小西さん |
「僕のキャラクターは(近藤君と)二人で一人を演じるというような形で、前半部分がどういう形でできあがるのか分からなくて
想像するしかなかったので、その状態で後半をやるというのはやっぱり難しかったですね。
どういう風にキャラクターを作っていいのかな?という迷いがありつつ、フェイワンが持っている龍聖への優しさというか、
龍聖を大事にしたいという思いをとりあえず第一に考えて役を作っていったという感じです。
今回、台本にキャラクターの絵がたくさん載っていて、絵だけを見ると割と粗暴な感じの王様なのかなと思っていたんですけど、
でも実際にはそうではなくて。仲間に信頼されていて、龍聖に対してはすごく優しくて…荒々しくて優しいとかじゃなくて、
本気で優しいのでちょっと驚きましたね。絵があってありがたかったんですけど、少し考える部分もあって。
こういうキャラクターか、じゃあどうしようと色々考えたんですけど、とりあえず思っていることを全部やってみて、
後は先生やディレクターにお任せして、フェイワンというキャラクターを作っていこうと思って演じました」 |
安元さん |
「お話としては、僕達男の子が大好きな竜も出てきて、おお、ファンタジーだなあと思いましたね。
その中で、龍聖の立ち位置が面白いなというのが僕の第一感想で、なるほどこうやってこうやってこうなるんだという、
龍聖の心だけじゃなくて、あり方のプロセスがすごく面白い作品だなと。
僕の役柄的には、カチッとしているようでふわっとしているんですけど、最終的には忠誠心で自分をまとめ上げている武人なのかな
と思いながら演技をしました。自分としては好きな役だったので、すごく楽しかったです」 |
近藤さん |
「世界観としてはファンタジーではあったんですが、物語の中でアラビア風というイメージがちょいちょい出てくるんですけど、
僕の中では、少し中国的な、広い意味の東方世界的な混然としたイメージかなと思いましたね。
キャラクター達が、龍聖との関わり方ややりとりとか、後の変化の仕方とか、それぞれのキャラクターによって異なる変化をしていくので、
みんなこんな風に変わっていくのか…と思いました。
個人的にはフェイワンの子供の…実際には体が小さくなっているだけなので、中身は他の方達と同じくらいなんですけれども…
そういう精神状態ではあるんですが、体自体は小さくなっているので、その心と見た目と王様としての3つのバランスをとるのに
苦労しましたね。でもとても楽しかったです。がんばりました」 |
遊佐さん |
「龍聖としては、突然異世界に迷いこんでというか、呼び込まれてひたすら翻弄されていく中で、
自分の生き方や方向性が定まっていくという流れすべてが大変でした。
人間的には最初のシーンは蔵を整理して生活のために遺品を整理したりと、世知辛いものを背負っていたり、
少し疲れたようなところもあったりするんですが、それが異世界に迷いこんで翻弄されていくうちに、
だんだんピュアになっていったような気がしますね。役作りとしては段々若返っていくような感覚でした。
年齢的に若返るわけではなくて、考え方がシンプルになってきて、余計な雑音に影響されなくなった分、まっすぐになってきたという感じ。
元から歪んでいたというわけではないんですけれども、すがすがしくなっていったような気がします」 |
平川さん |
「シュレイは龍聖様の召使として仕えるために体を変えられていたり、過酷な環境で育ってきている人なんですが、
非常にまっすぐといいますか、ある意味とても男らしい人として成長している、とても素敵なキャラクターだなと思って
台本を読ませて頂きました。
いつも柔らかい物腰で、本当の気持ちは心の奥に隠しているので、基本的にはあまり感情が表に出ないような
物言いをするように収録中は心がけていたんですが、その中でにじみ出てきてしまう感情だったり、
龍聖様へのほのかな想いであったりというものが、言葉の端々や言葉の裏に見え隠れしているような表現ができていればいいな
と思いながらやらせて頂きました。
舞台設定がファンタジーで、すごく想像しやすいですね。僕ら男性陣が聞いても女性の方に聞いて頂いても、
ナレーションや状況を説明している台詞が、頭の中でバッとイメージが広がるよう細かく描写されていますし、
そういうところも楽しんで頂ける部分の一つじゃないかなと思います」 |
日野さん |
「ユイリィはフェイワンの従兄弟で、物語の根幹にはそんなに関わっていないんですが、ラウシャンを止めたり、
常識的な行動をとったりする人物でしたね。個人的には龍聖の香りにやられずにすんだので(笑)」 |
全員 |
「(笑)」 |
遊佐さん |
「母親のとばっちりは食ったけどね(笑)」 |
平川さん |
「唯一じゃない?」 |
安元さん |
「あーそうだ」 |
日野さん |
「そうなんですよ。唯一龍聖の香りにやられていなかったので、何か秘策でもあるのかなと。
ある程度距離を保っていたのかな?とか色々考えながらやっていました」 |
遊佐さん |
「鼻がよくないんだ」 |
平川さん |
「鼻炎なんだよ(笑)」 |
日野さん |
「確かに若干鼻づまりなところがあるかも(笑)」 |
遊佐さん |
「花粉症なんだよ(笑)」 |
日野さん |
「彼はそういうアレルギーのおかげで…」 |
代永さん |
「そういう設定になっちゃった(笑)」 |
日野さん |
「龍聖の香りにやられずに冷静でいられたんだなというのが、今分かりました(笑)」 |
代永さん |
「今明かされる真実(笑)」 |
遊佐さん |
「もっと読み込んできて!(笑)」 |
日野さん |
「僕の勉強不足でした(笑)」 |
全員 |
「(笑)」 |
代永さん |
「メイファンは一番年下で、この物語の中では一番幼い役ということで、弟的立場と龍聖様にも言われているんですけれども、
年下が故の恋愛感情みたいなものや、そういう感情故の過ちが出てきてしまって、それを隠せずにミンファ様に見抜かれてしまい、
自分の息子を王にするために利用されてしまったという可愛そうな子なんです。でも最初の登場シーンがとっても可愛らしくて、
純粋無垢な子で、龍聖様に普通にコミュニケーションをとりにいったらいきなり投げ飛ばされてしまうという…」 |
遊佐さん |
「とどめをささなかっただけありがたいと思って(笑)」 |
代永さん |
「危ない!(笑)一歩間違えば殺されてたかもしれません(笑)」 |
遊佐さん |
「地下闘技場だったら殺してるよ?(笑)」 |
全員 |
「(笑)」 |
日野さん |
「グラップラー・バ●みたい(笑)」 |
遊佐さん |
「東京ドームの地下にある(笑)」 |
代永さん |
「メイファンはまだ十代だから大目に見てあげて下さい(笑)。
…とまあ、一番最初は普通に登場して、龍聖様とお話がしたいというところから、段々狂っていってしまうところを聞いて頂いて、
楽しんで頂ければと思いながら演じさせて頂きました」 |
小杉さん |
「物語としては結構難しい話でしたね。登場人物達がそれぞれ運命に翻弄されながらも、何とか自分の生きる道を懸命に
生きていくところがとってもいいなぁと思いました。
あと、その状況状況での心理描写がとってもよく描かれていて、言葉以外にもう一つ奥に何かがあるような感じがしましたね。
僕が演じたラウシャンに関しては、キャラのイラストを事前に頂いて見たんですけど、パッとキャラを見た時は、
クールで怖そうなお兄さん?おじさん?って感じで(笑)。
僕の個人的な印象ですけど、中身は結構ホットで思いやりもあったりして。ただラウシャンも自分の役割をきちんとわきまえて、
それを大事に生きていく…そんな印象でしたね」 |