高橋さん |
「こんなに続編というものにすんなり入れたのは久しぶりです。今回も一年ちょっとですけど、
どうしても続編までは時間が空いたりするので、前作でやった感覚のベースの部分は覚えていても、
どういう気持ちが高まって今ここに繋がっているかというのは割と複雑だったりするじゃないですか。
事前に前作を聞いて『ああそうだったなー』と思い出しても、感情ってリアルでオンタイムなものなので、
そこまで持っていくのが難しくて一番大変なんです。
でもこの作品で、この鈴木達央君と絡むと、全くもってそんなことが必要なくて!」
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鈴木さん |
「(笑)」 |
高橋さん |
「CDの冒頭、メールの第一声は僕なんですよ。その第一声だけちょっと気をつけたら、あとはもう何にも考えなくても
謙也と颯生になれたんじゃないかなと思います」 |
鈴木さん |
「うん」 |
高橋さん |
「すごいベストパートナーだと思ってます」 |
鈴木さん |
「僕もまさしく同じ感覚で、喋り始めて『わーどうしよう』って思ったりする時もあるんですけども、この作品は全くないんですよね。
最初からそういう迷いみたいなものが一切ない状態から入れたので、後はもう転がるだけだみたいな。
しかも演じている最中に、お芝居で色々構築していくということをしなくちゃいけないんですけど、それがこの作品では演じているうちに
逆にほどけていくという不思議な感覚があって。
それというのは原作の力がすごく絶大だと思うんですが、同時に共演の方のお力が強いのかなと思います。
そういう意味で広樹さんには感謝しきりですし、僕もものすごくベストパートナーだと恐れ多いながらも思っています」
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