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Interview
(写真左上から)
・皆川春海 役
 森川智之さん
・安芸遼一 役
 鈴木千尋さん

Question01 収録を終えてのご感想をお願いします。
森川さん 「ちーちゃんがずっと喋っていたので大変だなぁと思いながら、僕は僕でちょっと蓋を開けると悩み多き
ヘタレなお父さんみたいなキャラクターだったんですけれども、これまでなかなかこういう役を演じたことがなかったんですが、
とっても楽しく演じることができました。子供がいいですね、ああいう子供がいると(笑)」
鈴木さん 「確かに(笑)」
森川さん 「意外に聞き分けのいい子だったので、こういった夫婦の間にはああいうしっかりした子供が育つのかなーなんて思いつつ、
春海という役は演じていて自分の中で全てがうまくいったような、そんな感じがして、とても満足した作品になりました」
鈴木さん 「遼一は非常に母性愛が豊富なキャラクターといいますか、母性愛が彼のキャラクターの主要を占めているなと原作を読ませて頂いて
思いましたので、その感じと、あと優しく切なくとても繊細な彼の空気感がどれだけ出せるかなと、
今回はその空気感をすごく意識して演じさせて頂きました。
森川さんとは本当に何度もご一緒させて頂いているんですけれども、また今回は違った感じの森川さんのお父さん的な一面といいますか、
森川さんが素で喋っている時のような温かい雰囲気が役の前で出ていて、それがとても新鮮で、演じていて心地よかったです。
好きなんだけれども好きと言えないというのがとても苦しくて、気持ちの部分だけでは説明できない何かが非常にあるんですけれども、
そんな開放しきれない彼の切なさが最後に出て、それを受け止めてもらえたことによって、恋愛証明書がちゃんと発行されたのが
よかったなと思います」

Question02 作品中、印象に残ったシーン・聞いて欲しいシーンなど、このCDの聞き所をお願いします。
森川さん 「全体を通してのストーリーの展開や、人と人、特にBL作品では必ずカップルとなる主役の二人の心の葛藤やすれ違いみたいなものが
スポットライトを浴びますけれども、この作品はそれにプラスして、また一回り二回り余計にアレンジがしてあって、
出会いからすれ違いから、とても面白いシチュエーションなので、その辺のところを楽しんで頂けると嬉しいかなと思いますね。
実は登場人物もそんなにいないんですよ」
鈴木さん 「そうですね」
森川さん 「いないのにこれだけストーリーがどんどんどんどん展開して長くもつというのは、お話自体がとても面白くて引き込まれるからだろうなと
思いますので、ぜひ早くこのドラマCDが世に出て皆さんのお手元に届いてほしいなと思います」
鈴木さん 「個人的には、登場人物は少ないんですけれども、余呉さんとのシーンで遼一が感情を止めきれずに泣いてしまうシーンがあって、
それを余呉さんが厳しいけれども暖かい視線で彼を見つめて叱咤激励してくれるところですね。認めないぞと言いながらも
応援してくれるような雰囲気があったりして、そういうシーンがすごく温かくていいなぁと思いました。
あとは幸せそうな家族三人を見ている遼一と、その家族達の楽しげな会話の間に気持ちの温度の差がすごくあって、
そこがとても切なかったですね。自分が演じる演じないに関わらずすごく心が痛いシーンだなと思って…でも好きなシーンです」

Question03 共演されたご感想をお願い致します。
森川さん 「わきあいあい(笑)」
鈴木さん 「わきあいあい(笑)」
森川さん 「ちーちゃんとはすごく長くやっているので」
鈴木さん 「そうですねぇ」
森川さん 「本当に勝手知ったるというか、お互いの呼吸や間は分かってるつもりなので、合わせようとかここはどういう風に来るかなとか
全く考えないでやれましたね。お互い読み込んできた部分がしっかりしているので、何の心配もなく演じることができて、
逆に進み具合が気持ちよかったというか、ね」
鈴木さん 「うんうん」
森川さん 「楽しかったです」
鈴木さん 「本当に森川さんとはBLのデビュー作でご一緒させて頂いて(笑)、それで今日はディレクターさんが(その時と)同じ
阿部さんということで何だか不思議だなと思ったんですけれども、やっぱり森川さんは本当にどんな球でも受けて下さるので(笑)、
安心して球を投げられるな、と。今日は先輩に助けて頂いたところがたくさんあるんですけれども、非常に心地よく
演じることができて、何だかもっと喋っていたいなとかもっとこの空間にいたいなっていう気持ちが自分の中にありましたね。
本当に心地よかったです、すごく」

Question04 ファンの方への一言をお願いします。
森川さん 「恋愛証明書は区役所に行っても市役所に行ってももらえません(笑)。心の中で自分で作って頂くものです。
恋愛というか、好きな人と好きな人が一緒になるというのはとってもベストなことなんですけれども、それはとても体力がいることで……
色んなものを人間は背負っているんだなと、このドラマを通じて感じたりもするんですが、『恋愛は人を成長させる』、
そんなドラマCDだと思いますので、ぜひ楽しみに待っていて下さい!」
鈴木さん 「とても切なくて、最後に心があったかくなるような部分のある、非常にステキなストーリーだと思います。
これを聞いた後に、恋愛証明書をもう自分は持っているよと思う人は結構いるかもしれません。持っている方はその恋愛証明書を
大切にして頂いて、持ってない方は『恋愛証明書ってこういう意味か』というのが最後のモノローグというかナレーションの部分に
込められていますので、そこをかみしめて頂いたらいいんじゃないかなと思います」

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