Atis collection

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Interview
相馬 朗 役 : 代永 翼さん
栢野志宏 役 : 高橋広樹さん
北 史鶴 役 : 寺島拓篤さん
田中ムラジ 役 : 水島大宙さん
冲村 功 役 : 鈴木達央さん 喜屋武剛史 役 : 間宮康弘さん

Question01 収録を終えてのご感想をお願いします。
代永さん 「相馬君は、前回史鶴を応援する立場として、恋についてももっと前向きに行かなきゃダメだよ!
と応援していたのにもかかわらず、2巻になって自分がこういう立場になると、『恋って何だろう?』と悩んでいたので、
あれ? 相馬君? ってちょっとびっくりしましたね(笑)。
でも恋を知らないからこその初心さといいますか、栢野先生に出会って、初めて自分を正面から受け止めてくれる相手に出会ってぶつかって。
自分が心に抱えているものだったり、家族の中で自分はこうだ…ということを話せる相手に出会えたということはすごく幸せなことだし、
なかなか自分のことを見てくれている人っていないと思います。
自分で演じながらも、相馬君良かったねって感じましたね。今後も幸せで、栢野先生とラブラブでいてほしいなと思います」
高橋さん 「以前に出させて頂いたキャラクターで、シリーズ2枚目の作品と言うことで、最初に出た時に知らなかった情報がいっぱい追加されていて。
そういう意味では、自分が一期一会でかかわったと思っていたキャラクターが、今回こういう形で花開いてくれたことに
すごく喜びを感じながらやらせて頂きました。
ディスク2枚組ということでボリュームがありまして、収録自体も長丁場で大変ではありましたが、充実した収録でした。
栢野の人柄をより深く知ることができて、いい財産になりました」
寺島さん 「前回、『アオゾラのキモチ―ススメ―』の方でメインカップルとして演じさせて頂いたんですけれども、
その時史鶴のことを助けてくれた大事な友達の相馬が幸せになれるということで、ストーリー上、その手助けができたことをとても嬉しく思っています。
とても楽しくやらせて頂きました」
水島さん 「今回は新しいカップルの誕生ストーリーなんですが、ムラジとしては縁の下の力持ち的な部分は相変わらずでしたね。
前作では、ムラジがみんなと知り合うきっかけという部分もあったので、今回、より仲のいいメンバーに入っているような感じでできたらいいな
と思っていました。ここぞという時の助っ人ということで、最初張り切っちゃったんですけど(笑)」
寺島さん 「(笑)」
水島さん 「そのせいで、最初キャラクターが覚束なくなってしまったところを反省しています(笑)」
鈴木さん 「台本を読ませて頂いた時に、自分的に少し年齢感が高い感じでやっていたかなと思い返していたんですが、前作を聞いて確認すると、
あれ、思ってた以上に若くやっていたなと。キャラのイラストもすごく印象的だったので覚えていたんですが、こんなに俺、若く作ってたんだ!
と、収録前少し戸惑っていたんです(笑)。
でもやっていくうち、拓篤と絡んだり、代永とか大宙さん、広樹さんも、以前ご一緒した他のメンバーの声を聞くと、そういえばこんな感じだったなぁとか、
代永のキャラってこんなに鼻持ちならないキャラだったな(笑)とか思い出したりして。
久しぶりに功と会うことができて、そして史鶴とも会えて。しかも二人が障害を経て一緒にいてという状態だったので、ああもう怖いことはないんだろうな、
二人で幸せな毎日を送ってるんだろうなというのが垣間見えて、ちょっと嬉しくなりましたね。
自分のキャラクターが幸せそうにしているというのを見れて、色々あったけど良かったねって思いながら演じさせて頂きました」
間宮さん 「僕は今まで生きてきて人を脅したことがなくて」
スタッフ 「(笑)」
間宮さん 「本当に! 本当になかったんです(笑)! 今回、喜屋武が執拗に朗を脅しているシーンが多かったので、どうやって代永さんを脅すか、
しかも厭らしさを持ちつつ朗をびびらせて…というところに神経を使いました」
スタッフ 「ザ・悪役って感じでしたね(笑)」
間宮さん 「そうなんです(笑)。この作品唯一のヒールな役どころですから、その辺を楽しんで頂けたらなと思います」

Question02 作品中、印象に残ったシーンや聞いて欲しいシーン、聞き所などありましたらお聞かせ下さい。
代永さん 「僕はやっぱり栢野先生に感情をぶつけたシーンですね。泣き叫びながら自分の気持ちを素直に言ったシーンは、
これまで僕が演じさせてもらったキャラクターの中でも一番感情が出たんじゃないかなと言うくらい、気持ちが乗っかったと思います。
相馬君とすごくシンクロして演じられたと思うので、ぜひ聞いてもらえたら嬉しいです。
あと栢野先生とくっついてから、先生に翻弄されているところですね。大人と子供の付き合い方の違いがすごく可愛らしいと思うので、
その辺を全体を通して聞いて頂けたらと思います」
高橋さん 「今回の作品に登場するアイテムで『相馬が描いた絵』というのがあるんですね。実際に絵を描いている場面を描写しているわけではないんですが、
その一連のシーンがすごく素敵だなと思っています。そのシーンというのは、栢野の先生としての人物像が明確に分かるシーンでもありますし、
それによって描いた相馬の絵というのが、また相馬の内面やバックに背負っている物を表す象徴的な絵で。
その絵がこの二人の距離を縮めるのに重要だったのかなと思いましたね。その絵が最初と最後の方に出てきて、
何ともお洒落で素敵なキーアイテムだなと。だから聞きどころというよりは、初恋のような絵画ってどんな絵なのかな?
相馬の描いた絵ってどんなかな? と想像して聞いて頂けると楽しいんじゃないかと思います」
寺島さん 「今回は相馬のお話がしっかり描かれていて、中でも家族関係がきちんと描かれていたのが印象的でしたね。
ただ恋愛だけじゃなくて、その背景にその人その人の個人の生活があって、そこで大きな悩みだったり、色んなものを抱えているんだなぁと。
それが他の誰でもない史鶴の親友である相馬で、より相馬との絆が深まるいいお話だったなと思います」
水島さん 「じゃあ僕は逆に(笑)」
寺島さん 「逆に?」
水島さん 「この作品の背後というか、表に出まくっていますが、奴ですね。喜屋武という存在があまりにも大きすぎますね。
ちょっとゾクッとしたのが栢野先生と喜屋武の取引ですね! すごく大人な解決方法で」
寺島さん 「ちょっとリアルですよね」
水島さん 「確かに世の中リアルに考えると、相手を倒して解決とかではなくて、いかに無事にこの事件を終わらせるかというところだと思うんですが、
その手段がさすがに大人の選択だなと。いい意味でそういう生っぽさがこの作品らしくて印象的だなと思いました」
鈴木さん 「正直なところ、今回僕等はそんなに関連はないんだろうなと思っていたんですが、意外と事件のキーポイントとなる部分で
史鶴が出てきたり功が出てきたりして。ええ! こんなところで接点が! しかもちょっとムカつくな! みたいな(笑)。
幸せに過ごしていても、そういう過去の物事が掘り返されたり、何が起こるかわからないんだなぁと思いましたね。
でもとにかく今回は広樹さんと代永のキャラの恋物語ですから、そちらの方に注目して頂けたらと思います。
前作の『アオゾラのキモチ―ススメ―』を聞いて頂いた方には、周りにいたサブキャラクター達が今回は完全にメインで活躍するので、
ぜひ楽しみに聞いて頂きたいです」
間宮さん 「最初に朗と接触して、徐々に徐々にプレッシャーをかけていくところが喜屋武の一番の見せ場かなと思いますね。
あとたまに送ってくるメールですね。どんどん朗を追い詰めていくメールの場面は、個人的に聞いて頂けたら嬉しいなと思います。
全体的には、朗が栢野にどんどん心を開いていって、気持ちをぶつけるシーンですね。横で聞いていてすごくいいなと思いました」

Question03 共演されたご感想をお願いします。
高橋さん 「間宮君のキャラがね(笑)」(※)
代永さん 「びっくりでしたね(笑)」
高橋さん 「間宮君があんな風になって初めて見た。あの人あんな人でしたっけ? 眉毛まで剃ってましたけど(笑)」
代永さん 「あんな方でした(笑)」
高橋さん 「俺、もっとおとなしい時の間宮君しか知らないんだけど」
代永さん 「僕はもう今の間宮さんしか知らないので…」
高橋さん 「人ってやっぱり変わっていくんだなと思いましたね(笑)」
代永さん 「(笑)」
高橋さん 「あとサブキャラクターの方達が、この現場で『おっそう来たか、じゃあそれでOK』ということが多かったので、それが印象的でしたね。ミヤちゃんとか」
スタッフ 「原作とはちょっと違った感じで、それも面白かったですね」
高橋さん 「原作には絵があるんでしたっけ?」
スタッフ 「絵はないんですけど、ミヤちゃんは原作では理数系のお嬢様というキャラですね」
高橋さん 「理数系があんな感じじゃないというわけではないですけどね。でも面白い感じでできてね。
そんなミヤちゃんとか、オレオレ詐欺のサクラをやるお母さんとかね」
代永さん 「(笑)」
高橋さん 「演じながら、色々自由にキャラクターを膨らませられる現場だったなと思います」
代永さん 「全員キャラが立っていましたね」
寺島さん 「大好きな大宙さんととても気楽にやらせて頂きました。良い感じにお芝居に集中することができてよかったなと思います」
水島さん 「お互いに温かく見守りあっているようなね(笑)」
寺島さん 「大宙さん、俺に見守られてるんですか(笑)」
水島さん 「うん、なんかそんな感じがするんだよね。お互いの存在が安心感を感じさせるというか」
寺島さん 「安心感は確かにすっごくあります!」
水島さん 「そういう部分が大きいと思います」
間宮さん 「高橋さん、代永さんとご一緒に録らせて頂いたんですが、高橋さんはとにかくさすがだなと。
代永さんも、年齢的には僕より年下なんですが大先輩で、今日もすごく引っ張って頂いてとてもお世話になりました。本当にありがとうございました」
※ 喜屋武役の間宮さん、収録当日はスキンヘッドで迫力のある風貌をされていました。

Question04 ファンの方への一言をお願いします。
代永さん 「前作『アオゾラのキモチ―ススメ―』から今回、第2作目の『オレンジのココロ―トマレ―』で、
すごく素敵なストーリーの流れになっていて、前作から引き続き冲村や史鶴だったりが登場して、
次は向こうが僕らを応援してくれる立場になっているというのがとても面白く描かれていますし、前作にあった栢野先生との場面で、
実は相馬君がこんな風に思っていたんだというのが今回明かされていたりして。色んな人の心情がこの作品の中で登場して、
前回にも増してボリューミーで面白い話になっています。
2枚組で聞き応えのある作品になっていますので、ぜひぜひ最後まで、一緒にアートスクールに通っている雰囲気になって、
登場人物達に混ざっている感じで聞いて頂けたらより楽しめる作品だと思います。宜しくお願いします!」
高橋さん 「前作のファンの方々、お待たせ致しました」
代永さん 「ですね」
高橋さん 「前回、他の組み合わせもぜひ、なんてことをおぼろげに言っていたら、夢が叶いまして皆様のお手元に届けることができるようになりました。
これもひとえに皆様の応援のおかげです。皆様のご期待に沿えられるように、微力ではございますが精一杯やらせて頂きましたので、
広樹とウイングの汗と涙の物語を」
代永さん 「(笑)」
高橋さん 「違う(笑)。朗と栢野の甘く切ないストーリーをご堪能頂ければと思います。
そして前作から引き続いた各登場人物達のこもごもも、すみずみ聞いて頂ければと思います」
寺島さん 「前作を聞いて頂いて、もし原作を読んだことがないという方は、ぜひ原作の方にも手を伸ばして頂ければと思います。
今回、オレンジの方もようやくメディア化されたんだなとファンの方は思ってらっしゃると思います。
おかげさまでこうやって形になることができて我々も幸せですし、相馬と栢野先生が幸せになれて本当によかったなと思います。
彼等の物語はこれからも続いていくと思いますし、また今後、何かしら出会いがあればいいなと思っていますので、引き続き応援宜しくお願いします」
水島さん 「僕をといいますか、この作品におけるムラジのポジションという意味で、
ムラジ目当てで聞いて下さる奇特な方がいらっしゃったら嬉しくもあり、楽しくもありますが(笑)」
寺島さん 「奇特って(笑)」
水島さん 「この作品はおそらく今後も…という形でさらに話が広がって、登場人物も増えてきて、今回、次回に繋がるそういう要素も
少し感じて頂けたかと思うんですが、今後、ムラジのポジションを脅かすキャラが出てこないことを祈ります(笑)」
寺島さん 「出てこないです(笑)。だってムラジ君は有能すぎますもん」
水島さん 「もしくは本格的にゲームの世界で華々しくデビューしてしまったら学校に来なくなっちゃうんじゃないかとか、
そういう心配もしているんですが(笑)」
寺島さん 「ムラジ君には変わらないでいてほしいですね(笑)。お金を手にしても(笑)」
水島さん 「変わらないムラジ君でいられるように願いたいと思います。これからも宜しくお願いします」
鈴木さん 「ススメ、トマレと来まして、個人的には前作の時に、全員メインキャラクターなんですよ、と言われたことを思い出しましたね。
ああ、こういう意味だったんだなと。二つの作品共に、夢を目指す若者達の成長物語で、青っぽさとか葛藤みたいなものがすごくあって、
生々しいなと思いました。そういう部分がこの作品の特徴でもあるのかなと思うんですが、そういうところを感じて頂いて、
こういうCDを好きで聞いて頂く方の中にも、夢ややりたいことある方がいらっしゃっると思うんですけれども、
どんなに青臭くても、突き進んだり、真っ直ぐな気持ちを持つことが大事なんだなと思って聞いて頂ければ嬉しいです。
そして色っぽいシーンは色っぽいシーンとして聞きつつ、さらに今回の二人の恋物語を聞きつつ、多種多彩な楽しみ方もできると思いますので
楽しんで頂ければと思います。史鶴と功が気になっていた方も、ちょっとした後日談という感じで今回、ある意味スパイスとして
僕等も出ていますので、少しだけ聞き耳をたてて頂けると嬉しいです」
間宮さん 「近年増加傾向にあるオレオレ詐欺には、皆さんも、お父さんお母さんも含め、気をつけて頂きたいなと。
こういう奴に引っかかるなと思って頂ければこれ幸いです(笑)。宜しくお願いします」

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