Atis collection - Interview


多岐川恭役 : 諏訪部順一さん古森忠道役 : 杉田智和さん井吹隆哉役 : 川原慶久さん	藤田孝紀役 : 岸尾だいすけさん

Question01

収録を終えてのご感想をお願いします。

杉田さん	「教師の大変さと喜びが解るような、真剣な収録現場でした」
諏訪部さん	「物語は前作に引き続いての時間軸でして、古森と多岐川の心が通って以降のシーンが描かれております。しかし安穏と時が過ぎていくわけではなく、色々と波風がたったりするところをお楽しみ頂ければと思います。久々に演じさせて頂いたキャラクターでしたが、とても楽しく取り組むことができました」
川原さん	「聖職者であるとか、神聖な仕事でと言われる、『人目を気にしなければいけない』教育者という職業の中で、男性同士が恋人というハードルの高い中で恋をしている二人のお話しでしたので、その中で揺れる古森先生や、多岐川先生の葛藤をものすごく楽しく……というと語弊がありますが、『二人が上手くいくといいな』というヒヤヒヤ感とドキドキ感を抱きつつ、作品に取り組ませて頂きました」
岸尾さん	「今回は新キャラも出てきて、絡んだりも出来ました！！ストーリー的にはコメディ要素も強い作品ですので、BLとはいえ非常にライトな感じで楽しめるんじゃないかと思います。毎回大和先生の作品では思うんですけれどね（笑）今回もやっぱりそういう印象が強かったです。そして登場人物がBLにしては多いし、女性とか子供も出てきますから、非常にわきあいあいと、日常に近いというか、ナチュラルな感じで聞けるんじゃないかと思います。楽しい収録でした♪」

Question02

作品中、印象に残ったシーン・聞いて欲しいシーンなど、このCDの聞き所をお願いします。

杉田さん	「あまり構えずに作品を楽しんで下さい」
諏訪部さん	「聞き所はあえて一つに絞らずに全部とさせて頂きたいと思います」
川原さん	「とある一つのシーンというわけじゃなく、前があるから今があって、物語が全部繋がっているものだと思うので、そういう意味では本当に全部のシーンを楽しんで聞いて頂きたいなと思います。僕も聞き所は全部という答えにさせて頂きたいと思います」
岸尾さん	「自分大好きみたいな感じにうつるかもしれませんが、酔っ払いのお芝居に定評のある岸尾だいすけとしては（笑）、酔っ払ってるシーンですかね（笑）。そんな冗談はさておき、お話が全体を通してきっちり楽しく組み立てられていますので、全部を楽しんで頂けたらと思います」

Question03

共演されたご感想をお願い致します。

杉田さん	「新キャラクターに川原さんを迎えての収録でした。実直なキャラクターが川原さん自身とシンクロしていた気がします」
諏訪部さん	「なごやかに、粛々と」
川原さん	「（笑）」
諏訪部さん	「収録が進んでいきましたので、居心地のよい現場だったように思います。スムーズに収録が行えましたので、良かったです」
川原さん	「諏訪部さん、杉田さんが、一枚目のCDから育ててこられた人間関係の中に入っていくということで、最初はちょっと緊張していたのですが、二人の関係性とか生徒達の小学校独特の囃し立て等を聞く内、「ああこんな時代があったな」と思い出せるような素敵な収録現場でしたね。その雰囲気が、聞いている皆さんにも伝わればいいなと思っています」

Question04

今回、作中に運動会のシーンが出てきますが、何か運動会にまつわる思い出がありましたらお聞かせ下さい。

杉田さん	「借り物競走に憧れていましたが、一度もやった事がありません」
諏訪部さん	「諏訪部は基本的に運動会というものが大嫌いで、できることなら参加したくないというテンションだったので」
川原さん	「（笑）」
諏訪部さん	「あまり思い出がありません。運動自体は嫌いじゃなかったんですが…あまり心に残っていません。すいません…」
川原さん	「（笑）」
川原さん	「一番印象に残っている運動会というと、やっぱり小学校時代の運動会で、その時の純粋な気持ちをどこで置き忘れたものか、中学と高校時代の運動会というのは、どうやってサボるかということにものすごく力を使っていました。運動会が始まる前に、どの種目に出るかをみんなで話し合うんですけれども、いかに自分が運動ができずみんなの足を引っ張るかというのをクラスメートの前で訥々と語る５分間を経て、無事にあまり集団責任を問われないポジションで運動をするという、今の人生と似たり寄ったりということを高校時代からやっていたと思います。そう考えると、小学校時代の純粋な気持ちでやった騎馬戦なんかが、自分にとっては一番面白かった運動会の思い出なんじゃないかなと思いますね」
スタッフ	「ありがとうございます」
川原さん	「この悲しい感じはどうしたものか…（笑）」
全員	「（笑）」
岸尾さん	「僕は運動会に限らず行事ごとが好きではなくて、面倒くさいと思ってたんですよね。運動会はその最たるもので、学校の年中行事の中でも一、二を争うくらい嫌いでしたね。何とか回避できないものかと。一番自分の中で情けなかったのは高校の時の体育祭ですね。２０００メートル走だったかに出場して、最初にハリキって飛ばしまくり、１位になったものの、すぐスタミナが切れで、最終的には最下位だったという・・・ペース配分のお話です」

Question05

今回、学年主任の井吹が初登場しますが、学生時代、井吹先生のように怖い先生や
ちょっと変わった先生の思い出がありましたら教えてください。

杉田さん	「厳しさに意味があって、納得させられる能力と誠意ある先生に巡り会うと成長期の基礎が形成されます。中学の時のテニス部顧問の先生がそうでした」
諏訪部さん	「中学生の時に、技術の先生であだ名が『チョップ』という先生がいらっしゃったんですが、その先生は階段を昇り降りをする時に必ず手すりチョップしておりまして、何でそんなことをしているんですか？と訊ねたところ、お前達が悪さをした時に鉄拳制裁を加えるために、このチョップをより破壊力を持たせるため日々鍛練しているんだと、そういうお答えが返ってきたという思い出がございます。ちなみにその先生は、見た目的にはブラザートムさんに似ていたなあと（笑）」
川原さん	「（笑）」
諏訪部さん	「久しぶりに記憶の扉が今開きました」
川原さん	「特徴的な怖い先生というのが…本当に僕は成績優秀ではない生徒だったので、周りの先生は全員僕に対して厳しくあたってくる先生方ばっかりだったんですよ。でも印象深い先生というのは何人かいまして、諏訪部さんのチョップ先生もそうなんですけれども、生徒に何か打撃を与えようとする先生は必ず何か過激な発言を繰り返すんですよ。僕の場合は英語の先生の高橋先生という方がいたんですが、その先生は英語のスペルを間違える、宿題をやってこない、解答を答えられない時に必ず、「お前達、銃殺だ！」と繰り返す先生で、みんなから『銃殺野郎』と呼ばれていました。あの過激な性格が一体どの辺で形成されてきたのかということをみんなとお酒を酌み交わしながら高校時代に…（咳払い）議論したこともあったんですけれども、学校の先生というのは、何か特徴があるとみんなから愛されるんだなと、多分あの辺で学んだような気がします」
岸尾さん	「僕の時代は変な先生がものすごくいっぱいいましたよ！いっぱいいすぎるなあ。中学の時も高校の時も。僕の時代は今みたいにモンスターペアレンツもいなかったですし、殴られて云々…みたいなのもなかったので、すぐ殴られてすぐ吹っ飛んでました（笑）。よく血を見る日々でしたよ（笑）。筋骨隆々な体育の先生とか、ヤ○ザにしか見えない美術の先生とか・・・化学の先生で、授業中に問題を出して解けなかったらトラック一周走ってこいって言う先生もいました。そして高校にもいっぱいいたなぁ・・・それはまたどこかで！」

Question06

ファンの方への一言をお願いします。

杉田さん	「学生でいられる時間は意外に少ないです。最近、特にそう感じます」
諏訪部さん	「今回第２弾のドラマＣＤをお届けできることになったのは、偏に皆様の応援のおかげだと思っております。原作共々、ドラマＣＤの方もお楽しみ頂ければと幸いです。どうぞ宜しくお願いします！」
川原さん	「皆さんがとても真面目なコメントを言われてますので、私くらいはふざけておこうという心持ちで解答させて頂きますが、何でしょう…小学校の教師がこんなにセクシーであっていいはずがないと思いながら」
諏訪部さん	「ふふ」
川原さん	「諏訪部さんと杉田君の先生を聞いておりました。特に諏訪部さんの演じられる多岐川先生のエロさったらなく（笑）」
諏訪部さん	「（笑）」
川原さん	「場合によってはこれは子供が純粋培養されてしまうのではないかと危険を感じながらこのＣＤを楽しませて頂きました。ひょっとするとＢＬ世界では、こういう先生達が未来のＢＬ者を作っていくのではないかと危惧しております」
諏訪部さん	「危惧してるんだ（笑）」
川原さん	「若干（笑）。皆さんもそういうことを踏まえて、先生達のエロさを楽しんで頂ければ幸いです」
岸尾さん	「皆さんの応援があっての２作目ということで、本当にありがとうございます。でもこの状況に満足することなく、もっともっと応援して頂ければ、先生もその応援に鼓舞されて、どんどん原作を描き続けてくれると思います（笑）。今後も応援して頂けたらと思います。できれば藤田のパパもね…裕紀もがんばってますけど、パパもがんばりたいです！応援して頂ければ、パパの出番が増えて、また世界観も広がると思いますし、深みが出て来るんじゃないかなーなんてね。本当ですよ？多岐川と古森だけを掘り下げるだけじゃなくて、他のキャラも掘り下げていくと作品の枠がひろがりますから… 僕が言うとなんかやらしい感じに聞こえますけど（笑）、新キャラの井吹先生も掘り下げつつ、どんどん新しい世界が広がっていったらなあと思います」

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