Atis collection

[Atis collection] >> [Recording Report] >> [ご主人様と犬(Interview)]

Interview
・浅田千晴 役 : 平川大輔さん
・平 役 : 遊佐浩二さん
・鎧王上総 役 : 安元洋貴さん
・高城竟輔 役 : 杉田智和さん
・安斎守 役 : 岸尾だいすけさん
・大庭要 役 : 羽多野 渉さん

Question01 収録を終えてのご感想をお願いします。
遊佐さん 「全力を出し切りました。非常にやり遂げた感がありますけれども、皆さんに楽しんで頂ければと思っております」
安元さん 「フルマラソンを走った感じです。2キロくらい痩せたんじゃないでしょうか。でも楽しかったです!」
岸尾さん  「守くんは二十歳のわりにはずいぶん、幼い顔をしていたので、あまり年齢に見合わない声を出した気がします。
絵を見る限りじゃかなり可愛いですし、作中でも顔のせいでなめられる…みたいなことを言われていたので、
かなりなめられる感じで(笑)、やれたんじゃないかと思います」
杉田さん  「現実で犬を飼っている立場として、色々と考えさせられることが多かった作品でした。特に竟輔が守のところに来る
きっかけになった一連の出来事に最初とても憤りを覚えていたのですが、 その後、守をはじめとする家族に温かく接して
頂いたことにより竟輔はとても良かったといいますか、安心しました」
平川さん 「すごく不思議なお話だったので、台本を読ませて頂いた時はどういう風になるのだろうなと…でも不安ではなく、
これが音声ドラマになった時にはどういう風に展開されていくのだろうと思っていました。
いざスタジオに入ってみると、人間になっている状態なのですが、役者さん達がそれぞれどこか犬っぽさといいますか、
ちょっと普通の人間とは違う感覚をすごくうまく出していました。
もちろん達者な方ばかりなので、そういう雰囲気がすごく出ていて、きっと音声になって絵がなくても、
聴いて下さる方にイメージして頂ける楽しい作品になるんじゃないかなと思いつつ収録致しました」
羽多野さん 「とにかく骨太といいますか、ストーリーもとても深い、一様に 深いと一言で言っちゃうと違うような気もするんですけれども、
コミカルなところもありつつ、シリアスな部分に透明感があったりして面白いストーリーだなと思いながらやらせてもらいました。
僕自身のセリフは本編では少しなのですが…でも例え少しであってもこのストーリーに参加出来たことが嬉しいです」

Question02 作品中、印象に残ったシーン・聞いて欲しいシーンなど、このCDの聴き所をお願いします。
遊佐さん 「AVを守君が必死で見るんですけれど」
安元さん 「ハハハハ」
遊佐さん 「非常に興味深い内容がずっと流れ続けているんですけど、今回は音声だけでして。
もう耳をそっちにそばだててしまうくらいにひきつけられるシーンでした(笑)」
安元さん 「ハハハ。よく平君が家出をするんですけれど、いなくなる理由がいちいち可愛いんですよね。犬を飼っている人間からすると、
僕は犬を飼っているんですけど、実際問題、自分の犬がそれをされたらどうなるだろうとか考えたりするとなんかちょっと変な
楽しさがありました。だから平君がいなくなるところが好きです」
岸尾さん  「もちろん全部聴いてもらいたいんですが。大体が“上総さん”ってよく守くんは口に出しやがるんで(笑)、大変でした。
“上総さん”って意外と言い辛いので、みなさんも是非言ってみてください」
スタッフ 「遊佐さんも同じことを仰っていました(笑)」
岸尾さん 「遊佐さんの方がきっと大変だったと思いますけれども。僕もそれなりに“上総さん”祭りだったので大変でした。
そしてやはり犬が人間になってしまう事がこの作品の全てではありますね」
杉田さん 「作品全体のテーマが印象に残っています。竟輔と平の犬同士の交流というのが実際では聞こえない声で会話をすること
になるので、不思議な感覚を覚えました」
平川さん 「『ご主人様と犬』というタイトルではありますが、それぞれ三組と言っていいんですかね、それぞれがそれぞれの関係性、
単純にご主人様と犬というか、特にご主人様という一言ではくくれないような三組三様の関係性があるように思います。
どのシーン、どの台詞というよりは、その三組のそれぞれの関係性というか、人間関係?(笑)というのが聴きどころかなと思います」
羽多野さん 「番外編のちょっとコミカルな部分といいますか、大庭から見た浅田さんの生活の様子だったり、全く本編では
見せられなかった浅田さんへの独占欲みたいなものが少し滲んでいたらいいなと個人的ではございますが思っております」

Question03 共演されたご感想をお願い致します。
遊佐さん 「岸尾君よかったですねー(笑)」
安元さん 「杉田もなかなかでしたよ(笑)」
遊佐さん 「皆さんね、僕らとは違った形でそれぞれ上手くやっていて、よかったと思います」
安元さん 「岸尾さんのあのAVをこっそり見てるところとか最高ですね」
遊佐さん 「アハハハハ」
安元さん 「岸尾さんが見てるわけじゃないけど(笑)」
スタッフ 「お二人で共演される事はよくありますか?」
岸尾さん 「そこそこしてますね。BLという枠で絡んだのは、初めて…じゃないですね(笑)。久しぶりでした。 ディレクターさんも
言ってましたけれど、杉田くんが非常に上手くなっていたということで、やりやすかったです(笑)僕も精進していきたいです!」
杉田さん 「完成された作品を早く聴いてみたいと思います。普段誰よりも犬っぽい羽多野くんがどのような芝居をするのかとても楽しみです」
平川さん 「顔は見知った方々ばかりなので、そういう意味ではもうのびのびと楽しく収録させて頂きまして。やりやすかったです」

Question04 平たちと逆で、ご自分が犬になってしまったらどうしますか?何かしたいことなどありますか?
遊佐さん 「いや、特にないですね(笑)」
安元さん 「犬になったらかぁ…愛情溢れる飼い主の元に行きたいですね。優しくされたいです(笑)。
なでなでしてもらいたいです(笑)」
遊佐さん 「犬になってしまったら自分の愛犬が面倒みられなくなってしまうので、それは困ります」
安元さん 「あー。まとめて面倒みてくれますよ、誰か」
遊佐さん 「嫌です(笑)」
安元さん 「浩二、浩二って言われますよ(笑)」
遊佐さん 「僕は他の男はみんな死んでいいと思ってるもん。自分以外の男は絶滅したらいいって(笑)」
安元さん 「アハハハハハハ」
岸尾さん 「愛嬌を振りまいて、いろんな人の心をメロメロにしてやりたいですね。普段、メロメロになんか出来ないので、
犬になった時くらいはメロメロにしてやりたいです(笑)」
杉田さん 「難しい質問ですね。リアルに犬を飼っている身としては、ふざけた質問だなという本音は隠した方がいいとは思うのですけれども。
飼い犬の気持ちを少しでも理解できるような機会があれば嬉しいです」
平川さん 「僕が犬になったらずっと寝ていたいです(笑)。あと犬って嗅覚がすごいって言うじゃないですか。
だから普通に家の飼い犬なんだったら、ずっとぐでーって寝て、食べて寝て、可愛がってもらってというのがいいんですけど、
それ以外だったら人の役に立つ犬? 警察犬だったり盲導犬だったり、麻薬なんとか犬とかあるじゃないですか。
そういう人の役に立つ犬になりたいですね」
羽多野さん 「どうしましょうかね?(笑)やっぱり保健所に連れて行かれないように旅にでます。野良ではなく旅にでます(笑)。
長い長い旅に。動物が旅をするアニメーション作品が大好きだったんですよ、昔から。たとえば『ガンバの冒険』の
ような動物が旅に出たりする作品や、『ニルスのふしぎな旅』という鳥に乗って旅をするお話とか。
人間の目線ではない犬の目線で世界を違った角度で見てみたいですね」

Question05 犬またはなにか動物を飼われていますか? または飼ったことがありますか?
宜しければペット自慢を聞かせてください。
安元さん 「いや、それ(ペット自慢)をしたらただの喧嘩になりますからね」
遊佐さん 「うん」
安元さん 「どっちも自分の犬が最高だと信じて疑ってないですから。まあ、遊佐さん家の犬はちっちゃくてよくふるえています。
プルプルプルプルしてます。うちの犬はまあ言うことききますよ、まあいい子ですよ」
遊佐さん 「ふふふふふ」
安元さん 「こんなに調教が行き届いている子を見たことがないとよく言われますよ(得意げな安元さん)」
スタッフ 「――本当なんですか?」
安元さん 「実際問題、うち、すごく調教が行き届いてますよ」
遊佐さん 「うん、行儀のいい子ですよ。僕らのところは行儀のいいチーム(笑)」
杉田さん 「そうだね(笑)。我々のところはね。他にいっぱい馬鹿(犬)がいますからね(笑)」
杉田さん 「(岸尾さんの声を真似ながら)岸尾です。十八の時に年上のお姉さんに飼われていました!」
岸尾さん 「あの頃は良かった(笑)」
杉田さん 「こんなの記事にできないじゃないですか(笑)」
岸尾さん 「アハハハ。子供の頃って生き物の命の重さとかがわからなくてホイホイ飼ってました。
犬も飼ったこともありますし、カメとか、金魚とかも。本当にガキでしたね・・・自慢じゃなくなるな(笑)」
スタッフ 「今はペットを飼いたいとは思われませんか?」
岸尾さん 「無理ですね。命の大切さといいますか…こういう仕事してますからちゃんと飼えるかどうかも不安ですし、ね。
あと、自分より長生きしてくれればいいんですけど、(ペットを)看取る時が耐えられないと思います。
かなり身勝手で我儘な思いですけれどね。飼われる動物たちも人間に飼われてはたして幸せなんだろうか?
とか色々考えちゃうんで、やはり無理ですねペットを飼うのは。って、そんな意見もまた求められてはいないと思うんですけど(笑)。
みなさんは責任を持ってペットを飼って下さいね」
杉田さん 「子供の頃、冷戦状態が続く●●で僕は国の犬でした」
岸尾さん 「アハハハハハ」
杉田さん 「ていうのは記事に出来ない」
岸尾さん 「出来るんじゃない?それくらい(笑)」
杉田さん 「●●って言っちゃまずいんですよね?●●●とかでもまずいんですよね?」
岸尾さん 「それはまずいな」
杉田さん 「まあそんなメタ●ギアみたいな話は置いといて。あまり自分から、個人的な都合でペットを引き合いに出すのはとても嫌なので…
とは言うものの、一度でも世間に自分のペットの話が出た時点でそこは責任を持って命を預からねばいけないと個人的には思っています。
どうしようもない、身勝手な理由で死なせてしまったという状況に出会うこともありましたが…
言葉にしがたい怒りを覚えるのと同時に、なぜ人間とペットという関係が成立しているのか、どう成り立ったのかという事をよく考えます。
子供の頃に見た道徳の教科書に、東南アジアの方では、『犬は犬』、『猫は猫』として捉えています。名前をつける必要性を感じないという、
それぞれ価値観の違いはあるにしろ命は決して粗末にして欲しく無いというのが正直な理由です。」
平川さん 「僕ね、哺乳類のペットを飼ったことが今までないんですよ。ずっと家族に犬が苦手だったり猫が苦手だったりという人が
いたりしたものですから、犬猫とかは飼ったことがなくて。せいぜいカブト虫とかカメとかその程度しかないんですけれども」
スタッフ 「(動物が)あまりお好きではないですか?」
平川さん 「いや、よその家の飼われている…役者さんでもワンちゃんやネコちゃんを飼われている方が多いので、遊びに行ったりした時とか、
プライベートの友達でペットを飼っているところに行くと、わーって(笑)。
よそから来た気楽さで可愛がる分にはとっても可愛いし、いいなと思って、見る度にいいなー、俺も飼いたいなーとすごく
思うんですけれども、そのためにはペットが飼えるところに引っ越さないといけないので(笑)。
いつかペットが飼えるところに引っ越したら、ワンちゃんかネコちゃん…どっちかなあ。その時のタイミングだと思うんですけども。
僕自身はどっちも好きなので、どちらかを飼いたいですね」
羽多野さん 「今は犬を飼っていないんです。犬は今まで飼ったことがないですね。ちっちゃい時、野良猫がうちに迷い込んできて、
それを保護するといいますか、餌をやってたらうちに居ついちゃって。僕が小学校くらいの時だから…六年ぐらいうちにいましたけどね。
可愛かったです。“タマちゃん”っていう名前をつけて。でも必ず家の外にいて家の中には入って来ないんですけれど、可愛かったですね」
スタッフ 「今後飼ってみたいペットは?」
羽多野さん 「犬は現実問題ちょっと難しい…今一人暮らしなので世話とかそういうのを考えると心配になっちゃうかなと思うんですけど。
でも飼いたいですよね。飼いたいといいますか、温かいものが一緒にいてくれたら、僕嬉しい!みたいな(笑)。
そういう瞬間ってありますね。一人が寂しい時とかね。願望だけはありますね」

Question06 ファンの方への一言をお願いします。
遊佐さん 「非常に二枚組として充実した内容になっております。今回僕らの方が中心に話が進んでいったわけですけれども、
他にも気になる方々がいらっしゃいますので、ぜひ何かの機会でそちらの方の話も描いて頂けたらと思っております。
皆さん応援して下さい。そして楽しんで下さい。僕らとしては全力を出し切りましたので、楽しんで頂ければと思います」
安元さん 「もとは犬で、タイトルも『ご主人様と犬』っていうんですけれど、僕としてはあくまで純粋無垢な、
イノセントな『人』を相手にしたつもりなので、犬と人間がどうこうではなく人対人のドラマだと思って楽しんで
頂ければいいと思います。とてもボリューミーな内容になっておりますので、楽しんで下さい」
岸尾さん 「『ご主人様と犬』ということなので、皆さんも良いご主人様を見つけてください」
杉田さん 「命はひとつです。どうか大切に」
平川さん 「まだこれから先どうなるかわからない…三組共、展開がどうなるかわからない仕上がりになっているので、
皆さんに応援して頂ければ続編が出るかもしれません。どうぞ応援して下さい。宜しくお願いします」
羽多野さん 「『ご主人様と犬』というタイトルで、私、羽多野は絶対自分は 犬だろうと思っていたんですけれども、
おや?というどんでん返しがなんと本編ではないところにございました(笑)。
自分でも驚きでしたし、相方の平川さんの新たな面とかも見れるんじゃないかなと思いますし、
ぜひぜひこの骨太な二枚組のCDを楽しんで頂きたいと思います」

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