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Interview
サイード 役 : 成田剣さん
リインシャール・イブン・ファルハマド・アル・カトラカマール 役 : 福山潤さん
綾高大地 役 : 日野聡さん

Question01 収録を終えてのご感想をお願いします。
日野さん 「非常に面白い現場で、こうして同い年の福山君と作品でがっつり絡めたというのも、すごく嬉しかったです。
非常にボリュームもあって、内容的にも、綾高はコミカルな部分もありつつ、リインの抱えているものを理解していきながら、
お互い徐々に近付いていくという様が演じていて僕自身とても楽しくて、あっと言う間の二枚組の収録でした」
福山さん 「とても楽しい収録でした。二枚組でボリュームがあったんですけれども、本当に久しぶりにBLの作品でメインでがっつりやらせて頂けて。
やっぱりBL作品ってこう二人っきりでずっと会話が続くじゃないですか。
どのジャンルでもそうなんですけど、そういう台詞のやりとりというのが面白くて。
いつも聡(日野さん)とは仕事を一緒にやっているんですけど、こうしてなかなか台詞をがっつり絡んで演じることはなかったので、
聡の呼吸であったり、お互いの台詞のやりとりが楽しかったですし、色々自分の出したいものとかの戦いもあったりして、とても有意義な収録でした」
成田さん 「今回二枚組ということで、かなりボリュームのある作品でした。
特に主人公の綾高とリインが大変だったと思うんですけれども、
ストーリーも彼ら二人の心のやりとりが感じられた、すごく面白い作品だったと思います。
僕の演じたサイードはリインの保護者といいますか、いつも彼の後ろにいて彼を守る役どころだったんですけれども、
演じていて僕自身面白かったし、ただのお付きの人という感じではなかったところが良かったですね。楽しく演じられました」

Question02 作品中、印象に残ったシーンや聞いて欲しいシーン、聞き所などありましたらお聞かせ下さい。
日野さん 「印象に残ったシーンは、やっぱりリインやサイードが難しい名前を言うところですね(笑)」
福山さん 「(笑)」
日野さん 「あそこは聞いていて大変そうで(笑)。
僕は言わなくて良かったので良かった~と思いつつ、後ろで楽しく聞いていました(笑)。
自分の役どころ的な聞き所はどこだろう…レンタルビデオショップで働いている綾高のシーンですね。平凡な感じがね」
福山さん 「印象に残っているのは、物語の肝の部分でもある月の丘のシーンですね。ディスク1でもディスク2でも出てくるので。
その月の丘で、時間の流れによって綾高との関係が変わっていったり、
リインの心情の吐露の変化があったりするので、その場面が聞き所かなと思います」
成田さん 「最後の方の空港のシーンです。
リインが涙ながらにアラビア語を喋るシーンで、無理をして一生懸命本心とは違う言葉を話すシーンがとっても良かったですね」

Question03 共演されたご感想をお願いします。
福山さん 「聡とはさっき言ったとおりですが、成田さんとも結構お仕事をご一緒することは多いんですけど、
成田さんがああいう立ち位置で、抑えた感じで演じて下さることで、
僕達がその辺の部分のバランスを取らなくても演じられたというところがさすがだなと思いましたね。
あと雰囲気作りも成田さんがいらっしゃることで、柔らかくなる部分も強いですし。
国王役で菊池正美さんが来て頂いていて、正美さんともすごく久しぶりにお仕事をご一緒することができて。
諸先輩方とこういう風に絡めて、すごくいい緊張感と楽しさがあって。
それってこういう現場ならではだな~と、いつもBLのジャンルをやらせて頂くと思います」
日野さん 「左に同じです」
福山さん 「(笑)」
日野さん 「潤君とのかけあいは先ほど言ったとおりなんですけど、信頼している阿部さんのディレクションとかね」
福山さん 「そうだね。でかいよね、そこね」
日野さん 「そう。そういう部分も非常に大きくて、みんなのバランスがすごく綺麗に成り立っていて、とても素敵な作品になったのではないかと思います」
成田さん 「日野君と福山君は同い年ということで、すごく息が合っていてとってもいいコンビだなと思いました。
やっぱりメインのコンビがしっかりしていると、周りの人も安心して演じられるので、そういう意味でも雰囲気がとっても良かったですね。
収録は二日間かかりましたけど、全然長く感じなかったですね。楽しくお仕事できました」

Question04 ファンの方への一言をお願いします。
日野さん 「とにかく二枚組でボリュームもたっぷりなんですけれども、全てが聞き所で、楽しんでもらえる作品になっていると思います。
聞いて下さる皆さんに、きっとリインの抱えているものが伝わってくると思いますし、
それに対する綾高の立ち位置とか、そういったものをとにかく楽しんで頂けたらいいなと思います」
福山さん 「二枚組で、聡と二人で、あと他のキャストの皆さんで作り上げたこの作品を、
原作をご存知の方も、そしてCDからこの作品に入って下さる方も楽しんで下さることを願ってお送りするのですが、
やっぱりBLのジャンルだけではなく、ドラマCDという媒体でこういう風にがっつりとドラマをやらせてもらえるというのは大変楽しいことです。
その楽しさが皆さんにも伝わればいいなと思います。楽しんで頂ければ嬉しいです」
成田さん 「BLの作品で二枚組って多いんですかね?
僕はあんまり経験がなかったんですけど、今回二枚組ということで、ボリュームたっぷりで、とても面白い作品だと思うんですね。
リインの個性と綾高の個性がしっかりしていたし、ほとんど二人の世界と言ってしまえば二人の世界なんですけど、
聞いていて飽きさせない作品になっていると思います。
原作を読まれていて、すでに作品の魅力を分かっていらっしゃる方は多いと思いますが、
ぜひCDも聞いて頂いて、また新たな魅力に気付いて頂いて、楽しんで頂ければなと思います」

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