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Recording Report

ラブネコ 収録レポート



ネココ 役
武内健 さん
矢吹英二 役
中村悠一 さん
浅倉 役
高橋広樹 さん
ミミオ 役
下野紘 さん
俊明 役
三宅健太 さん
7月初旬、「ラブネコ」 の収録に行って参りました。

ドラマCD版 「ラブネコ」 のストーリーは…
高校教師・矢吹英二が毎日の淋しい生活に疲れ、癒しを求めてネットをさまよっていたところに見つけたのはネコ型3Dラブマシン・ネココ。
早速購入してみたものの、届いたのは、予想外の男型!?
しかもそのネココを制作したのは、教え子でロボ研部員の浅倉・山崎・三木の三人組で――。
英二は彼等にネココの購入を知られ、噂を流すかわりにラブマシンであるネココの性に関するデータ収集に協力するため、ネココを(Hな意味で♥)
どんどん使って、逐一報告するよう脅されてしまいます。
すぐにHなことを仕掛けてくるネココに振りまわされつつも、一途に想いをよせてくるネココに段々と惹かれていく英二なのですが――。

可愛くもずる賢いネココ、意地っ張りながらどこか人のよい英二はもちろん、浅倉、山崎、三木など個性豊かなキャラクター達が織り成す、テンポのよい作品です。
また、ネコ型3Dラブマシン人妻バージョン・ミミオと優しく真摯な俊明の物語と、更にネココとミミオがとりかえっこされるおまけ番外編も収録しています。

キャストの皆さんがスタジオに集合し、プロデューサーから収録のスケジュールが説明された後、キャラクターを設定するためのテストにうつります。
数シーンを演じていただき、キャラクターの声を決定していくのですが、テストの段階からキャストの皆さんのテンポの良さ、コミカルな演技に
スタッフから笑いがこぼれました。

今回は原作者の三島先生はお仕事の都合で収録には来られなかったのですが、キャラクターに関しては先生から具体的なイメージを頂いていたため、
的確な意見が出されました。

ネココ役の武内さんには、すでにかわいいネココを、もっと若く、過剰なくらいかわいく演じてもらうことになりました。
英二役の中村さんは、基本の声はそのままで、怒鳴ったりする際に声が太くなってしまう部分があるので、そこは若い声を保ってもらうように。
浅倉役の高橋さんはテストのままのイメージで進んでもらうことになりました。
生き生きとした皆さんの演技は、まるでキャラクターがそのまま漫画の中から飛び出てきたようで、本番が始まる前からドキドキ胸が高鳴ります。

 

いよいよ本番がスタート。

物語は武内さんと中村さんのテンポのよい絶妙なかけあいから始まりました。
ポンポンと飛び出す台詞の押収は、息をつく暇もないほど。
ぐいぐい迫ってくるネココに怒鳴りまくる英二の会話は、まるで夫婦漫才を聞いているようです(笑)。

かわいくぶりっ子したかと思うと、ブラックな一面を見せたりと、まさにコロコロ変わる猫そのもののネココを変幻自在に演じられる武内さん。
一つ一つの台詞の語尾に♥(ハートマーク)を感じるほど、かわいいです!
作中 「ニャー」 という鳴き声が数回出てくるのですが、色々なパターンで演じて下さっています。必聴です!
また、シリアスなシーンでは英二を一途に思うネココの想いが切ないほど表現されています。
一途に英二を想って泣くシーンでは、思わず胸がキュンとしてしまいました。
かわいいぶりっ子なネココ、鬼畜な(笑)攻めネココ、シリアスに想いを訴えるネココと、様々な表情を武内さんが絶妙に演じわけて下さいました。

英二を演じられる中村さんは、怒涛のように迫ってくるネココに終始怒りっぱなし。
怒鳴ることの多い、比較的テンションの高いキャラクターですが、長台詞も勢いよく一息でしゃべりきります。
ネココや浅倉を初めとするロボ研部員に振り回される英二を、男っぽさを残しつつ、かつどことなくかわいさをにじませて演じて下さいました。
一途に想いを寄せるネココを、どんどん好きになっていく英二。
素直じゃない台詞の中にも、そんな英二の心の動きが聴き手に伝わるよう表現された演技がとっても素敵です。

 

作中、ロボ研の部室に、英二がネココを抱えて行って乱暴に放り投げるシーンがあるのですが、

中 「放り投げるってありますけど、どのくらい放り投げる感じですか?結構強め?」
P 「そうだね。結構乱暴な感じで、思いっきりやってくれていいです。武内君はそれを受けてもらって」
中・武 「はい」
中 「(ネココを放り投げて) でぇいっ!!」
武 「ぐえっ!」
P 「OK、頂きました」
武 「………ひどい(笑)」

OK後にぽつりと呟かれた武内さんの言葉に、スタジオにいた全員が吹き出してしまいました。

 

浅倉を演じる高橋さんには、今時のクールな高校生を好演していただきました。
ロボ研の中心人物として最初はネココを買った英二を脅すのですが、英二と触れ合う内に英二に心惹かれていく様子を、最初は嫌味な声音で、
気持ちを自覚してからは段々と好意をにじませて…と繊細に表現して下さいました。
英二に迫るシーンでは、ぞくっとする程の艶声で…とっても色っぽいです!
英二を挟んだネココとのライバル関係も必聴です!

ネココ&英二の本編収録が終了したところで、ミミオ役の下野さんと俊明役の三宅さんが収録に参加されました。
ここでメインキャラクター全員が集合。

お二人のテスト収録で、まず下野さんが演じられたのはやんちゃ風なイメージのミミオ。
幼い感じがとってもかわいかったのですが、人妻バージョンということを意識して、もっとしっとりとした、大人しくてピュアな
「大和撫子」 のイメージで演じて頂くことになりました。

三宅さんの俊明は、落ち着いた優しい大人の男性。
イメージはそのままで、もっと若めの声を意識して演じて頂くことに。
同じラブマシンと飼い主でありながら、ネココ&英二の関係とミミオ&俊明の関係は全く違ったもので、この違いにもぜひ注目して下さい!

ミミオを好きになってしまったために、ラブマシンとして使おうとしない俊明に焦れるミミオ。
お互いを好き同士故のすれ違いに、思わず胸がキュンとします。
そしてこのカップル、最後は驚きの展開に!!
他では聴けない下野さんと三宅さんの楽しい演技を、ぜひお聴き逃しなく!

 

その他、番外編では、ネココと英二のラブラブかつ相変わらずな日常の1シーンと、ネココとミミオが入れ替わるお話しも。
飼い主が変わった時の、2匹の性格の違いをお楽しみ下さい(笑)。

本編、さらに番外編が3本ともりだくさんな内容を収録した後は、全員でのフリートーク。
プロデューサーのご指名を受けて、三宅さんが司会進行役に。
大きな体でどことなく挙動不審な三宅さん(笑)、フリートークでは皆さんにいじられっぱなしでした(笑)。
三宅さんのどこかとぼけたトークに、全員が笑いっぱなし。
緊張の解れたキャストの、皆さんの様子がお楽しみいただけると思います。

 

さて、その後は恒例の写真撮影をさせていただきました。
相変わらず写真撮影に慣れないカメラマン、挙動不審な動きをしつつも、「もう1枚」「もう1枚」 と撮影をしていたのですが…

カ 「何かポーズを変えて頂いて…」
中 「どんなのがいいの?」
カ 「………かわいい感じでお願いします」
下 「かわいい感じ?!」
武 「かわいいってどんなの?」
中 「かわいい感じなんて初めて言われたなー」
三 「うーん、ネコとか?」
下 「ああー、ネコね。(手でネコのポーズにしながら) こういうの?」
ほっとして頷くカメラマンに、
高 「じゃあ、武内くんと下野くんがネコのポーズだよね」
カ 「折角なので、皆さんで…」
全員 「ええ?!」


と驚かれつつも、皆さんでかわいいネコのポーズをして下さいました。
終始楽しく進んだ収録は全て無事終了となりました。キャストのみなさんの熱演を、ぜひお楽しみいただきたいと思います。
それでは、8月28日発売 『ラブネコ』皆さんぜひお楽しみにっ!!!

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