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[Atis collection] >> [Recording Report] >> [俺の部下がエロい妄想をやめてくれない]

Interview
狭山 薫/白井悠介さん 金子 保/佐藤拓也さん

※本インタビューには作品のネタバレが含まれますので、ご注意ください。


Question01 収録を終えてのご感想をお願いします。
白井さん 「タイトルを見た段階では全く予想していなかったんですけれども、まさか超能力を使える役を演じることになるとは思ってなかったですね。超能力を持っているからこそ進んでいくストーリーですし、人の頭の中を覗くというのはどんなことなの?
どんな苦労や葛藤があるのかな、なんていうのを色々想像しながら演じさせて頂きました。本当に金子君が毎回エロい妄想をしているのが楽しくて、収録もサトタクさん(佐藤さん)とご一緒できるということで…いつもお世話になっております(笑)」
佐藤さん 「(笑)」
白井さん 「いつも合わせて頂いて、終始楽しくほっこりしながら収録させて頂きました」
佐藤さん 「超能力によって図らずも好きな人への妄想を暴かれてしまう役だったんですけれども、やっぱり秘めた想いをまさか本人に見られるというのは非常に恥ずかしいやら申し訳ないやらという…金子君目線で言いますとそんな感じですね。
誰にでもあると思うんですよ、人に言えないあんなことやこんなことが…そういった意味で非常に親近感を覚えるといいますか、どこかあるあるだなと思いつつ、超能力という非現実が入ってきたことによって二人の距離が縮まるというのは夢のあるお話だなと思いました。世界にどっぷりはまって楽しんで演じさせて頂きました」

Question02 作品中、印象に残ったシーンや聞いて欲しいシーン、聞き所などありましたらお聞かせください。
白井さん 「冒頭なんですが、狭山君は人の頭の中を覗けるわけですけれども、覗こうと思わないと覗けないんですよね。自然と人の頭の中が見えるわけじゃなくて、気になったからその人の頭の中を覗いて、見えたものがHな妄想だったという。最初に金子君のことが気になって覗いたから始まったわけで、そう考えるときっかけ一つでめちゃくちゃ変わってくるというか、きっかけって本当に大事なんだなって思わされましたね。 超能力は使えないですけれども、日常生活でも何かしらのささいなきっかけが色んなその後に繋がっていくと考えたら、そういう小さなきっかけを大事にしたいなと思いましたね。あとはやっぱりタコのシーンはすごく気になりますね(笑)」
佐藤さん 「(笑)」
白井さん 「どんな感じに音で表現されているのか楽しみです(笑)」
佐藤さん 「タコの妄想というのは古来からこの国においては親しまれてきたものですので(笑)」
白井さん 「確かに(笑)」
佐藤さん 「金子君も例にもれずということでね(笑)。 印象的だったのは、図らずも狭山さんの超能力が金子君にばれてしまうシーンなんですけれども、超能力を持つ片思いの相手に相対した時に、もうちょっと、えっ!? え!? え!? 今の…みたいな感じになってもおかしくないシチュエーションだと思うんですが、意外とすんなりとそれを受け入れ、むしろその能力があるとわかったからこそ金子君が一歩関係を進めることができたんだと思うと、狭山さんが幼い頃に能力のせいでいじめられたりということがあって、そこに片や誰かに自分の気持ちを読み取ってもらいたいと思う金子君が出会って、本当にその能力が二人を引き合わせたといってもいいのかなと思うくらい印象的なシーンでしたね。いいな、あったかいなと特に思ったシーンです」

Question03 共演のご感想をお願いします。
白井さん 「サトタクさんとは様々な現場で、BLでもメインで一緒に色んな作品をやらせて頂いてますけれども、今回も原作と台本を読ませて頂いた時に、あっこっちが俺でこっちがサトタクさんだろうなって(笑)」
佐藤さん 「(笑)」
白井さん 「すぐにイメージできましたし、収録でも安心してリラックスして、楽しく収録させて頂きました。本当に頼れる兄貴だなって」
佐藤さん 「そんな変わらないじゃん(笑)」
白井さん 「いやいや(笑)、本当に頼れる先輩だなと思っております。すごく楽しく収録させて頂きました」
佐藤さん 「ありがたいお言葉をたくさん頂戴しまして恐縮なんですけれども、僕自身が白井君のお芝居が好きですし、アニメとかじゃなくてこういうドラマCDって、僕もご多分に漏れず芝居のやり方とか色々丸裸になると思うんですよね。 そういったものが生々しいやりとりの中で展開していくドラマCDにおいて、今回頭の中と二人の時間が行ったり来たりするという複雑な構成で、そんな中で白井君と一緒にできたのは本当に安心感がありました。 ちょっとした息遣いで次のシーンだとか、今どういう風になっているんだというのを感じさせてくれる人なので、本当に楽しく感情のキャッチボールをさせて頂いたなと。すごく楽しい時間を過ごさせて頂きました」

Question04 ファンの方への一言をお願いします。
白井さん 「狭山のキャラクターを最初テストした時に、なかなか今まで演じてきた中では、演技の匙加減というか、狭山の感情の度合い、表に出す度合いの匙加減、またはモノローグでのちょっと表とは違う感じの表現が個人的に難しかったんですけど、すごく色々考えまして。あと声がだんだん低くなってっちゃったりね。 ただそれだけ新しいというか、自分の中では色々演じながら成長できた作品だなと思いますので、そういう部分を皆さんに感じ取って頂けたら幸いです。 あと妄想の部分、数々の妄想が音声化でどんな風に表現されるのかというのも楽しみなので、皆さんもぜひ耳を…耳の穴を…」
佐藤さん 「かっぽじって(笑)?」
白井さん 「(笑)。耳の穴をかっぽじって隅々まで全部聞いて頂きたいですし、原作もあわせて見比べながら楽しんで頂ければと思います。よろしくお願いします」
佐藤さん 「本当にほっこり、時にクスっとできる作品です。 登場人物の会社の同僚も上司の人も、これからデートなんだ~とか、ポテサラのリンゴ嫌いなんだよな~とか、可愛らしい人達が多いので、そういった意味でもフワっとした温かい気持ちで聞いて頂ける物語だと思いますので、原作ファンの方も、ドラマCDからこの作品に触れて下さった方もお楽しみ頂ければと思います。よろしくお願いします」


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