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Recording Report

カフェラテ・ラプソディ 収録レポート

11月中旬、都内スタジオにて「カフェラテ・ラプソディ」の収録が行われました。
今回、白石役の小西さんは別途収録となったため、2日間に分けて収録が行われました。
収録レポートでは2日間それぞれのご様子をお届けいたします。

■収録1日目
1日目は、鈴村さん・羽多野さん、他キャストさん達の収録が行われました。
収録当日、次々とキャストの皆さんがスタジオにやって来られます。
朝早くにも関わらず、皆さんは笑顔で挨拶を交わされ、鈴村さんを中心に収録が開始するまで楽しそうに談笑されていました。
キャストの皆さんが全員集合したところで、プロデューサーがキャストの皆さんの紹介や原作者の川唯先生の紹介をします。
川唯先生から「可愛く、ラブく、キラキラしたお花のような感じにしたいです」というお言葉をいただき、また、キャラクターに関しても
「恵人は、話すのが苦手で考えながら喋っているためにたどたどしい話し方なんです」「芹沢はとても素直で、明るく、でも傷つきやすいキャラクターです」と
具体的なイメージを伝えられ、先生の言葉に羽多野さん・鈴村さんも真剣な様子で頷かれていました。

まずはじめに各キャラクターの設定を行うため、テスト収録が行われました。
数シーンを演じていただいた後、先生・スタッフ全員で各キャラクターについて話し合いが行われます。
芹沢を演じられる鈴村さんは、キャラクターのイメージ通りで、先生からも「大丈夫です。可愛かったです!」というお言葉をいただき、
テストのまま本番に進んでいただくことになりました。
羽多野さんが演じられる恵人は、大男で強面でありながらも、実は可愛らしい乙女な思考の持ち主という難しいキャラクター。
本作では、恵人の持つ可愛らしさをいかに出すかという難しい演技が求められるため、雰囲気の違う声や話し方を変えたりと、
プロデューサーと先生の意見を伺いながら、何度もテストが繰り返されました。
恵人のキャラクターに関してディスカッションを繰り返した後、設定としては声はあまり低くせずに、純粋さや可愛らしさを出し、
また芹沢に心を開いていくに連れて、徐々にもっと可愛らしさが出てくるよう演じていただくことになりました。
その他の各キャラクターの的確なイメージや要望などもキャストの皆さんに伝えられ、キャラクター設定が終了しました。


キャラクター設定が終わった後は、本番がスタートします。
物語は、芹沢の勤める書店で初めて芹沢と恵人が出会うシーンから始まります。
店頭での二人の些細な出来事から、少女漫画のような可愛いストーリーが進んでいきます。

芹沢を演じられる鈴村さん。台詞の言い回しや声のトーンなど、まさに芹沢そのものです。
人を見かけで判断しない素直な心を持ち、いつも明るく笑顔で人懐っこい芹沢が本当に目の前にいるかのようでした。
恵人の見かけとは違う本質的な可愛らしさに気付き、恵人の内面を知っていくうちに惹かれていく芹沢の気持ちを、鈴村さんが巧みに演じられています。
また、芹沢の恵人を想う様子からは優しく包み込んでくれるような心地良さが感じられます。鈴村さんの温かみのある声と演技は、
聴いているこちらが思わず甘えたくなってしまうほどの心地よさです。優しい芹沢の魅力が、鈴村さんによって台詞の端々まで込められ、
見事に表現されていました。

一方、羽多野さん演じられる恵人は、恐い人かと思いきや本当は優しい性格の持ち主であるということが、台詞の一言一言から感じられます。
特に最初はたどたどしく、徐々に芹沢に懐いていく様子が本当に可愛らしいです。恵人の照れて恥ずかしがっている姿には思わず先生も「可愛い…!」
と呟いてしまう程でした。
恵人役の羽多野さん、全体を通して高めのラインで、あまり声が太くならないようにしつつも、芹沢に出会ったことで徐々に恵人の本来持つ可愛らしさを
表現するという難しい演技が要求されましたが、そこはさすがの一言。思わず微笑ましくなるような可愛さをたっぷりと表現して下さっています!
とりわけ恵人が宇宙の色について説明するシーンでは、本当に子供のような純粋さがあり、そんな恵人の姿は微笑ましく、愛しい気持ちが込み上げ、
心温まるシーンとなっています。

前半部分の収録は順調に進み、休憩を挟んで、ガヤ録りを行うことになりました。
書店内・小さなバー内・大学のキャンパス内の風景にあわせたシーンを演じていただきました。その場面に合った台詞をキャストの方々が演じて下さっています。
どのシーンもわきあいあいと行われ、カットがかかった瞬間に思わずスタジオ内から笑いが起きてしまうほど楽しいものになっています。
どのシーンもキャストの皆さんの遊び心が溢れるものとなっていますので、耳を澄まして聴いてみて下さい。


その後のシーンは鈴村さんと羽多野さんの掛け合いが主になるため、お二人だけの収録となりました。
また、プロデューサーの「恵人は声が低くならないようにね」というアドバイスに、低くかっこいいお声で「はい」と、おちゃめなところを見せてくださる羽多野さん。
「やるぞー(笑)」と気合を入れられる鈴村さん。
和やかな雰囲気の中、お二人での収録がスタートします。本番前まではにこやかに冗談を言い合われていたお二人ですが、マイクの前に立つと一変し、
キャラクターになりきるお姿はまさにプロです!

お二人だけのシーンは、聴いているこちらが照れるほどに、甘く幸せなやり取りがいっぱいです。恵人と芹沢が料理をするシーンや、
芹沢の少し意地悪な台詞とそれに拗ねる恵人とのやり取りのシーンなど、ラブラブで楽しく、甘い雰囲気が溢れていて、
思わず恋人とはこんな風に過ごしたいな…と思わせてくれるほどでした。肌を重ねるシーンは、さらに甘ーい幸せいっぱいな雰囲気に溢れています。
恵人と芹沢の心がどんどん寄っていく繊細な感情の変化を、お二人とも見事に演じてくださいました。

その後、再び他のキャストさんもスタジオに入り収録が行われます。
恵人の幼馴染である里梨子や芹沢の同僚達と、様々なキャラクターが絡みながら物語が進んでいきます。
恵人を好きな女の子を目の当たりにして、幸せすぎるこの日常が終わってしまうかもしれないと思う芹沢の不安な気持ちが、
聴いているこちらまで胸を切なくさせます。芹沢の明るい性格の裏に潜む複雑な気持ちを、鈴村さんが丁寧に演じてくださっています。

一方、そんな不安を抱える芹沢に気付かず、彼のことが大好きでしょうがないといった素直な行動をする恵人の、芹沢に対する
一つ一つの台詞からは、「芹沢さんが好き」という気持ちがひしひしと伝わってきます。
とにかくストレートに愛情を表現するその姿に、ますます恵人が可愛らしく思えます。

不安のあまり芹沢が何気なく言った一言に、酷く傷つく恵人。混乱し、涙を流しながら英語で想いを伝えるシーンでは、羽多野さんの
声を震わせた切ない訴えに、思わず心が苦しくなりました。
この切ないシーンを見事に演じてくださった羽多野さんですが、実は事前に台本を読んだ時から、「英語だ…!どうしよう…!」と、
とても心配されていたとか。収録直前まで、不安そうに英語を練習されているお姿は可愛らしく、なんだか本当に恵人がそこにいるかのようでした。
この英語の台詞は、是非とも皆さんのお耳で実際にお確かめ頂ければと思います。

切ないすれ違いの後、芹沢が抱えていた不安を打ち明け、お互いの愛情をもう一度確かめ合う二人。気持ちが通じ合った後のラストシーンは、
本当に暖かい、愛情に溢れた幸せいっぱいのシーンになっています。芹沢と恵人の、甘くラブラブな、まさに少女漫画のような、
そんな心温まる世界を、ご堪能ください。
終始甘く可愛い雰囲気が漂う収録は順調に進み、無事に本編部分が終了となりました。


本編終了後は、エンディングトークの収録が行われました。
このエンディングトークでは、鈴村さんのトーク(無茶振り?)が冴えわたっており、それに四苦八苦される羽多野さん(笑)。
お二人からの小西さんへの振りにも大注目です。
爆笑必死のお二人のトークに、スタッフ一同、笑いが絶えませんでした。

そして、本日ラストの収録となったのは、購入特典となる鈴村さん・羽多野さんのフリートークです。
エンディングトークとは違ったテーマでトークをして頂いたのですが、どこまでも冴えわたるトークを繰り広げられる鈴村さんと、
それにツッコミを入れる羽多野さん。どこかの漫才師のようなテンポの良いトークを披露してくださっています(笑)。
本編に登場するキャラクターとは違ったお二人の楽しいお話をたっぷりとお楽しみいただける一枚となっています。
また、鈴村さんの無茶振りに懸命に応えた、羽多野さん作詞・作曲の「カフェラテ・ラプソディ」の歌は必聴です!
どんな歌になったか、ぜひとも聴いて頂ければと思います。



■収録2日目
2日目は、白石役の小西さんの収録が行われました。
収録予定時間よりも早くスタジオ入りされた小西さんは、真剣なご様子で一人台詞の練習をされていました。

まずは、テスト収録です。事前に収録が終わったキャストの方々の演技を聴きながら、
それに合わせて台詞を喋っていきます。
テスト終了後、小西さんの演じられる白石のキャラクターについての話し合いが行われます。
「フェロモンが出ているのに、チャラい」という、白石そのもののイメージで、テストのまま進めて
頂くことになりました。

ここから本番スタート。
白石が登場する最初のシーンは、元彼である芹沢の家に突然押し掛けてくるところから始まります。
芹沢にちょっかいをかける姿はチャラい男そのもの。けれども、どこか憎めない白石。
小西さんの演じられる白石は、体中からフェロモンが溢れていて、芹沢の耳元で甘く囁くシーンでは、
思わず顔が赤くなってしまうほど、色気漂うものでした。
また、軽いふざけた男かと思いきや、悩む芹沢に的確な言葉を言うシーンの白石には、思わずかっこいい!
と思わされます。出番は少ないながらも、存在感溢れる白石。
チャラチャラしていたり、的確な言葉を吐くかっこいい男だったりといった様々な表情を、
小西さんが巧みに表現してくださいました。

収録は順調に進み、無事終了となりました。
芹沢や恵人とは違った大人の男の甘さを存分に含んだ白石が加わることで、一段と作品の魅力が
引き立っています。

本編終了後は、エンディングトークの収録でした。
まず、事前に録られた鈴村さん・羽多野さんのトークを確認されます。お二人のトークと無茶振りに
思わず笑ってしまわれる小西さん。
聴き終わった後、どう喋ろうか考えられているご様子でしたが、すぐに収録がスタート。
小西さんがお二人のトークに合わせてどう喋られたのか、皆さんお楽しみに!
※本編終了後のエンディングトークは収録時間の都合により、本編ディスクに収められませんでした。
かわりに、公式ホームページ,K-BOOKS系列店舗購入特典のディスクに収録させていただきます。
詳しくは、購入特典ページの「カフェラテ・ラプソディ」の該当部分をご確認下さい。


キャストの皆さんの素晴らしい演技のおかげで、この作品の可愛く甘い雰囲気がたっぷりと味わうことのできる一枚となりました。
12月28日発売、「カフェラテ・ラプソディ」。皆さん是非お楽しみください!

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