立花さん |
「僕の演じた千里という役のちょっと昔言葉というか、古風な感じを受ける台詞回しですね。
千里のキャラクターを位置付ける台詞や言葉回しで、いくつか非常に面白い…僕自身がこれ使えたらどこかで使いたいと思ったのが、
モノローグの『速度と角度が変わる』というのと」
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安元さん |
「野球じゃねえか(笑)」
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立花さん |
「(笑)というのと」
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安元さん |
「そこなんだ(笑)」
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立花さん |
「あとは『インサート』(笑)」
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安元さん |
「俺は『挿入』って言ってた(笑)」
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立花さん |
「そう、その単語がすげえ面白いと思って(笑)」
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安元さん |
「俺が挿入って言ってるのに、その後インサートってまた言うんだよ」
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立花さん |
「そう!そこの二人のやりとりがすごく面白くて(笑)。
これは先生の感性なんだろうなと思って、僕はその先生の感性に惚れました(笑)。
あとはシーンとしては、モノローグも含めて、自分の信じる道とお互いの信じる道を理解し合えた場面、
これまでバラバラだった二人が繋がって、二人で一つの世界になる流れがすごくきれいだったし、
内側からあふれ出てくる想いがすごく伝わってくるシーンだったので、そこですね。
そういう言葉回しが面白い場面もあれば、心情面ですごく魅せられたシーンもあったので、
その二つが僕の中ではすごくインパクトがあったかと思います」
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安元さん |
「フリートークでも話したんですけど、キャラクター全員、一貫性がすごく取れているところが面白かったですね。
全員のそういうポリシーというか、こだわって生きているポイントが台詞の端々にいっぱい感じられるんですけど、
それを見つけていくというのも面白いんじゃないかなと思います。
梶がやった役もそうだし、慎之介がやった役も、俺がやった役も、雪乃ちゃんもそうだし。
みんながみんな、各々の中にあるものがぶれてないから。そこが面白いなと思いました。
ご都合主義で変わっていっちゃう作品もありますが、今回の作品は着地点に向かっての一本線が全員きれーいにおさまったので、
そこが本当にすっきりしましたね。そういうキャラクターのポリシーを見つけてもらえれば面白いんじゃないかと思います」
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梶さん |
「2人に、涙ながらにお金の相談をする場面です。
このシーンは、勇美にとっても、千里や虎之介にとっても重要なシーンなので、丁寧に演じました」
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