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Recording Report

ご主人様と犬2 収録レポート

6月、『ご主人様と犬2』の収録に行ってまいりました。
本作品はDisc2枚組ということで、2日間に分かれての収録となりました。
収録レポートでは、1日目・2日目それぞれの様子をお届けいたします。

■ 収録1日目
1日目の収録は平役の遊佐さんと、上総役の安元さんのお二人での収録となりました。
平と上総のシーンを中心に収録していくということで、前作から息ぴったりのお二人は終始なごやかな雰囲気です。
前作の1シーンを試聴し、各キャラクターの声質や性格などを確認した後、テスト収録を行い、作品の雰囲気や全体のバランスを確かめます。
試聴の後、

「(スタッフブースでは)遊佐君じゃないみたいだって評判だよ。さすがだね!演じわけが達者だもんね」
遊佐さん 「(恥ずかしそうに)かわいいでしょ(笑)!!」
安元さん 「すげえかわいいっすよね(笑)」
「普段の遊佐君と全然違うもんね。かわいいよね」
遊佐さん 「今日はみんなにかわいいかわいいって励ましてもらってがんばります(笑)」

と、開始前からわきあいあいムード。
テストでは遊佐さん、安元さんのどちらもキャラクターそのものといった演技に、すぐに本番に入ることになりました。


平と上総のシーンはドラマCD『ご主人様と犬1』の数日後からはじまります。
上総の前から姿を消した後、再び人間の姿になった平。その第一声からかわいさ全開です!
元々は犬ということで、つたなくたどたどしい話し方がとても愛らしいです。
一生懸命飼い主の上総を励まそうとしたり、好きだという気持ちを目一杯表現したり、つたないながらも感情を素直に表す平を、
遊佐さんが鮮やかに表現して下さいました。

平は犬が人間に変化しているため、その台詞にも特徴があります。
脚本を見ると「…」や「、」「あ」「え」「う」など、言葉にならないような独特の表現も多数あり、うきうき、おどおど、ぷるぷる、シュンと…等、
表情も多種多様で、難しい表現も多いのですが、その場面場面を的確に表現して下さる遊佐さん。
平があたふたしながらも必死に上総に愛情を表現する様子はほほえましく、思わずキュンとさせられます。
いつも理知的でスマートな遊佐さんからは想像も付かないほどの、つたなく可愛らしい演技は必聴です!
そして、上総を愛してしまったが故に自分が『犬』だということに悩む平。上総は犬の自分の方がいいのか? 
人間の自分の方がいいのか? もし自分の正体がばれてしまったら――?
上総に必死に想いを訴えつつ、心の中で思い悩む平の苦悩が切ないです。

平の飼い主・上総を演じられる安元さん。低く深みのある声で発せられる俺様・上総の台詞が本当にかっこよくて
思わず惚れ惚れしてしまいます。
むちゃくちゃな平の言動に怒ったり呆れたりしながらも、一途に想いをよせてくる平にどんどん惹かれていく様子が
台詞の端々から伝わってきます。悪態をついたり意地をはったりする裏側で紡がれる不器用なモノローグがとても素敵です。

拝金主義で人間嫌い、信じられるのはお金だけ。俺様・上総を支える信念を作り上げた過去の傷。
上総の回想シーンでは、幼い頃の近所の犬の思い出や、親の借金ゆえに捨てられてしまった過去、
愛していた彼女の裏切り…と切ないシーンが満載です。
ごく普通の子供だった上総が、どうして今のようになってしまったのか。辛い思い出を語るシーンでは、安元さんが強がりつつも
切なさを滲ませたトーンで上総の思い出を語って下さっています。抑えた声音の中にも、震えるような悲しみや憤りが伝わってきます。
犬好きで知られる安元さん、特に子供の頃の犬のエピソードには、「犬がかわいそう…」と何度も仰っていました。

お二人のキャラクターの把握ぶりは、キャラクターそのものがまさにそこにいるような感覚を覚えるほどで、
どこをとっても上総と平そのものの演技に、収録はスムーズに進んでいきました。


さて、作中では、平と上総のシーンではほほえましいやりとりや、二人のかみあわなさ、かわいさに思わず笑みがこぼれる
場面が多数登場します。上総の匂いで平が彼の帰宅に気付くシーンでは、遊佐さんがスンスンと匂いをかぐそぶりのアドリブをして下さいました。
OKの後、隣のマイクに立つ安元さんに、

遊佐さん 「(鼻をスンスンさせて)かわいい(笑)?」
安元さん 「かわいい(笑)」
「かわいいね〜(笑)」
遊佐さん 「(おどけて)かわいすぎてみんな死んじゃうかもしれないから気をつけて(笑)!」

と冗談を言われたりと、収録は作品の楽しい雰囲気そのままに進んでいきます。
そして、キャストのお二人もお気に入りのシーンが、平が上総に元気になってもらおうと色々と試みる場面なのですが、
ここの平と上総のかみ合っていないやりとりは必聴です!
自分が嬉しいことを上総にもして喜んでもらおうと必死な平と、平の突飛な行動に呆れつつも、その気持ちに気付いて平を愛おしく思う上総。
「ボール……ほら、ころころって…」等、かわいい平の仕草や言葉に、思わず上総同様、笑顔になること間違いありません。
その他、シリアスな場面も多くありますが、作中至るところで繰り広げられる二人の温かいやりとりや一途な想いにぜひ癒されて下さい!

また、二人が肌を重ねるシーンは、ほのぼのしたやりとりから一転、上総の色気滴る言葉
攻めの数々と、豹変したような艶っぽい平に思わずドキドキさせられます! 

犬と人間。平の秘密はどうなってしまうのか? 上総の誕生日をきっかけに二人の間に大きな事件が起こります!
上総と平、一人と一匹の恋愛はどうなるのか? ぜひドラマCDを聴いてお確かめ下さいね!
遊佐さんと安元さんお二人での収録は順調に進み、無事本編が終了となりました。

そして、購入特典のフリートークでは、今回のお話に関してや、キャラクターについてなどを語って下さいました。
仲のよいお二人の楽しいトークがたくさん詰まっていますので、ぜひぜひこちらもお楽しみ頂ければと思います。
わきあいあいとした楽しい雰囲気で1日目の収録は無事終了となりました。

■ 収録2日目

収録2日目。2日目は杉田さん・岸尾さんのお二人での収録からスタートです。
まず、簡単なキャラクターの確認が行われ、その後、テスト収録が行われました。
久しぶりに演じられるキャラクターにも関わらず、お二人はすんなりと守と竟輔のキャラクターの雰囲気を作り出して下さいました。
はきはきと元気な守、キリッとしていながらもどこかずれた竟輔と、役作りはお二人とも完璧で、そのまま本番へ。
更に、杉田さんには竟輔のキャラクターを意識しすぎて硬くなりすぎないよう、特に守に対しては柔らかく、と追加のリクエストが加えられました。
「はい、分かりました」と背筋を伸ばしたまま、姿勢を乱さず答えられる杉田さん。
その落ち着いた姿はまさに竟輔そのものでした。


収録は、先日収録済みの平と上総の音源を聴きながら、実際に会話をするように進んでいきます。
平と上総の声に耳を澄ましながら演技をされる岸尾さんと杉田さん。
自然にやりとりをされながら、違和感なく作品の世界を繰り広げて下さいました。

さて、今回の『ご主人様と犬2』では、1の時に比べ、竟輔と守の物語が大きな比重を占めています。
そのため、主にモノローグを担当された守役の岸尾さんは膨大な台詞量に。
竟輔と守のシーンでは、岸尾さんがひたすら喋りっぱなしです。そして台詞量だけでなく、
守は比較的テンションの高いキャラクターのため、自らつっこんだり、まくしたてたり…と全編を通して高いテンションで演じなければなりません。
コミカルなシーンでは、守の台詞にト書きで(一息で一気に)等の指示もあり、とにかくひたすらマイクの前に立ちっぱなしの岸尾さん。
脅威の集中力で次々と長台詞を畳み掛けられます。さすがです!

杉田さん演じられる竟輔に振り回されながらも、どんどん彼に引かれていく守。
貧しさ故にお金に目がくらんで竟輔のブリーディングをOKしたり、最初は嫌がっていた竟輔が種付けをすると言い出したことで嫉妬したり、
竟輔の寿命を知ってショックを受けたり…感情表現の豊かな守を、生き生きと色鮮やかに表現して下さる岸尾さん。
膨大な台詞量と戦いながら、更にこちらからの「今の台詞はもっとかわいく」等の要望にもすぐさま応えて下さいました。
疲れた顔を見せない、真剣なお姿にスタッフ一同感心しきりでした。

そして、グレートデンの竟輔を演じられる杉田さん。
元々は犬でありながら、知能が高く、独特の美意識と思想を持ち、守を振り回す俺様っぷりが光っています。
杉田さんの演じられる竟輔の独特の台詞回しがとても素敵です! 有無を言わせないオーラが台詞の端々から伝わってきます! 
きれいな物が好きな竟輔。守を愛するが故に、彼を美しく飾り立てたいと意欲を燃やします。
守から見れば理解不能な竟輔の行動も、竟輔にとってはすべて守を想うが故の行動。
一見強引ながらもどこか憎めないのは、竟輔の感情を抑えた台詞やモノローグに、杉田さんが的確に守への想いを
表現して下さっているからだと思います。終始ストレートに表現される守への愛情に、守と一緒に聴いているこちらが思わず
ほだされそうになってしまいます。杉田さんの紡がれる竟輔の守への一途な想いをご堪能下さい!


岸尾さんと杉田さんの息のあった演技に、収録は順調に進んでいきます。
最初は種付けを嫌がっていた竟輔が、それを引き受けた目的とは…?
グレートデンであるが故に待ち受ける竟輔の運命。そして、それを知った守は…?

竟輔に振り回されて何だかんだ言いながらも、彼を愛している守。
竟輔の寿命の問題を知った守は、いつか訪れる別れに怯えながらも竟輔に想いをぶつけます。
否定してほしい、自分の側にずっといてほしい――。
必死に竟輔に迫る守と、どこか達観したような竟輔。犬と人間という立場が、大きく二人の前に立ちふさがるシーンは、とても切ないです!
岸尾さんの震える息や、涙ながらに紡ぎだされる守の悲痛な叫びに、胸が痛くならずにはいられません。
そして、そんな守を優しく抱きしめる竟輔。杉田さんの演じられる竟輔の、守への言葉が愛情に溢れていて思わずキュンとさせられます。
温かくもどこか切ない二人のやりとりに、思わず涙がこぼれそうになってしまいました。

肌を重ねるシーンは、本当に愛情の溢れた幸せなシーンになっています。いつか訪れる別れに怯えつつも、ひたすら体中で
想いを伝え合う守と竟輔。ラブラブだけどもどこか切ない素敵なシーンです。
そして、そんなこんなで感動のHシーンのラストは…?
最後はやっぱり竟輔に振り回されてしまう守の受難(笑)の様子をお楽しみ下さい!

また、守&竟輔編では、原作の楽しい短編も今回音声化されています。
性欲魔人・竟輔への仕返しに守が準備したある物とは? 予想外に竟輔が嵌ってしまった物とは? 思わず笑いのこぼれる短編もお楽しみに!

そして、本編終了後の特典フリートークでは、岸尾さん・杉田さんのお二人で、楽しいお話を繰り広げて下さっています。
全力投球だった本編の収録を終えて、若干燃え尽き気味(笑)のお二人でしたが、収録中の様子や、キャラクターについてなど、
ここでしか聞くことが出来ないお話が詰まっています。必聴です!

そして、岸尾さん&杉田さんペアと入れかわるようにスタジオにいらっしゃったのは、浅田役の平川さんと大庭役の羽多野さん。
前作のキャラクターを確認し、テスト収録に入ります。クールな浅田先生と、好青年の大庭。イメージぴったりの演技にこちらもすぐに本番へ。
他のキャストの皆さんの演技を聞きながら、台詞をかけあって収録していきます。
お二人共、出演シーンは少ないですが、台詞のニュアンス、言い回し、表現、と一言一言にこだわって、プロデューサーに確認されつつ
役に取り組んで下さいました。全く妥協のない平川さんと羽多野さん。そのプロ意識には感心しきりでした。


その後、ガヤやその他シーンも全て収録し、2日間に渡った「ご主人様と犬2」の収録も無事終了。
平、上総、守、竟輔、浅田、大庭と、魅力的なキャラクターが満載の楽しい作品を前作に引き続きイメージぴったりのキャストの皆さんが
見事に演じきって下さいました。
笑いあり、涙ありの盛りだくさんな内容になっています。
7月28日発売、『ご主人様と犬2』。皆さんぜひお楽しみに!

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