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Recording Report

純真にもほどがある! 収録レポート


10月、『純真にもほどがある!』の収録に行ってまいりました。
本作品はDisc2枚組ということで、2日間に分かれての収録となりました。
収録レポートでは、1日目・2日目それぞれの様子をお届けいたします。

■収録1日目
収録当日。スタジオに次々とキャストの方々が集まって来られます。
仲のよいキャストの方同士ということで、スタジオは収録開始前からなごやかなムード。
前半部分に登場するキャストの方々が揃ったところで、原作の崎谷先生よりご挨拶がありました。
崎谷先生の作品にも多数ご出演されているメインキャストの鳥海さんと近藤さん。
先生もお二人にお任せしていれば大丈夫と信頼されているご様子で、わきあいあいとした雰囲気の中、収録がスタートしました。

まず初めに行われるキャラクター設定では、茅野・瀬戸をはじめ、アツミなど、各キャラクターの声を決定していきます。
それぞれ数シーンを演じて頂いた後、スタッフ全員で話し合いが行なわれます。

大型犬系ヘタレ攻・茅野和明役の鳥海さん。
テストでは、アップダウンの激しいキャラクターをコミカルに演じて下さいました。その様子はまさに感情豊かな茅野そのもの!
更に先生からの「ダメな部分は思いっきりやって下さってOKです。それで決めるところは決めるという感じでメリハリをつけて頂ければ」
というリクエストに、鳥海さんのテンションも1ランクUP(笑)。「はいっ!?」「ほえええっっ!?」と躍動感あるリアクションに、
思わず先生もスタッフも笑いをこらえつつ、すぐさまOKとなりました。

茅野の幼馴染でクールな瀬戸光流役の近藤さん。
きつめのツンとした声がまさにクールビューティー・瀬戸!ツンとした中にも艶っぽさがあってとっても素敵です。
イメージぴったりの演技に、こちらもキャラ設定は一発OKとなりました。
しっかりしていて男より男前なアツミ役の加納さん。サバサバしたクールな姉御っぷりがかっこいいです!
また茅野の元彼の由岐也役の市来さんなど、その他のキャラクターの設定も終わり、いよいよ本番がスタート。

前半の『純真にもほどがある!』は、茅野視点からのストーリーのため、鳥海さんの絶妙なモノローグでぐっと作品の世界に引き込まれます。
朝起きたらベッドに人が…しかもそれは幼馴染の瀬戸? まさかっ!? とパニック状態の鳥海さん演じられる茅野と、
近藤さん演じられる冷静な瀬戸のかみあってないやりとりに思わず笑顔が浮かびます。
膨大な台詞量にもかかわらず、飄々とした様子の鳥海さん。前半では鳥海さんがひたすら喋りっぱなしです。
そして台詞量だけでなく、リアクションが大きいキャラクターの茅野は、つっこんだり、激しく落ち込んだり…と
常に高いテンションで演じなければなりません。ですがそこはさすがの一言!
まさにキャラの魅力全開で、色鮮やかに茅野を演じて下さっています。鳥海さんの演技に、終始スタッフブースからは笑いが耐えませんでした。

近藤さん演じられる瀬戸を、意識せずにはいられない茅野。瀬戸の一挙手一投足に動揺したり、戸惑ったりする茅野の様子が、何ともじれったいです。
これまでずっと側にいた幼馴染の、知っていたはずの美貌に目を奪われたり、一見いつもどおりに見える瀬戸に、自分も普通に振舞わなければ、
と思いながらもぎくしゃくせずにはいられなかったり…感情表現の豊かな茅野を、生き生きと表現して下さる鳥海さん。
膨大な台詞量と戦いながら、コミカルな部分は楽しく、シリアスな場面ではがらっと表情を変え、思い悩む男の色気を滲ませて…と
メリハリのある演技が本当に素晴らしいです!

そして、クールビューティー・瀬戸を演じられる近藤さん。喜怒哀楽の激しい茅野を冷たくあしらう様子が素敵です! 
あの夜の出来事をきっかけに、相手を意識せずにはいられない茅野と一見冷静な瀬戸。
テンポのよいかけあいと二人の温度差が絶妙で、思わず笑いがこぼれます。
ツンデレで言うと9:1の割合でツンの多い前半部分の瀬戸。ともすれば嫌味なキャラにに聞こえがちですが、近藤さんが冷静でありながらも
どこか暖かみのある演技で瀬戸の魅力を存分に表現して下さっています。ツンツンした口調の中にも、茅野に心を許しているからこそ
にじみ出る親しみや愛情が滲んだ演技は必聴です!
さらに、茅野の前では一見何事もなかったかのように振舞いながらも、ふとした時に隠しきれない動揺や恥じらいを見せるシーンは本当にかわいいです!


鳥海さんと近藤さんの息のあった演技に、収録は順調に進んでいきます。
相手を意識せずにはいられない茅野と、クールな瀬戸。何事もなかったかのように振舞う瀬戸に「動揺してるのは自分だけかよ…」
茅野は苛立ちを隠しきれません。
冷静になろうと一旦距離を置いたり、紆余曲折の後、なんだかんだいいつつも自分が瀬戸を好きだと気付いた茅野。
自分の気持ちを自覚したとたん、その想いを瀬戸にすぐさまぶつけます。
二人の関係を動かすきっかけとなったあの夜の出来事や、これまでのこと…。
これまで触れずに来た、自分達の関係に二人で面と向かって話しあうシーンは、二人の関係を大きく進展させる重要な場面です。
動揺しっぱなしの瀬戸との対比で、落ち着いた雰囲気で演じて下さっていた近藤さんに、

「昔の思い出を語りつつのシーンだから、その頃から自分が茅野を支えるんだ、自分はいつも冷静にっていう
自負があっての演技がとってもいいんだけど、もうこの辺になってくると彼も本当はもう心穏やかなわけじゃなくて、
やっぱり本当は動揺したり困ったりしてると思うんだよね。そういう、抑えた中にも揺れ動く感じがあるといいかな」
というプロデューサーからのリクエストが。
神妙な面持ちで頷かれた近藤さん、あくまで冷静にふるまいつつも、動揺やおし隠した感情を台詞の端々にのせて絶妙に表現して下さっています。
普段クールな瀬戸が見せる違う一面に、思わず茅野と一緒にキュンとさせられることは間違いありません!

本人も自覚のないまま、ずっと無意識に向けられていた茅野からの瀬戸への愛情。
当たり前にずっと相手が側にいてくれたからこそ気付かなかった相手への愛情に気付いた時、そこからはさすが恋愛体質の男! 
怒涛の勢いで瀬戸への想いを爆発させ、迫ります(笑)。
好き好き大好きHがしたい♥ と開き直った茅野と、ストレートにぶつけられる愛情に動揺する瀬戸。
大人の男のかわいらしさを前面に押し出して迫る鳥海さんとたじたじの近藤さんのかけあいを聞いていると、思わず笑いと幸福感を感じずにはいられません。

肌を重ねるシーンは、これまでのラブコメのテンションとはうってかわって、色気たっぷり、なんとも艶っぽいシーンになっています。
ヘタレワンコの茅野が見せる雄フェロモン全開の攻めと、そんな茅野に翻弄される瀬戸。
瀬戸の艶っぽさには思わずドキドキさせられます! 破壊力抜群です。
キャストの皆さんのテンポのよいやりとりに、笑ったり聞き惚れたりしているうちに1日目の収録は無事終了となりました。

■収録2日目

収録2日目。簡単なキャラクターの確認が行われ、その後、テスト収録が行われました。
キャラクターをしっかりと掴んでいらっしゃるキャストの皆さんの様子に、すぐに本番に入ります。

本番がスタートすると、鳥海さんと近藤さんがまさに茅野と瀬戸そのものに。
ラブラブいちゃいちゃしたい茅野と、そんな茅野に冷たくあしらう瀬戸のやりとりが秀逸です。

1日目に引き続き、近藤さんにはクールな瀬戸を熱演して頂きました。
ディスク2枚目では瀬戸のナレーション・モノローグが中心で物語が進んでいくため、この日は近藤さんの台詞量がものすごいことに。
クールでツンとした物腰でありながら、仕事に寝食を忘れてうちこむ様子や、恋人同士になり態度の変化した茅野に戸惑いを隠しきれない…など、
瀬戸の感情の動きを丁寧に演じて下さる近藤さん。心情の変化が声のトーンや台詞のちょっとした言い回しの違いなどから感じることができます。
とりわけ、茅野とのやりとりでは自分を甘やかそうとする茅野に対し、その変化を受け入れられない瀬戸。
近藤さんの紡がれるモノローグから、プライドや愛情の入り混じった茅野に対する複雑な想いが痛いほど伝わってきます。

鳥海さんは、ヘタレワンコながら、瀬戸と恋人同士になったことで、大人らしくどんどん変化していく姿を、
笑いたっぷり、かつ男の色気たっぷりに演じて下さいました。
瀬戸と想いが通じ合ったことで、仕事や私生活への取り組み方もまじめに変化し、無理しがちな瀬戸を支えようとする茅野。
ドタバタワタワタしていた前半とは違い、しっかりした包容力に溢れた一面がとてもかっこいいです! 
意地っ張りの瀬戸にかける台詞の一言一言に、彼への愛情が滲みでています。

しかし、そんな茅野の態度の変化を受け入れられない瀬戸。
以前は自分が茅野を支えていたのに、自分の方がしっかりしていたのに…。茅野の変化に、意地をはってどんどん無理を重ねていく瀬戸。
自分を弱い者のように甘やかすな、これまでの他の恋人と同じように扱うな――。
震える声で紡がれる近藤さんの演技に、思わず胸が痛くなるほどきゅんとさせられます。
苦しんで無理を重ねる瀬戸を見て、さらに心配する茅野。
二人の気持ちのすれ違いが生む悪循環を、近藤さんと鳥海さんが繊細に表現して下さっていて本当にもどかしいです。


さて、瀬戸と茅野の幼い頃の回想シーンでは、それぞれの役を別の役者さんに演じて頂くことになりました。
(11歳の瀬戸役=阿部敦さん、11歳の茅野役=小田久史さん)
子供ながらにクールな瀬戸を演じて下さる阿部さん。確かに子供の声なのに、少し大人っぽさの漂う、まさに瀬戸の子供時代といった雰囲気が
とても素敵です。ぼんやりしている茅野に、自分がしっかりしなきゃ!という自負が見てとれます。
11歳の茅野役の小田さんは、家庭環境が複雑ながらも、どことなくのんびりした雰囲気がとてもかわいいです。
鳥海さん独特のちょっとおっとりした口調もそのまま。まさに茅野の子供時代はこうだったんだろうなと思わされます。
本番では、子供時代の二人の掛け合いの間に、現在の瀬戸のモノローグが入るため、お二人に近藤さんも加わって収録を行うのですが、

「近藤君に影響されないようにね(笑)。若く若くを意識してね」
近藤さん 「(笑)」
阿部さん 「(近藤さんに)何ですか〜(笑)」
近藤さん 「僕が隣にいるくらいじゃあブレたりしないよねえ(笑)」
阿部さん 「そんなあ〜(汗)」
全員 「(笑)」

とわきあいあいとした雰囲気でした。茅野と瀬戸、二人のこれまでの関係性を彩る大事な思い出の場面は、
阿部さんと小田さんのおかげで印象的なシーンに仕上がっています。

物語終盤、意地をはって無理を重ねる瀬戸を、心配しながらも見守る茅野。
そんな気遣いにますます苛立って感情を抑えきれず爆発してしまう瀬戸。そんな中、瀬戸が仕事でミスをしてしまい…。
意地を張り空回っていた自分を認めて、これまで抱えていた様々な想いを茅野にぶつける瀬戸。
特に前半の茅野を演じられる鳥海さんのモノローグ部分の裏側で、瀬戸は何を思っていたのか。
想いを語りながら、初めて甘えや拗ねた様子を見せる瀬戸。ツンデレのデレ部分が大放出で、近藤さんの紡がれる照れ混じりの演技に、
思わず茅野と一緒になってドキドキさせられます。
そして、そんな瀬戸の自分への愛情を知り、感激を抑えきれない様子を、鳥海さんが大興奮で演じて下さいました。
そして感激のあまり、欲情も抑えきれず…(笑)。二人が肌を合わせるラストシーンでは、本当に愛情いっぱいの素敵なシーンになっています。
これまで抑えていた分、フェロモン全開、がっつきまくりの茅野と、羞恥に震えながらも茅野への愛おしさに快感をこらえきれない瀬戸。
思わず微笑んでしまうようなラブラブ全開の濃厚なシーンになっています。ぜひすれ違い続けた二人の幸せなシーンをご堪能下さい。
鳥海さんと近藤さん、息もぴったりのかけあいに収録は順調に進み、無事に本編部分が終了となりました。

購入特典のフリートークでは、鳥海さん・近藤さんのお二人で、楽しいお話を繰り広げて下さっています。
作中の印象に残ったシーンについてや共演のご感想、また本作の二人が店を共同経営していることから、
もし自分が開いてみたい店の話など、仲良しのお二人のわきあいあいとしたトークをぜひお聞き頂ければと思います。
お二人の具体的すぎる(笑)店のビジョンなど、とっても楽しいトークになっていますので、お楽しみに!

崎谷先生の書かれた、楽しい軽快な雰囲気を音で表現できるようにとこだわった収録は、原作のテンポのよさそのままに、スムーズに終了しました。
長時間の収録でお疲れにも関わらず、「お疲れ様でしたー」となごやかにスタジオを後にされたキャストの皆さん。本当にお疲れ様でした!
11月28日発売、「純真にもほどがある!」。皆さんぜひお楽しみ下さい!!

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