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Interview
三橋颯生 役 : 鈴木達央さん / 羽室謙也 役 : 高橋広樹さん

Question01 収録を終えてのご感想をお願いします。
鈴木さん 「本当に今回はラブラブラブラブさせて頂きまして(笑)。自分でもこんな引き出しがあったんだなと思うくらい、色んなものを出しました。
初めて、絶対(できあがったCDを)素面では自分で聞けないなと思うものが出てしまいましたね(笑)。
そういう意味ではすごくレアな、というか、嬉しいことにシリーズ三作品目という、しかも関係性がちゃんと出来上がった上での三つ目
というところで、ちゃんと物語の中で恋人としての時間が刻まれていたので、そういうところを表現できたのが純粋に嬉しかったですね。
しかも今回は颯生的にはあまり不穏なこともなく(笑)。もちろん自分なりの葛藤はあるんですけど、今までみたいな本当に
息がつまるような苦しい想いだったりはなかったので、演じる身というか側で颯生を見ている身としては、
『ラブラブできてよかったね』とホッとしたところはありましたね」
高橋さん 「もともと何が起こってここに至ったかを忘れるくらい、最初から二人とも好き好きモードで、不安なことは起これども、
二人の仲を引き裂くような話ではないという展開で、二人のことと言うよりは色んなことがあってつきあい始めて、
そして相思相愛の仲になってその後…恋人になった二人のその後のアフターストーリーのような感じで。
そういう風にお互いの関係性を先々まで描くことができたというのが一番嬉しいことでした。
特に謙也君はシリーズを通しても今回が一番甘いと思うんですよ」
鈴木さん 「うん」
高橋さん 「颯生に対してすっかり甘えんぼさんになったりしてるんで。そういう部分を僕自身も楽しんでやらせて頂きました。
二人とも長いつきあいになった役なので、いい作品作りができたなと思いました」

Question02 作品中、印象に残ったシーンや聞いて欲しいシーン、聞き所などありましたらお聞かせください。
鈴木さん 「個人的に二人のシーンはもちろんなんですけれども、こういう男性同士の恋愛模様の中で、まさかの女性同士が言い合うという」
高橋さん 「(笑)」
鈴木さん 「あそこは個人的に超聞いてて楽しかったですね!」
高橋さん 「そうですね(笑)」
鈴木さん 「しかも皆さんはオーディオドラマとして聞かれているんですけれども…やっている側の役得なんですが、
実際に広樹さんが女性二人に挟まれて、真ん中で本当にオタオタしながら演じている姿を見られて。
本当に作品の関係性をまじまじと見ているかのようで、すごく珍しいものを見ているなと思いました。
それと女性同士の言い合いの、ある意味お互いを探りながら攻撃もしながら、みたいなね。
女性同士の言い合いってこんなにパワフルでエッジがきいてて怖いんだとすごく思って。衝撃的なシーンでした(笑)」
高橋さん 「確かにね(笑)。BLでああいうシーンはなかなかないな」
鈴木さん 「BLなのにね」
高橋さん 「あの三角関係は面白かったですね(笑)。しかも普通そういう時って男子は二人のどちらかを選べないという状況が多いんだけど、
(謙也は)違うから。どっちにも行けないみたいな」
鈴木さん 「しかもそこに俺もまじりますからね」
高橋さん 「そうそう(笑)」
鈴木さん 「俺、あそこのシーン、『羽室さんとは親しくさせて頂いております』の親しくのところでわざとブレス入れましたからね」
高橋さん 「ねー」
鈴木さん 「(祥子と笑美理の)二人がやっているのを聞いてて、だんだん、違うじゃんみたいな。謙也は俺のなんだけどな、みたいに思ってきて」
高橋さん 「うん(笑)」
鈴木さん 「若干そこでちょっとワンパンチ入れてやらないと嫌だと思って。ジャブ入れてやろうかなと思いましたね」
高橋さん 「けど基本的には恋人同士として、彼のことが好きだから余裕もあるんだろうしね。あそこはいいシーンでしたね。
もっとああいうの増えればいいのにと思いました。あとは神津さんの包容力がたまらなくて。
僕は直接神津社長との台詞のやりとりはないんですけれども、ここに至るまでに色んなことがあって、どこまで知られているのか、
どういう風に思われているのかは分かりませんけれども、ああいう包容力のある上司がいてくれたら、きっと颯生も心強いだろうし、
僕も羨ましいなと思いながら聞いてましたね。会社の社員さん達のコンビネーションがとても気持ちよくて、野川さんも火野さんもね。
やっぱり三作品やってきて、コミュニケーションがしっかりと確立して、一つの会社のワンシーンも豊かに表現できているというのが
嬉しかったし、そういう意味でもドラマCDの世界観というのを味わって頂ければと思います」

Question03 他キャストの皆さんと共演されたご感想をお願いいたします。
鈴木さん 「今までも話させて頂いたんですが、本当に広樹さんとやらせて頂ける時は、前回も前々回もそうなんですけれども、
すごく自分の中で新しい発見があって…お芝居の中でがっちりはまるというか、歯車がバチバチにあっていく感じが本当にあって。
今回なんかそれがもう顕著に出ているなと思いますね。本当に安心して身を委ねられるところがすごく強くて。
前回からちょっとずつラブラブなところが増えてきましたけれど、今回、本当に謙也と颯生に任せておけば良いように転がっていって…
何だかこっちの意志を超えたところで、自然とそういう風にできてしまうんです。
そういう空気感だったり、一緒にブースの中でそういう雰囲気を作って下さる広樹さんの受け皿の広さに毎回感謝しっぱなしですし、
本当に前回と同様に、素晴らしいパートナーの方だなと思いながらやらせて頂きました」
高橋さん 「我々もたくさんのお仕事をやらせて頂いて、たくさんの方と共演させて頂くわけですけれども、
この作品で台詞をかけあう達(鈴木さん)はすごくやりやすいんですよ」
鈴木さん 「(笑)」
高橋さん 「他であうとダメって言ってるわけじゃないんですけど、やっぱりマッチする作品ってあるんですよね」
鈴木さん 「そうですね」
高橋さん 「ある人と色んな作品で共演しても、俺こんな風な役、あの人こんな風な役であわせると相性がいいよね、みたいなのがあって。
これは不思議なことに誰の力でもなくて、何かのめぐりあわせだったりするんですよ。
そういう意味ではこの作品に出合えてすごく嬉しかったですし、達とこの作品をやれてよかったなとすごく思っています。
さっき達が、僕の受け皿が…という風に言ってくれたけど、それは僕も達の受け皿によっている部分もあるし、
これって多分、ギブアンドテイクでお互い様だと思うんですよね。
お互い補完し合って、相手を埋めあうだけでなく、この二人だったからこそ起きた化学変化というか、1+1=2以上になっていくという感じが
したんですね。そんなシリーズだったと思います」

Question04 ファンの方への一言をお願いします。
鈴木さん 「今回颯生としては本当に満足感でいっぱいの上下巻となったので、幸せに満ち溢れた満足感にすごく浸っていて…
今までと録り終わった後の感覚がちょっと違うんですよね。なんか幸せでした!
幸せいっぱいの二人を見れて嬉しかったし、作品の中にもドラマチックなところやまた新しいエッセンスだったりがあったりして
すごく刺激的で、本当に楽しい収録でした。
そういったものがぎゅぎゅっとCDにつまっていると思いますので、ぜひ皆さんには手にとって頂きたいなと思います。
先程お話しにも出ましたが、類稀なる役と演者の組み合わせでもあるかもしれないので、
ぜひそういうところも体験して頂ければ嬉しいです!」
高橋さん 「第1巻から聞いて下さっている方で、颯生と謙也がその後どうなっていくのかという部分、もちろん原作でご存じの方がほとんどだとは
思いますが、我々もそういう部分を楽しみにしていましたし、先生のお話の続き、この二人のドラマの続きを見れたことがとても嬉しくて
幸せに感じております。
この機会にぜひCDの1枚目から聞いて頂いて、この二人がいかにして幸せになっているかをもう1回確認して頂いて、
そして一緒に幸せになってもらえたら最高だなと思います。どうぞ宜しく!」

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