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Interview

「scarlet」キャストのみなさんへのQuestion / 「ワンナイトスタンド」キャストのみなさんへのQuestion

「scarlet」キャストのみなさんへのQuestion

山本 要 役
鳥海 浩輔 さん
上月 アキオ 役
中村 悠一 さん
中川・Duvalier・Cyrille・亮 役
杉田 智和 さん

Q1:収録を終えてのご感想をお願いします。

中村さん「普通の作品のように一枚のCDで一作品というのとはちょっと違って、長さとしては半分だったんですが、やった感じですと
      そんなに早く終わったというか、短かったなという風には思わなくて、話がキレイにまとまっていて、起承転結がしっかりあった気がしています」

鳥海さん「ちゃんと喋れるようになったねー(笑)」
中村さん「ぶつ切りでしたけど完全に(笑)」
杉田さん「収録をしながら、個人的に感情を強く揺り動かされる場面が多かったので、もう一本のエピソードも含め、早く完成品を聴いてみたいです」
鳥海さん「非常にスピーディーかつダイナミックな収録だったと思います」

Q2:作品中、印象に残ったシーン・聞いて欲しいシーンなど、このCDの聴き所をお願いします。

杉田さん「全部です」
中村さん「あ、杉田さん終わり(笑)? やはり僕としては手首を切られるところじゃないかなと思うんですけど。
      そこまでされたのに突き放さないところがアキオ君が駄目になっていくところかなと」

鳥海さん「(笑)将来考えるとね。今はいいけど」
中村さん「今は若さかなと思うんですけど」
鳥海さん「これ、でも次も別れる時大変だよ。俺、結婚決まったから…とかってなったら、ね、大変だよね。あの…クリストファー…じゃなくて…」
中村さん「中川」
鳥海さん「大変だよ」
中村さん「怖いですよ。僕はそのシーンです」
杉田さん「さっきの全部っていうのは勿論ですが、メインキャラ同士の掛け合い以外に、サブキャラクターの個性の強さにも注目してほしいと思います。
      山本の優しさにはかなり心を動かされましたし、多恵の鬼気迫る束縛に本気で背筋が凍りました。そういう様々な意味でサブキャラクターにも
      注目して頂けるとありがたいです」

鳥海さん「物語というものは書く方がいて、演じる我々がいて、ここが決めだとか、ここを聴いて下さいとかいうよりは、必然的にたぶんそういう風に
      決まるところは決まるようにできているし、みんな全部一生懸命演じていますので、隅々まで聴いて頂いて、貴方がここだと思ったところが
      聴き所なんじゃないかな(笑)」

中村さん「(笑)」
杉田さん「(感想の)宛先はこちら」
 ※指で画面下を指すふりをされる杉田さん
中村さん「ないかな(笑)。宛先はこちら。郵便番号…」
 ※指で画面下を指すふりをされる中村さん
杉田さん「会社の住所を」
鳥海さん「渋谷区代々木…(笑)」
杉田さん「所属事務所だ(笑)」
鳥海さん「そこまでしかわかんない」
中村さん「代々木にあるだろうという(笑)」

Q3:3人で共演されたご感想をお願い致します。

中村さん「(共演は)鳥海さんとはいくつかの現場であるんですけれども、杉田くんとはないですね」
鳥海さん「意外とないんだ?」
中村さん「ないんです。全くお会いしたことないですもん(笑)」
鳥海さん「ほんと?イメージって怖いね。イメージ先行型?」
杉田さん「これは本当です」
中村さん「杉田さんとはお会いしたことなくてですね…」
スタッフ  「こういう作品での共演がということですか?」
中村さん「そうですね。BLと俗に言われるものでは初めてですね。ひょっとしたら、今これを読まれている方の中には、あれに一緒に出てたじゃん
      という方がいらっしゃるかもしれないですけれども、気のせいです(笑)」

鳥海さん「今日が初?」
中村さん「今日が初めてです。一緒に出たことがあってもですね、我々スケジュールの都合でどっちかが抜きということがあるんですね」
杉田さん「ああ、よくあります」
鳥海さん「あるある。ゲームだったりすると一人ずつだしね」
中村さん「そうなんです。あと、例えば僕と杉田くんが会話をしない役だと、スケジュールの都合で一緒に録らないこともあったりするので、ひょっとしたら
      一緒に出てるものがあるのかもしれないですけれども、意外と一緒に演じたことはなくて」

スタッフ  「かけあいは今回初めてですか?」
中村さん「うーん、BLは初めてですね…アニメ…アニメもない…?」
杉田さん「あまり機会は…」
中村さん「アニメあるの? 逆に」
杉田さん「そうだね」
中村さん「杉田と会話をしたアニメって思い当たらない…ウェブダイバーかな」
杉田さん「それだと思う」
中村さん「デビュー作(笑)。でもそんなに会話をした覚えがないな」
杉田さん「あまりないかも」
鳥海さん「役柄がからまないんだ?」
中村さん「からまないです」
杉田さん「たまに武器になるくらいで…」
鳥海さん「今日もぶっちゃけ別録りだしね(笑)」
中村さん「杉田と(笑) …えっとなんでしたっけ? なんの話でしたっけ? 感想ですよね(笑)
      なので、そういう意味では新鮮な、杉田くんはどういう風に普段こういうお芝居をされてるのかっていうのがわかって面白かったです。
      鳥海さんは色んな作品でご一緒させて頂いたり、会話をかけ合う役もやらせて頂いたり」

鳥海さん「戦ったりね」
中村さん「戦ったりもしているので、やり取りをしていても、そうだ、鳥海さんのお芝居はこうだ、と感じるものがありました」
杉田さん「近い世代の役者ということで、中村さんの…中村さんとの…」
中村さん「距離が(笑)」
鳥海さん「(笑)」
杉田さん「中村さんとの芝居は自分にとって、とても価値のあるものでした。今後も様々な作品で、芝居という形で渡り合っていきたい欲求が自分の中で
      湧いて出てきています。まあ、そんなのは嘘ですけど(笑)。 それは置いといて、中村さんの持つ力強さはいつも僕を奮起します。
      そこに鳥海さんの優しさでいい感じにマイルドになったので、とても感謝しています」

鳥海さん「僕も二人とはそれぞれでは会話する機会はかなりあるんですけれども、三人一緒っていうのは意外と…」
杉田さん「あぁ…」
中村さん「ないと思います。ゲームとかしかないですね」
鳥海さん「それも収録が別々だから、それぞれはよく知っているんですが、一緒に三人でっていうのは新鮮でしたね。
      若い二人が非常に素晴らしいお芝居をしていますので、僕は楽をさせてもらいました(笑)。
      年寄りは労らないとってことで、シルバーシートに座って今日はずーっと一番ふかふかした椅子に座っていました(笑)」

Q4:ファンの方への一言をお願いします。

中村さん「こういう二作品が一枚って多いんですか? あんまりない? あんまりないですよね?
      僕がもし視聴者側というか購入者側だと、やはりお得感があるなと思います。
      もちろん二枚組でやれるとか、ボリュームは一枚のままでっていうのだともちろん嬉しいですけれども、さすがにそれは普通に二枚別々に
      なっちゃうので、こういう意味でミックスされて二つがっていうのはなかなかなくて、楽しめるんじゃないかなと思います。
      僕自身も、もう一つ一緒に入るのがどういうお話か全くわからないので楽しみですし。なので、聴いて頂ければと思います。
      話としては、真ん中まで原作を読んだ時に凄くこう…ちょっとスプラッターというか、これやばい、ちょっとダウンな話じゃないの
      と思ったんですけれども、終盤はそうでもなかったので、杉田くん可愛いなと思って聴いて頂ければいいんではないでしょうか」

杉田さん「とても健気で、一途で…放っておけない中村悠一が聴けるこのCD」
中村さん「あ、そう? 俺なんだ(笑)?」
鳥海さん「お前じゃねーの(笑)?」
中村さん「そっちの役じゃねえ(笑)? あ、でも一途じゃないね」
杉田さん「そうそうそう」
鳥海さん「一途じゃないね」
杉田さん「そんな素敵な中村悠一が聴ける。なんていいCD」
中村さん「羽多野さんも聴けるからね」
杉田さん「そして羽多野様のちょっといいところ」
鳥海さん「ちょっといいところ(笑)」
中村さん「全部いいとこ出てる(笑)」
鳥海さん「(羽多野さんに)風が吹いてるから」
中村さん「そうですね」
鳥海さん「吹かしてるつーかね(笑)」
杉田さん「聴かない手はありませんよ」
鳥海さん「愛だとか恋だとかというものは、いろんな形があるんだなと思わせてくれる作品で、他の人から見たらなんでもないことでも、
      その当人達にとってはっていうものが、すごく描かれている作品なんじゃないかと思います。
      たぶん聴いている皆さんにも、もしかしたらここまでハードじゃないにしても心当たりがあるかもしれませんし。昔の偉い人が言ってましたけど」

中村さん「きた(笑)」
杉田さん「きた(笑)」
中村さん「昔の偉い人シリーズが(笑)」
鳥海さん「蓼食う虫も好きずき、という言葉がありますけれども、まさにそういう作品になっているのではないでしょうか。
      なので皆さん、一枚で二枚分楽しめるこのCD、是非是非お手に取って楽しんで聴いて頂ければと思います」

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「ワンナイトスタンド」キャストのみなさんへのQuestion

千場 晴巳 役
鈴木 千尋 さん
藤倉 時貴 役
羽多野 渉 さん

Q1:収録を終えてのご感想をお願いします。

鈴木さん  「通常のドラマCDの台本と比べると、二話収録ということでひとつのお話自体は短めだったんですが、もの凄く濃かったですね。
       凝縮された一枚になっているんじゃないかと思います。原作を読ませて頂いた時に独特の空気感がある話だなと思ったんですね。
       詩を読んでいるような、ポエム的な香りをすごく感じたので、そこらへんのさじ加減を気をつけながらやらなくてはいけないなと思いながら、
       台本を読んでみました。その空気感が出てくれているといいなと思います」

羽多野さん「僕も原作読ませてもらったんですけれども、雰囲気がとても綺麗で、ドラマCDとしては確かにワンナイトスタンドの方は短めなんですけれども、
       その中にもラブシーンが二回あって、雰囲気がもちろん違うじゃないですか。
       時貴の中での心情の変化みたいなのも、短いながら出せたらなと思いつつやらせていただきました。
       キャラクターも淡々としているので、その中でどれだけねちっこくならずに、自分の表情を出せるかっていうところが、今回の胆でした」

Q2:作品中、印象に残ったシーン・聞いて欲しいシーンなど、このCDの聴き所をお願いします。

鈴木さん  「一番は、昼の顔と夜の顔を持っている晴巳がどういった心情でいるのかなっていうところですね。
       モノローグで、全体を通して描かれていると思うんですけれども、相当抑え込んでいるんだろうな(笑) っていう晴巳の昼の姿。
       それから気付かれまいとする夜の姿と…でもまぁここが唯一、本当の自分でいることのできる場所であるっていうのが夜の世界だと
       思うんですけど、そこらへんの変化ですね。
       あとは時貴に接している昼の顔の晴巳と夜の時の晴巳の違いとかも、やっぱり聴き所じゃないかなと思いますね。
       そこでどうやって揺れ動いているんだろうっていうところを一番聴いて欲しいかなと思います」

羽多野さん「時貴的にはですね、昼の顔ではすごく地味に振る舞っている晴巳は、昼の顔の自分の事なんて、時貴の記憶にはない、時貴の眼中にはない
       っていう風に思い込んでいるわけなんですけれども、そうじゃないんだよということを告白するシーンですかね。
       晴巳の持っている臆病さにどう踏み込んでいこうかっていうのを、時貴も悩んでいてっていう、それを吐露するシーンですね。
       “おいで”とか耳元で囁くセリフが今回とても多かったんです。なので、そういったところも是非楽しんで頂ければ、という(笑)」

鈴木さん  「そうだね(笑)」
羽多野さん「すごく、これ以上にないっていうくらいにマイクに近寄って」
鈴木さん  「ぜひともヘッドホンで聴いて欲しいですね(笑)」
羽多野さん「ヘッドホンでね(笑)」
鈴木さん  「一人夜にね、聴いて頂くといいかんじになるんじゃない(笑) ?」
羽多野さん「すごくウイスパーでやらせて頂きましたので」
鈴木さん  「眠れなくなると思う(笑)」
羽多野さん「是非、悶々として下さい(笑)」

Q3:3人で共演されたご感想をお願い致します。

鈴木さん  「初めてとは思えないくらいやりやすかったですね。羽多野くん自身がすごく好青年で(笑)」
羽多野さん「いえいえ(笑)」
鈴木さん  「現場に来てもいつも明るく、元気に挨拶をしてくれて、本当に可愛い後輩だなと思っていたので、共演できて本当に僕も嬉しかったし、
       一生懸命頑張ってやっている雰囲気といいますか(笑)、可愛いなあと思いながらやってました。
       低めの声の演技っていうのは、僕も声が高いので難しいだろうなと思いつつ…(笑)」

羽多野さん「ドラマ中のみならず、フリートーク、いろんな面において、おんぶに抱っこで(笑) 。本当に千尋さんにはいつも感謝しているんです。
       今回は本格的に絡みのある役柄で自分もとても嬉しかったですね。
       本来ならこっちがリードしなきゃいけないのに(笑)、逆に頑張りすぎて空回りしちゃって本当に申し訳なかったんですけれども、
       楽しくやらせて頂きました」

Q4:ファンの方への一言をお願いします。

鈴木さん  「ぜひとも、作品の中に詩的な、ポエムのにおいを感じながら聴いてください。
       独特の、口では表現できないような、この世界ならではの、まるで音楽が流れているような雰囲気の作品だと思います。
       すでに原作を読まれている皆さん、いろいろな印象を持ってらっしゃると思うんですが、ああ、こういう感じになったんだと思いつつ、
       この素敵な世界観、空気感、詩的な独特のにおい…そういうものを感じて頂きながら作品を最後まで聴いて頂けたらなと思います」

羽多野さん「雰囲気をすごく大事に思っています。淡々とした会話劇が進んでいく中で、大きなアクションがあったりとかじゃなくて、お互いの心情、
       言いたくても言えない言葉だったりを本人達が葛藤しながら近づいていって、最終的にラブするっていう過程(笑)を
       是非一緒に楽しんで頂けたらなっていう風に思います。
       個人的にもここまで淡々というか、低めの方で終始抑えめの芝居っていうのはそんなにないので、そこらへんも楽しんで頂けたら嬉しいです!」

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