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Recording Report

教師も色々あるわけで 収録レポート


3月中旬、都内スタジオにて「教師も色々あるわけで」の収録が行われました。

収録当日、今回の「教師も色々あるわけで」では、小学校が舞台ということもあり、
まずは元気な小学生達を演じてくださるキャストの皆さんのガヤ録りから始まりました。
ガヤ録りが終わると、メインキャストの杉田さんと諏訪部さんがスタジオ内に入られます。
お二人は原作本に目を通されたり、楽しそうにお話されたりしながら収録開始を待たれます。
一息ついたところで、プロデューサーがキャストの皆さんに原作者の大和先生をご紹介。
そこで先生にこの作品の全体像を伺ったところ、

先生「コメディなので楽しい感じになれば嬉しいです」
P「みんなサービス精神旺盛なので、本当に楽しくやってくれますよ(笑)」

と先生とプロデューサーのやり取りに思わず笑ってしまわれるキャストの皆さん。
スタジオ内は収録開始前からとても和やかな雰囲気に包まれました。

ご挨拶を終えた後、各キャラクター設定のためにテストが行われます。
数シーンを演じて頂いた後、より詳細なキャラクターの設定をするためスタッフ全員で話し合いを行います。

多岐川役の諏訪部さん。優しい中にも色っぽさのある、まるで王子様のような多岐川の演技に大和先生からもOKを頂き、
そのまま進んで頂くことになりました。
古森役の杉田さん。テストでは主に一生懸命で真面目な雰囲気を前面に押しだしたキャラクターで演じて下さいました。
さらに先生から「真面目な感じがとても素敵です!さらにもう少し全体的に情けなくてヘタレた感じを出してもらえると…」というリクエストに、
すぐさまキャラクターに反映してくださる杉田さん。
声のトーンも少しだけ高めに意識されつつ、さらにやわらかい雰囲気をプラスして演じて頂くことになりました。

コメディということもあって、テストではアドリブを連発されるサービス精神旺盛な杉田さん。古森と生徒達の会話に
多岐川が入ってくるシーンでは、杉田さんの面白いアドリブに思わず諏訪部さんが「…入れないな(笑)」と笑ってしまわれるほどでした。
他にも、酔った古森に多岐川が思わずキスをしてしまうシーンのテストでは、杉田さんのあまりの泥酔っぷりに
「そんな酔ってたらキスが出来ないよ(笑)」と思わずつっこみを入れられる諏訪部さん。
古森と多岐川を中心とした原作同様、お二人を中心にスタジオ内は和気あいあいとした雰囲気で、終始笑いが絶えませんでした。


テストが終わるといよいよ本番です。和やかな空気の中に、ほどよい緊張感が漂います。
物語は、古森が生徒が持っていた大人の本を没収しようと悪戦苦闘しているところに多岐川が現れ、
簡単に生徒から本を受け取るシーンから始まります。
古森と生徒が本を取りあうやり取りは、先生と生徒というよりも対等の立場のようでとても微笑ましいです。
本を取り合う杉田さんと藤田裕紀役の松本さんが、アドリブで楽しいやりとりを繰り広げて下さっています。ぜひ耳をすまして聴いて下さい!

何事にも一生懸命ですがどこか空回ってしまう古森。
生徒達に振り回されつつも、彼らを大切に想う気持ちや多岐川の好意に真っ向から向き合う姿を真摯に演じて下さる杉田さん。
単純でどこか鈍い、でもそんなところが可愛らしい古森の魅力をいっぱいに引き出し、表現して下さっています。

そして、諏訪部さんが演じられる多岐川。
生徒に接する様子はまさに理想の先生そのものです。大人だけでなく、小学生からも憧れられる多岐川ですが、
生徒との会話のシーンでは、諏訪部さんの発せられる言葉の一言一言から生徒を大切に思う気持ちが伝わってきて、
聴いているこちらまで優しい気持ちになれます。
そして、古森に対しては生徒に対する気持ちとは少し違い、愛しい思いが溢れています。台詞の端々から感じられる艶っぽさは必聴です!
生徒と接する優しくさわやかな先生の姿だけでなく、古森への愛情を抱える一人の男の姿と、諏訪部さんがそれぞれ的確に表現して下さっています。

あまりのキャラクターの把握ぶりに、思わず先生から「すばらしい…!」との感嘆の声が出るほど、まさに古森!まさに多岐川!のお二人。
キャラクターのイメージそのものの演技に、スムーズに収録は進んでいきました。

前半が終わり、いったん休憩に入ります。
前半だけでも台詞量の多い主役のお二人ですが、疲れた様子は見せず、車の話で盛り上がったりと休憩中も終始なごやかな雰囲気でした。

休憩後、杉田さんと諏訪部さんお二人のシーンの収録となります。
二人きりのシーンでは、生徒の前で見せる先生の顔とは違い、多岐川の声には古森を愛しいと想う気持ちが溢れ、
いっそう甘い雰囲気が醸し出されます。古森を口説く甘い囁きは聴いているこちらが照れてしまうほどかっこいいです!
多岐川の真剣な気持ちに向き合ううちに、徐々に多岐川に惹かれていく古森。
彼の真摯な態度や想いに触れ、少しずつ信頼と好意を寄せていく古森の気持ちの変化を、杉田さんが的確に表現して下さっています。
悩みつつも、気持ちが徐々に多岐川に向いていく古森の姿がとてもかわいらしいです!

そして肌を重ねるシーンでは、コメディタッチの日常風景とは違う、甘い雰囲気が漂っています。
教師としてだけでなく、恋愛においての経験や技術に関しても、多岐川よりうまくできないことが悔しい古森。
一生懸命彼に応えようとする古森の姿は素直でとても愛しく、思わず笑みがこぼれてしまいます。


お二人でのシーンが終わると、ここから藤田孝紀役(藤田裕紀の父)の岸尾さんも参加されての収録となります。
キャラクター設定のためのテスト収録では、子供思いで後輩思いな一面や、一見捻くれているけれど、
優しく正義感のある一面を表現して下さいました。その上、一児の父でありながらも、生来のやんちゃさが垣間見える藤田(父)。
仲の良い息子の裕紀とのやりとりは微笑ましく、先生からも「全く問題ないです。イメージ通りです」と一発OKを頂きそのままで進んで頂くことになりました。

本番でも、やんちゃな一面を見せつつ、小学生の子供を育てているしっかりした“父親”の孝紀の魅力をいっぱいに引き出し、表現して下さっています。
こちらもキャラクターそのものの演技に、収録はあっという間に終了。
古森と多岐川の関係をより一層近づける重要な存在として、見事に藤田孝紀を演じて下さいました。

最後は、諏訪部さんの演じられる多岐川と生徒達によるガヤ録りが行われました。特に楽しいサッカーのシーンは必聴です! 
収録は終始なごやかな雰囲気で、無事本編が終了となりました。

そして、購入特典の「杉田さんと諏訪部さんと岸尾さんによるフリートーク」では、子供の頃の夢や学校の先生の思い出話、
またちょっとしたハプニング(笑)など、盛りだくさんの内容となっております。
和気あいあいとしつつ、ちょっとゆるい(笑)お三方のお話が収められている特典CD。
皆さんぜひぜひ手に入れて下さいね!

長時間の収録でお疲れにもかかわらず、「お疲れさまでしたー!」と最後まで和やかな雰囲気のままスタジオを後にされたキャストの皆様。
本当にお疲れ様でした!
5月28日発売、大和名瀬先生原作「教師も色々あるわけで」。皆さんぜひお楽しみ下さい!!

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