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Interview
仮原眞也 役 : 三木眞一郎さん / 藤野幸孝 役 : 平川大輔さん
占い師 役 : 神谷浩史さん
シュウ 役 : 小野大輔さん

Question01 収録を終えてのご感想をお願いします。
三木さん 「今回、仮原君という人の心の声が聞こえてしまう青年の声をやらせて頂きました。
世間と斜に構えてつきあっていた彼が、藤野さんと知り合ってどうなっていくのかというところが物語の核になっています」
平川さん 「今回僕が演じさせて頂いたのは、藤野という大学の准教授をやっている青年です。
藤野は非常に純粋で、馬鹿正直といいますか、心の声が聞こえる仮原君からしてみると、言葉が輪唱で聞こえてくるくらい
心の中で考えていることと口から発しているものが、その温度も含めて全く同じというピュアな人なんです。
だからこそ、現代社会では損をしたり失敗をしたり…。生きることに不器用な人だなと思いました。
中身は非常に重い部分もあるんですけれども、聞いて頂く方にはしっかりしたドラマを感じて頂ける作品ではないかと思います」
神谷さん 「前作の『言ノ葉ノ花』のアナザーストーリーということで、非常に貴重な経験をさせて頂いたなと思います」
小野さん 「前作の『言ノ葉ノ花』をがっつりと演じた身からすると、今回シナリオを読んでいて、歴史は繰り返すんだなと、
自分達のことではないんですけれども、とても不思議な、読んでいるだけで身につまされるような切ない気持ちになりました」

Question02 作品中、印象に残ったシーン・聞いて欲しいシーンなど、このCDの聞き所をお願いします。
三木さん 「神谷と小野です」
平川さん 「(笑)」
三木さん 「聞き所は全部なので、聞いて下さった皆さんが決めて下さい」
平川さん 「原作をご存知でドラマCDをご購入して下さる方も、このドラマCDを聞いて下さってから原作も読んでみようかなと思って下さる方も
いらっしゃると思うんですけれども、今回のお話は、それぞれの方の好きなところ、心に触れたところがきっと違うんじゃないか
と思いますので、聞いて下さった方に、それぞれお気に入りのシーンを決めて頂けたらなと思います」
神谷さん 「全体を通して全てが聞き所だとは思うんですが、その中でも、僕が演じさせて頂いている占い師を中心にお話させて頂くとすると、
仮原に対して、心の声が聞こえているからじゃないんだよ、と言うシーンです。真理ですよね。そこがとても印象に残っています」
小野さん 「冒頭の麻雀シーンです。前回、僕がフリートークで心を読める能力があったら何に使いますか?
という質問に、麻雀をする!と答えたんですが、今回冒頭のシーンで仮原さんの麻雀シーンがあるのは
そこからのインスピレーションだと伺いました(笑)。あぁ、本当に言葉って大事だなと。
言葉ってうかつに発してはいけないなと思ったんですが、逆に僕が言ったことが反映されているシーンがあるというのが嬉しかったです」

Question03 共演されたご感想をお願い致します。
三木さん 「二人だけの時間がすごく長かったので、相手が平川君でよかったなと思います」
平川さん 「ありがとうございます」
三木さん 「俺は嘘は言わないから」
平川さん 「一番最初のところで、すごくキャラクター作りに迷ったんですが、その時に三木さんから頂いたアドバイスや、
気遣って頂いた一言がとてもありがたかったですね。それでスーッと道が見えて、あ、こうやればいいんだと分かったんです。
当たり前のことなんですけれども、そこから先はひたすら三木さんや相手の方の台詞を聞いて、それに対して反応して
答えるということに集中して演じることができました。 収録なのでもちろん緊張もするんですが、自分の中では非常に心地いい緊張感で、
集中して濃密な時間を過ごさせて頂けたことにとても感謝しています」

Question06 ファンの方への一言をお願いします。
三木さん 「今回2弾目ということは、最初にやった神谷と小野がいい仕事をしたからきっとこういう形になったんだと思います。
原作をお好きな方が聞いて頂いても、音の作業的にもがっかりさせないものになっていると思いますので、
ぜひ多くの方にお耳にして頂ければ嬉しいです」
平川さん 「今回の作品は、心の声という普通は聞こえないものが聞こえる人と、心の中と口から発する言葉が全く同じという人の出会いや、
人を信じられるようになるかならないか…という重い内容を描いていて、もしかしたら聞いて下さった方の中には胸が痛くなる方も
いらっしゃるんじゃないかと思います。それくらい中身のつまった濃い作品になっていると思いますので、
ぜひ聞いて頂いて、皆さんの中に何かが残ったら嬉しいです」
神谷さん 「今回の作品は皆さんにとっても変わった作品としてうつると思います。
前作をお聞きの方は当然そうだろうと思いますし、この作品から入られる方は実は前作が存在するという…
続編ではないけれども、続編?みたいな、疑問形のちょっと変わったタイトルです。
作品の内容も人の心というものを扱っていて、非常に繊細に紡がれた内容でとても丁寧に作っているので、
その辺を楽しんで頂ければと思います」
小野さん 「『言ノ葉ノ世界』というタイトルが表すように、言葉を紡いでいくことで何か世界が変わる、人生が変わっていくという、
言葉が持っている言霊のようなものが感じられる作品だと思います。
前作の『言ノ葉ノ花』の時から感じていたんですが、言葉に何か気持ちを乗せることで、世界が動いていく…人と人との絆というものが、
初めて言葉にすることで生まれていくということが描かれているので、言葉って大事だなと改めて思える作品だと感じました。
また長谷部…シュウを演じられてとても嬉しいです。
ドラマCDにする意味合いがとてもある作品、音声化することに非常に意義のある作品だと思います。
僕らも力を込めて演じさせて頂きましたので、ぜひぜひお手に取って確かめて頂ければと思います!」

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