Atis collection

[Atis collection] >> [Recording Report] >> [ミスター・ロマンチストの恋(Interview)]

Interview
(写真左から)
・有坂和志 役
 羽多野渉さん
・千野純直 役
 杉山紀彰さん
・藤木朋巳 役
 寺島拓篤さん

Question01 収録を終えてのご感想をお願いします。
寺島さん 「ストーリーはとても甘酸っぱい感じで、胸がキュンとするような、僕もニヤニヤしながらお二人のお芝居を
聴いていたんですけれども、とても素敵な作品だと思います。
役柄としましては、杉山さんが演じられる千野の友達役ということで、千野のことが心配で心配で…
という風には言わないんですけれども、大事な親友ですから、幸せになってほしいなということで、
あれやこれやと動き回って体を張った助けをしてやるというとてもいい奴です」
杉山さん 「僕が台本を見せて頂いて最初に感じたのは、すごく温かいなというのを感じたんですね。
絡みの表現がきつめの作品も多い中、すごくハートがあるといいますか、心温まる感じのお話で、このくらい人から
愛され愛することができたら、男だろうが女だろうが人生幸せなんじゃないかなという風に感じましたね」
羽多野さん 「まず台本を読ませて頂いて、有坂君のキャラクターが思ったよりもクールで、最初冷たいような印象だったんですね。
ここからラブストーリーがどう始まるのかな、なんて思ったんですけれども、一人のごくごく普通の男の子が
男性を好きになっていくという過程を、聴いて下さる人に楽しく伝えられたらいいなといいますか、心情の移り変わり…
何がきっかけで千野のことが好きになっていくのかというのを、じんわりと表現できるようにやらせて頂きました。
最終的にはすごく熱量の多いところに行ってしまいました(笑)。楽しくやらせて頂きました」

Question02 作品中、印象に残ったシーン・聞いて欲しいシーンなど、このCDの聞き所をお願いします。
寺島さん 「僕はフリートークでも言ったんですけれども、千野が泣きながら弁当を食べているシーンがもう~!(涙)
この子はなんていじらしいんだぁ~!(涙)って。(千野に)もう泣くなら弁当あげなよー!!と、かわいいなぁと思いました。
そこがどうしても好きですね、やっぱり」
杉山さん 「印象に残っているシーンは色々あるんですけれども、千野の想いの空回りといいますか、有坂君を想って色々なことをするんですが、
素直にそれを言えずに言い訳をしてしまったり逃げてしまったりという葛藤といいますか、台詞とモノローグの違いといいますか、
そういう部分が全編にちりばめられていて、そういうところが千野君のキャラクターが最も色濃く出ている部分かなと思います。
ツンデレというのとはまた違うんですが、強い想いがありつつも、上手く伝えられない気持ちの空回りみたいなものを
お伝えできていたら嬉しいなと思います」
羽多野さん 「有坂的に、演じる前に、色々考えながらここはどうやって演じようかなと思ったシーンがあったんですが、
有坂は侍とまではいかないですけれどもちょっと硬いところがあって、自分のために作ってくれたものを人にあげるなんて考えられないという
信念があるんです。それで、(お弁当のシーンで)千野にそのお弁当は僕は受け取れません、ときつく突き放してしまって、
千野が泣いちゃうんですけれども、その後有坂も“さっきは強く言い過ぎちゃったかな”と本当は気にしていて、
千野の切り傷を見た時に、“あの弁当、まさか…!”というこの気付きがね!」
寺島さん 「ものすごい洞察力だね(笑)」
杉山さん 「(笑)」
羽多野さん 「鋭すぎやしねえ!?と思ったの(笑)」
寺島さん 「名探偵有坂です(笑)」
羽多野さん 「名探偵だよね(笑)。もしかして、自分で?しかも僕のために?みたいに鋭い有坂は考えたんじゃないかと思うんですね(笑) 
そういうところを聴いて頂ければと(笑)」
杉山さん 「名探偵有坂っぷりをね(笑)」
寺島さん 「主張はしてないですけどね。自然とそういうところが見えちゃうっていう」
羽多野さん 「そうそう。いかにそれをさりげなく演じるかというのが難しかったんですよ」
杉山さん 「確かにね」
羽多野さん 「でもそれは、自分が突き放したんだけども、千野を傷つけてしまったんじゃないかとずっと気にしていたんだと思うんですね。
だから気付いたといいますか、千野が傷ついている様子を見て“これはまさか”と(笑)。そういう有坂の優しさを聴いて頂きたいなと(笑)」
杉山さん 「(笑)」
寺島さん 「じゃあそれに付け加えていいですか?僕は、その有坂の洞察力を持ってしても見抜けなかった朋巳の演技力です!」
杉山さん
羽多野さん
「(爆笑)」
寺島さん 「こいつヤな奴ー!と思わせたまま二人をくっつけた、ね」
羽多野さん 「そりゃそうだ(笑)」
寺島さん 「すいません(笑)」
羽多野さん 「素晴らしいね(笑)」
寺島さん 「ほんとすいません(笑)」
羽多野さん 「素晴らしい演技だった(笑)」
寺島さん 「…そういうつもりじゃない(笑)」
杉山さん 「(笑)」

Question03 共演されたご感想をお願い致します。
寺島さん 「僕としてはメインのお二人が大好きなので、単純に楽しみにして今日は現場にやってきました。
思った通り素敵な空気でやらせてもらったなと思って」
羽多野さん 「なんだこのプレッシャーは(笑)」
杉山さん 「(笑)」
寺島さん 「本当に杉山さん、羽多野君は大好きな人なので、“やった!”と単純に嬉しかったです」
杉山さん 「持ち上げられても何も出ないですけれども(笑)」
羽多野さん
寺島さん
「(笑)」
杉山さん 「僕も今回すごく楽しく演じさせて頂いて、尚且つ羽多野君や寺島君もそうなんですけれども、他の若い方々もとても心優しい感じで、
(スタジオに)来てすぐに挨拶して下さって、僕そんなにベテランじゃないのに、みなさん優しいなと思って」
寺島さん 「いやいや挨拶に行きますって(笑)」
杉山さん 「いやいや。でもそういう些細なところからでも、みんなの優しさを感じて、収録中も合間合間に些細なことで皆で“あはは”って笑いあって、
和やかで楽しい時間を過ごさせて頂いてすごく有意義で充実した収録でした」
羽多野さん 「文字で分かるかどうか、この現場の空気感が伝わるかどうかというところなんですけれども、すごく印象的だったのが、このスタジオで、
このレーベルでこのディレクターさんでというのを、何作品かやらせて頂きまして。ディレクターの阿部さんといえば、名物ディレクターですが、
フリートークを聞かれて、“こんなにまとまりのあるフリートークは久しぶりに聞いたね!(笑)”って」
杉山さん
寺島さん
「(笑)」
羽多野さん 「僕もフリートークの司会をやらせて頂いたこともあるんですが、進行?なにそれ!?みたいなところが結構多いんですよ(笑)」
寺島さん 「遊ぶぜ!っていう(笑)」
羽多野さん 「そうなんですよ!そこがですね、びしっと杉山さんが締めて下さったんで、こういうまとまった空気感といいますか、
一つの一体感の中でドラマとフリートークまでやらせてもらったのがすごく印象的で楽しかったですね」
杉山さん 「フリートークもとても楽しかったですね」
羽多野さん 「ちゃんとした進行があるとこんなにきれいなフリートークに(笑)」
寺島さん 「きれいなね(笑)」
羽多野さん 「ちゃんと順々に話して」
寺島さん 「誰もひっかきまわす人もいないで(笑)」
羽多野さん 「そうそう!適度なクロストークね(笑)。僕、なんだか番組みたい!って思って」
杉山さん 「(笑)」
寺島さん 「そうそう!あるんだこんなフリートークって思いました(笑)」
羽多野さん 「本当にフリーだからね、大概ね(笑)。だからすごく今日は楽しかった」

Question04 ファンの方への一言をお願いします。
寺島さん 「とってもとっても可愛くていじらしくて、本当に素敵な純愛恋物語でございます。
みなさんもいろんな恋をしているとは思いますが、たまにはこんな恋を聴いて、自分もピュアな気持ちを取り戻して素直に好きって
言えるように頑張ろうって思ってもらえたらなと、僕は傍から聴いていて思いました。
僕は恋愛にはなかなか絡んでいけないんですけれども、そういうところを聴いて頂いて少しでも温かい気持ちになって
明日の励みにしてもらえたらなと思います」
杉山さん 「先ほども言いましたが、とても心温まる、アットホームなお話ですので、ともするとギスギス殺伐としてしまう昨今なので(笑)
そんな中でみなさんに“こんな純粋な想いもあるんだ、いいな”と思って頂いて、自分の好きな方、周りの方々に優しくして、
また優しくされてといった形でみなさんにこの作品の中の温かい雰囲気・空気が伝わって、幸せになって頂けたらなと思います」
羽多野さん 「難しい言葉を使うのは苦手なんですけれども、一言で言うならば、まさにロマンチックな恋が詰まっている一枚だと思いますので、
ぜひみなさんこれを聴いて浸って頂きたいと思います。浮気は絶対に許さないぞ ♥」

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