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春日祐一 役
鳥海浩輔 さん
神崎洸 役
森川智之 さん
阿宗真琴 役
遊佐浩二 さん
芹沢 役
森久保祥太郎 さん
(写真左から 森久保祥太郎さん 、森川智之さん、鳥海浩輔さん、遊佐浩二さん)
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7月下旬、都内スタジオにて『絶対服従』の収録が行われました。
スタッフがスタジオ入りすると、そこには、神崎を演じられる森川さんのお姿。明るい笑顔を向けてくださいました。
すぐ後にスタジオ入りされた春日を演じられる鳥海さんは、ブースの中にひょっこりと顔を出し『今日は一日よろしくお願いします~』と、笑顔。
収録開始前、台本を手にしながらやってきた森川さん。
作品のイメージや、シーンごとの感情表現についてなど、細かく打ち合わせを行いました。スタッフの話を頷きながら真剣に聞いていらっしゃいました。
普段から仲の良いお二人は、、ブースの中でも楽しそうにお話をされていました。
ガラス越しにお二人が楽しそうにお話をする様子を眺めつつ、収録準備が整ったところでテスト収録のスタート。
ここで、阿部プロデューサーから声が掛かり、マイク前に立つお二人。
すぅっ吐息を吸い込むと、今までの和やかな雰囲気から一転、ブース内の空気が変わります。
スタッフルームに、神埼と春日の緊迫したやり取りが、響きます。
テスト収録後『どうでしたか?』という風に、振り返るお2人。
第一声からキャラクターのイメージ通りだと担当者様からのお墨付きをいただき、そのままのイメージで演じていただくことになりました。
『音』としての作品を、よりお客様にイメージが伝わるように、全員で話し合いを行い、数箇所修正を入れました。
ここでポロリと鳥海さん、『暑い…』と1言。
『暑い?』と聞き返す阿部プロデューサー。
『僕、無限に汗が出てるんですけど…』と鳥海さん。
スタジオ内がだいぶ暑くなっていたようで、びっしょりと汗をかいていらっしゃいました。
ここで、てくてくと歩き出した森川さん。
鳥海さんのために空調を強めてくれました。
物語は、高圧的で感情の読めない神崎とそんな神崎に翻弄される春日の苦悩、
否定したいにも関わらず、徐々に彼に惹かれていく微妙な感情の揺れが描かれています。
本作では、状況説明や感情表現をモノローグ処理することを極力避け、2人の台詞から、裏に秘めている感情などを表現しています。
春日を演じる鳥海さんは、神崎に翻弄されつつも、徐々に神崎を意識していってしまう様子を、丁寧に演じていただきました。
また、大学時代の先輩である、阿宗とのやり取りでは、心を許した春日のリラックスした様子を聴くことができますので、
神崎・阿宗、それぞれのシーンでの雰囲気の違いもお楽しみください。
神崎を演じる森川さんは、冷酷で、心の中が読み取れない、優秀な弁護士。
重く響く低音ボイスには、一言一言に重みがあり、聴く人を作品の世界に深く引き込んでいきます。
冷たい物言いの裏に隠されている、神崎の心を感じ取って欲しいと思います。
お2人での収録は順調に進み、阿宗役の遊佐さんがブースの中へ。
『おはようございまーす』とにっこり微笑む遊佐さん。
準備を整えマイク前に立ち、テスト収録をおこないます。
阿宗のキャラクターも、遊佐さんが演じられたそのままで、進めていくことになりました。
『ちょっと軽すぎじゃないですか?』との遊佐さんからの質問に、
『神埼とは、間逆のイメージなので、そのままで大丈夫』と、阿部プロデューサー。
そして、鳥海さんからは『阿宗とのシーンは、今ぐらいで大丈夫ですか?軽すぎますか?』と、質問が。
阿宗とのシーンでは、構えていない春日を演じていただくということで、テスト通りの役作りで進むことになりました。
そして、3人での本番がスタート。
遊佐さん演じる阿宗は、飄々として、シリアスに進むストーリーの中でのアクセントになっています。
春日と阿宗、2人のシーンでは、神崎とのシーンのような緊迫した様子はなく、会話はテンポ良く、楽しく、ふっと和むことができます。
途中休憩を挟んで、ラストシーンの収録。ここからは、ガヤを演じていただく数名の役者さんもブースの中へ。
収録は順調に進み、数カットを残すのみになった頃、
阿部プロデューサー『これ、森久保君が来る前に終わってしまいそうだね』(森久保さんは、このあと1時間ほど後、入りの時間となっていました)
笑いながら森川さん『ドッキリにしちゃって。電気消して真っ暗にして。もう誰もいない、みたいな』
この『ドッキリ』発言に全員が笑ってしまいました。
和やかなムードの中、森久保さんとの共演シーンを除く、全ての収録が終了。
実際の予定よりだいぶ早くスタジオに到着された森久保さんが合流。
『おはようございまーす』と、元気よくブースの中へ。
これまでと同様にテスト収録。イメージを確認していきます。
キャラクターはそのままで進んでいただくことになり、本番。
森久保さんの登場シーンは少ないながらも、芹沢を熱演していただきました。
3人の息もぴったりで、最終シーンを録り終え、本編の収録が全て終了しました。
本編の収録後には、全員でガヤ部分を収録します。
議員会館での政治家達に扮するみなさんや、墓地でのギャラリーに扮していただきました。
墓地でのシーンでは『見ている人達はゲイだっていうことでいいんですか?』
『見るのが好きな人達なの?』と、質問攻めの森川さんがおもしろかったです。
バックから聴こえる小さな音にも注目してみてください。
最後の収録は、エンディングトーク。
司会は、まだまだ元気いっぱいな森久保さん。お1人お1人から収録の様子やプライベートなお話まで、たっぷりお話いただきました。
終始、和やかな雰囲気に包まれた収録も、無事終了となりました。
9月28日発売『絶対服従』みなさんお楽しみに!
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