小西さん |
「ほとんど二人で喋っていたんですけれども、わきあいあいと楽しく、相談したりしながら、みんなで作っていった感じはしますね」 |
野島さん |
「小西さんはどんな時でもどんな作品でも、ロビーとか本番じゃないところで笑わせてくれたりして」 |
スタッフ |
「ムードメーカー的な存在ですね」 |
野島さん |
「ムードメーカーというか…あれは笑わせなきゃと思って頂いているのか、それとも…」 |
小西さん |
「楽しい現場がいいなと思うからさ」 |
野島さん |
「そういう空気作りをして下さるんですよ。だからふと気がつくと、小西さんがいる現場は楽しいんですよね」 |
小西さん |
「ずるいんだよね、きっとね。楽しい雰囲気になって、スタッフさん達も楽しい気分になってくれればいいなと思ってるわけ。
役者とスタッフさん達の間の溝って絶対あってはいけないと思うんだけど、それをこううまく利用して、楽しい雰囲気を作っておけば、
大体何をやってもOKだろうみたいな…(笑)」 |
野島さん |
「(爆笑)」 |
小西さん |
「嫌らしい大人の計算もあるわけですよ(笑)」 |
野島さん |
「それは全体が見えてるからですよ。僕は全く自分のことばっかりだから」 |
小西さん |
「俺も自分のことで手一杯ですよ!」 |
野島さん |
「(笑)すごいなと思いながらも、まんまと笑ってるんですよ」 |
小西さん |
「僕は活字を読んでますから、頭に文字が出ちゃうんですよね。駄目な役者の見本です(笑)」 |
野島さん |
「カッコ笑い、とか出てる?」 |
小西さん |
「カッコ笑い、とか出てる。目で台本を追っちゃうからね。駄目ですね。僕らの仕事って、良い悪いは分からないですけれども、
色んな役をやれたり、その場で瞬間的に変わっていける特殊で面白い仕事ではあるんですが、ドラマの役者さんとかと違って、
限られた5時間、3時間とかでどんどん変わっていかなきゃいけなくて。
それが毎日続いていくわけだから、台本を全部覚えるということはできないんですよね」 |
野島さん |
「覚えちゃうと逆に邪魔になってしまったりね」 |
小西さん |
「そうそう。対応できなくなっちゃう。アニメーションとか尺も完全に決まってるからね。
気にしなくてもいいよって仰って下さる方もいるんですけれども、なかなかね」 |
野島さん |
「集中力と冷静さが必要で」 |
小西さん |
「ね。結構難しいよね、会話にするのってね。どうしても活字で、もう次の展開を文字で見て分かっちゃってるから」 |
野島さん |
「そうそう」 |
小西さん |
「聞いて反応するっていう、その行動を忘れちゃうよね。相手の台詞が来たら言うっていう」 |
野島さん |
「気をつけないと」 |
小西さん |
「うん、その辺が難しくて。でもだからこそ面白いんだけど」 |
野島さん |
「だからって集中してシーンとする現場になるかと思えば、笑わせてくれるから、やりやすいですね」 |
小西さん |
「リラックスしてできた方がいいよね。それに自分自身もリラックスしたいからさ。本番になると緊張しちゃうけど…難しいですね(笑)」 |
野島さん |
「この話をしだすと話がつきない(笑)」 |
小西さん |
「話がつきなくなっちゃうね(笑)。じゃあこの辺で(笑)」 |