましたね」
羽多野さん	「野島兄さんも仰ってましたが、先に原作本を読ませて頂いて、勝手に僕は凜太郎をやるものだと思いこんでしまったんですね。後でマネージャーから『希の方です』と聞いてちょっと驚きまして。でも新たなチャレンジという意味でプラスに考えて、よしこれは飛び込んでみようと」
野島さん	「そうそうそう」
羽多野さん	「でも本当に奥深いというか…一辺倒な恋愛のストーリーではなく、キャラクターの見た目と内面のギャップがあったり、ぶっきらぼうに見えて優しい部分があったりとか、甘えんぼうに見えてとてもしっかりした部分があったり。そういう登場人物達の魅力が深く描かれていて、音声化をされるにあたって、今回オファーを頂いてすごく光栄だなと思いました」
野島さん	「そうだね。両方のキャラクターの二面性がうまい具合に絡まったベストカップルって感じだよね」
羽多野さん	「本当にそうですよね。『ヒマなのでハジメテみます。』というタイトルですけど、演じる側としてはヒマなんてとても感じなかったです（笑）」
スタッフ	「ブースのこちら側では、お二人ともイメージ通りだねって。だからお二人が今回の役どころが意外だって仰られたことに逆にみんな驚きました（笑）」
野島さん	「そうですか？」
羽多野さん	「本当ですか？」
スタッフ	「割とこういう感じのキャラクターも演じられているようなイメージがあったんですけれども…」
羽多野さん	「でもこの組み合わせでは…？」
野島さん	「羽多野君との組み合わせではないですね。個々にはなくもないですけど…だから本当に新鮮でしたね」
羽多野さん	「配役のバランスというか、相方さんによって役のふられ方って違うと思うんです。今回、お相手が野島兄さんですよって言われていたので、あっじゃあ僕こっち（凜太郎）なんだって」
野島さん	「うんうん」
羽多野さん	「でも漫画を最後まで読ませて頂くと、なんとなくそれぞれの配役に、なるほど！と思ってもらえる部分があると思うんですが」
野島さん	「でも第一印象はね」
羽多野さん	「そうなんですよ。この作品のキャストが公開された時、ちょっとイメージが違うかもって思われた方もいらっしゃると思うんですけど。僕、頑張んなきゃって思って（笑）」
野島さん	「頑張ったよ！」
羽多野さん	「精一杯頑張りました（笑）」

Question02

作品中、印象に残ったシーンや聞いて欲しいシーン、聞き所などありましたらお聞かせください。

野島さん	「よくヒカリさんに邪魔されたなーと（笑）」
羽多野さん	「（笑）」
野島さん	「そういうの珍しいなと思って。よく新たな男が現れて邪魔されるとかはあるじゃないですか。そういう男は現れず、二人とも一途なのに（笑）お姉さんによく邪魔されて、でも最終的にはお姉さんのおかげで二人のわだかまりがとけたっていう」
羽多野さん	「うんうん」
野島さん	「お姉さんは何回か出てくるんですけど、その度に（凜太郎と希の）二人の関係性が変わっていくのが面白いなと思いましたね。そういうところも注目して頂ければと思います」
羽多野さん	「気になっているのは、ラストシーンで出てきた赤ちゃんがどんな名前になるんだろうっていう」
野島さん	「ね！」
羽多野さん	「ヒカリ、希（のぞみ）と来てますからね。やっぱり期待しちゃいますよね。『こだま』かなって（笑）」
野島さん	「（笑）」
羽多野さん	「これで『りにあ』って名前だったらそれはそれでまた（笑）」
野島さん	「（笑）。キラキラネームとかね！」
羽多野さん	「（笑）」

Question03

他キャストの皆さんと共演されたご感想をお願いいたします。

野島さん	「何回も言っていますが、羽多野君とはぶっちゃけめちゃめちゃ何回も関わらせて頂いているんで。僕としてはいつも引っ張ってもらってて」
羽多野さん	「とんでもない！」
野島さん	「本当に楽なんですよ。羽多野君と一緒の時って受が多くて（笑）」
羽多野さん	「（笑）」
スタッフ	「今まで（受攻）逆は一回もないですか？」
羽多野さん	「ないんじゃないですか？」
野島さん	「多分一回もないかもしれないですね。今日も結局受だし！今度こそ羽多野君を攻められると思ったのに（笑）」
羽多野さん	「（笑）」
野島さん	「（笑）。なので全然何の心配もなく現場に来たんですけど。だからこれは新鮮な思いで演じれるなと思いましたし、実際新鮮でしたね」
羽多野さん	「野島兄さんとはこういったドラマCDで多く共演させて頂いているというのもありますし、フリートークや巻末トークでも話題になったんですが、とにかく面倒見がいい方なんです！かけあいをする時に呼吸をあわせる場面のアイコンタクトもとても丁寧で」
野島さん	「ほんと（笑）？初めて言われた（笑）」
羽多野さん	「こっちが攻なのに全部リードしてもらっている感覚なんです。頼りっぱなしで申し訳ない気持ちになったりもしました」
野島さん	「いやいや」
羽多野さん	「お芝居ももちろんですが、色んな意味で毎回勉強させてもらっています」

Question04

ディアプラスの読者の方へのメッセージをお願いします。

野島さん	「これまでも語っているとおり、僕らにとっては新鮮なキャスティングだったので、この二人のBLCDがお好きというファンの方は特に新鮮に感じられる作品になっていると思いますし、もちろん僕ら二人に興味がない方でも（笑）」
羽多野さん	「（笑）」
野島さん	「原作がとっても素敵な作品で、ちゃんと結果的に終わってみればやっぱりお互いの役が合っていたと思える作品になっています。自信を持って聞いて頂きたいと思える作品になっていますので、楽しみにしていて下さい」
羽多野さん	「テンポがよく面白くて、キャラクター一人一人の表情がとても豊かです。メインの二人以外のサブキャラクターも皆さんとても個性的に演じられているので、まるっとドラマCD『ヒマなのでハジメテみます。』の世界に浸って頂けると思います。個人的にも非常に新鮮な思いで取り組めたので、お手に取って頂けると嬉しいです」

Question05

ファンの方への一言をお願いします。

野島さん	「『ヒマなのでハジメテみます。』、ちょっとコメディな部分も散りばめられた、楽しく安心して聞けて、尚且つ感動できるところもある作品です。ライトに聞いて頂けると思いますので、ちょっとヒマだなと思ったら」
羽多野さん	「ヒマと言えば！（笑）」
野島さん	「ヒマと言えば『ヒマなのでハジメテみます。』でも聞こうかなと、そのくらいの感じで（笑）。ご購入頂いた後は、そういうノリでぜひ何度でも聞いて頂ければと思います」
羽多野さん	「個人的にも野島兄さんとの共演はとても嬉しくて、非常に現場がなごやかになるんです。そういうホンワカした空気をこの『ヒマなのでハジメテみます。』はもっている作品だと思いますので、原作をご存じの方もご存じない方もぜひお手にとって頂ければ幸いです」

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